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ソニー、村田製作所に電池事業を譲渡、譲渡金額は約175億円

経営戦略

2016/11/02 14:22

 ソニーは、ソニーグループの電池事業を村田製作所グループに譲渡することで確定契約を締結したと発表した。2016年7月28日に意向確認書の締結を公表しており、17年4月上旬を目処に取引の完了を目指す。

 譲渡するのは、ソニーの国内100%子会社であるソニーエナジー・デバイスが営んでいる電池事業、ソニーが電池事業に関して中国、シンガポールに有する製造拠点と、ソニーグループが国内外に有する販売拠点と研究開発拠点のうち、電池事業に関連する資産と人員になる。

 譲渡金額は約175億円で、対象事業に従事しているソニーグループの社員約8500名は、取引完了に伴い、村田製作所グループが雇用を受け入れる予定だ。

 なお、現在ソニーブランドで展開しているUSBポータブル電源やアルカリ乾電池、ボタン・コイン電池、モバイルプロジェクターなどの一般消費者向け販売などの事業については、本件取引の対象に含まれない。