<LOGOS・パナソニック>健康面で独自感を、パナソニックの新たな挑戦
パナソニックは、2017年にエアコン事業60周年を迎える。記念すべき年に向けて選んだ愛称は「エオリア」で、「1日の摂取量が最も多い『空気』を大切にしてほしい」という思いを込めた。
■会社データ
企業名:パナソニック
所在地:大阪府門真市門真1006
創業:1918年
■案内人
左からコミュニケーション部クリエイティブ課の高須泰行主幹と
メジャーアプライアンス商品部エアコン商品課の宮代達主幹
エオリアは、ギリシャ神話の風の神「アイオロス」が由来。採用した理由は「健康面でパナソニックの独自感を出していきたい」(コミュニケーション部クリエイティブ課の高須泰行主幹)という狙いがあったからだ。
エオリアのロゴ
健康を意識した言葉を中心に、「1000を超えるワードを検討した」とメジャーアプライアンス商品部エアコン商品課の宮代達主幹。多くの候補から愛称に決まったエオリアは、響きや語感の良さが評価されたという。
エオリアの「WXシリーズ」
家電量販店では、ほかのメーカーやブランドのロゴが数多く並ぶ。そのため宮代達主幹は「シンプルさだけだと、家電量販店の店頭では個性がなくなってしまう。店頭で目立つようにするため、ロゴは他社を意識しながら考案した」と説明した。
完成したロゴは、印象の強さをアピールできるように太字を採用。さらに、丸みと角度をつけたオリジナルの書体にして、エオリアのイメージである「健やかに吹く風」を表現した。
高須主幹は「斜体のフォントはトレンドではないが、逆にそこを個性にして、洗練された特徴的なロゴとして見えるようにした」と解説した。
ロゴのデザインでは、マーケティング部門だけでなく、プロダクトデザイン部門の担当者も参加し、意見を出し合った。室外機につけた際の最適な見え方も検証し、ロゴの色や配置を細かく調整した。
エアコンの分野では、「長い歴史と高い認知度を誇るスーパーブランドを持つ競合他社」(高須主幹)に挑む構図。エオリアを武器に割って入ることができるか。パナソニックの新たな挑戦は始まったばかりだ。
企業や製品の顔となるロゴ。日常的によく目にするが、由来やこだわりはご存じだろうか。そんな疑問を解決する連載企画「LOGOS」。第4回はパナソニックのエアコン「エオリア」を取り上げる。
■会社データ
企業名:パナソニック
所在地:大阪府門真市門真1006
創業:1918年
■案内人
左からコミュニケーション部クリエイティブ課の高須泰行主幹と
メジャーアプライアンス商品部エアコン商品課の宮代達主幹
エオリアは、ギリシャ神話の風の神「アイオロス」が由来。採用した理由は「健康面でパナソニックの独自感を出していきたい」(コミュニケーション部クリエイティブ課の高須泰行主幹)という狙いがあったからだ。
エオリアのロゴ
健康を意識した言葉を中心に、「1000を超えるワードを検討した」とメジャーアプライアンス商品部エアコン商品課の宮代達主幹。多くの候補から愛称に決まったエオリアは、響きや語感の良さが評価されたという。
エオリアの「WXシリーズ」
家電量販店では、ほかのメーカーやブランドのロゴが数多く並ぶ。そのため宮代達主幹は「シンプルさだけだと、家電量販店の店頭では個性がなくなってしまう。店頭で目立つようにするため、ロゴは他社を意識しながら考案した」と説明した。
完成したロゴは、印象の強さをアピールできるように太字を採用。さらに、丸みと角度をつけたオリジナルの書体にして、エオリアのイメージである「健やかに吹く風」を表現した。
高須主幹は「斜体のフォントはトレンドではないが、逆にそこを個性にして、洗練された特徴的なロゴとして見えるようにした」と解説した。
ロゴのデザインでは、マーケティング部門だけでなく、プロダクトデザイン部門の担当者も参加し、意見を出し合った。室外機につけた際の最適な見え方も検証し、ロゴの色や配置を細かく調整した。
エアコンの分野では、「長い歴史と高い認知度を誇るスーパーブランドを持つ競合他社」(高須主幹)に挑む構図。エオリアを武器に割って入ることができるか。パナソニックの新たな挑戦は始まったばかりだ。
※『BCN RETAIL REVIEW』2016年12月号から転載