プラスワン・マーケティング、他業種と協業し、訪日観光客向けサービスを強化
プラスワン・マーケティングは11月21日に新製品・新サービス発表会「FREETEL World 2016 Fall / Winter 2」を開催し、他業種企業とのパートナーシップの拡大に力を入れる方針を明らかにした。日本航空(JAL)やネットスターズ、JTBグローバルマーケティング&トラベルと協業し、訪日観光客(インバウンド)向けサービスを強化する。発表会では、協業の内容や、すでに実施したトライアルなどを紹介した。
トライアルサービスの概要
中国で利用者の多いネットスターズのSNSアプリ「WeChat」がパケット代無料で利用できるデータSIMカードを北京と上海から東京・羽田に上陸する便の乗客に配布した。
JALの深田グループ長
日本航空 路線統括本部 路線事業企画部 事業マーケティング戦略グループ グループ長の深田康裕氏は、「アンケート結果はおおむね好評で、次回も利用したいという声が半数を超えた。今後は本格的に実施するとともに、対象国・対象便を増やしたい」と語った。
ネットスターズの李代表取締役
また、「WeChatによるデータ通信を無料で提供するフリーテルのアプリが登場したことで、中国からのインバウンドにとって頼もしいコミュニケーションツールができ、訪日を後押ししている」と話した。
今後国内の500店以上で使えるクーポンブックを提供
今後はアプリから日本加盟店500店以上で使えるクーポンブックを提供するなど、訪日前の中国国内でのプロモーションにも積極的に活用していく考えだ。
久保寺事業開発プロジェクト長
JTBグローバルマーケティング&トラベルの事業開発プロジェクト長の久保寺繁氏は「日本は通信コストが高く、無料で使えるWi-Fi環境も整っていないと海外の人に指摘されている。安全・便利・快適に使える通信ツールを提供したいと模索していたところ、フリーテルのサービスにうまくミートした」と協業の経緯を説明した。
レンタル端末は「FREETEL REI(麗)」
貸し出した端末に、日本で便利に使える地図アプリなどをプリインストールしたところ、「好評で、また利用したい、という声が多かった」と久保寺氏は語る。今後は本格スタートに向けて準備を進めていく。
JALの機内で中国人観光客にSIMカードを配るトライアルを実施
JALは、プラスワン・マーケティングとの協業により、日本を訪れる中国人観光客に、JALの機内でSIMカードを配るサービスをトライアルで実施した。トライアルサービスの概要
中国で利用者の多いネットスターズのSNSアプリ「WeChat」がパケット代無料で利用できるデータSIMカードを北京と上海から東京・羽田に上陸する便の乗客に配布した。
JALの深田グループ長
日本航空 路線統括本部 路線事業企画部 事業マーケティング戦略グループ グループ長の深田康裕氏は、「アンケート結果はおおむね好評で、次回も利用したいという声が半数を超えた。今後は本格的に実施するとともに、対象国・対象便を増やしたい」と語った。
中国で人気のSNS「WeChat」とも協業 アプリからクーポンブックを提供予定
「WeChat」を提供するネットスターズは、昨年から中国人向け決済サービス「WeChat Payment」を日本国内に導入。代表取締役の李剛氏によると、「約600店舗での導入実績がある」といい、JALの機内でSIMカードを配るトライアルでも、決済手段として「WeChat Payment」オンライン決済版を提供し、8割が決済手段として利用したという。ネットスターズの李代表取締役
また、「WeChatによるデータ通信を無料で提供するフリーテルのアプリが登場したことで、中国からのインバウンドにとって頼もしいコミュニケーションツールができ、訪日を後押ししている」と話した。
今後国内の500店以上で使えるクーポンブックを提供
今後はアプリから日本加盟店500店以上で使えるクーポンブックを提供するなど、訪日前の中国国内でのプロモーションにも積極的に活用していく考えだ。
便利なアプリを入れた「FREETEL」のスマホのレンタルサービスも
JTBグローバルマーケティング&トラベルは、フランスからの訪日観光客向けに滞在中に便利なアプリを搭載したスマホを貸し出すサービスの実証実験を行った。久保寺事業開発プロジェクト長
JTBグローバルマーケティング&トラベルの事業開発プロジェクト長の久保寺繁氏は「日本は通信コストが高く、無料で使えるWi-Fi環境も整っていないと海外の人に指摘されている。安全・便利・快適に使える通信ツールを提供したいと模索していたところ、フリーテルのサービスにうまくミートした」と協業の経緯を説明した。
レンタル端末は「FREETEL REI(麗)」
貸し出した端末に、日本で便利に使える地図アプリなどをプリインストールしたところ、「好評で、また利用したい、という声が多かった」と久保寺氏は語る。今後は本格スタートに向けて準備を進めていく。