IIJ、2017年度下期に「フルMVNO」化を目指す
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、8月29日にNTTドコモにデータ通信に係る加入者管理機能のHLR/HSS(Home Location Register/Home Subscriber Server)の連携の申し込みを行い、ドコモから承諾書を取得した。今後、IIJは国内初の「フルMVNO」として2017年度中の商用サービス開始を目指す。
「フルMVNO」化について説明する鈴木幸一代表取締役会長
発表会の冒頭、代表取締役会長 CEOの鈴木幸一氏が登壇し、「今回のHLR/HSS設備の自社提供によってワイヤレスを使って、単なる移動体通信にとどまらない、本当に新しいサービスを作る第一歩となる。来年度後半には新しいサービスを提供していきたい」と話した。
一般的なMVNO方式の通信サービスでは、SIMカードと携帯電話サービスの加入者を紐づける情報(加入者情報)をNTTドコモなどのMNO(移動体通信事業者)が一元的に管理している。今回、IIJは加入者情報を管理する設備をMVNOであるIIJ自身が管理することでNTTドコモと合意を得た。これにより、独自のSIMカードの調達・発行が可能になり、組み込み型SIMの提供など、より自由度の高いサービスを提供できるようになる。
IIJ独自のSIMを発行できる
IIJは、2008年にMVNOとしてモバイル通信事業を開始し、モバイルサービスの総回線数は、6月末時点で140万1000回線を突破するなど、順調に拡大している。個人向けには、KDDI(au)の4G LTE回線を用いた「IIJmioモバイルサービス タイプA」を10月に提供することを発表。あわせて、従来のNTTドコモの回線を利用したサービスの名称を「IIJmioモバイルサービス タイプD」へ変更する。
「フルMVNO」化について説明する鈴木幸一代表取締役会長
発表会の冒頭、代表取締役会長 CEOの鈴木幸一氏が登壇し、「今回のHLR/HSS設備の自社提供によってワイヤレスを使って、単なる移動体通信にとどまらない、本当に新しいサービスを作る第一歩となる。来年度後半には新しいサービスを提供していきたい」と話した。
一般的なMVNO方式の通信サービスでは、SIMカードと携帯電話サービスの加入者を紐づける情報(加入者情報)をNTTドコモなどのMNO(移動体通信事業者)が一元的に管理している。今回、IIJは加入者情報を管理する設備をMVNOであるIIJ自身が管理することでNTTドコモと合意を得た。これにより、独自のSIMカードの調達・発行が可能になり、組み込み型SIMの提供など、より自由度の高いサービスを提供できるようになる。
IIJ独自のSIMを発行できる
IIJは、2008年にMVNOとしてモバイル通信事業を開始し、モバイルサービスの総回線数は、6月末時点で140万1000回線を突破するなど、順調に拡大している。個人向けには、KDDI(au)の4G LTE回線を用いた「IIJmioモバイルサービス タイプA」を10月に提供することを発表。あわせて、従来のNTTドコモの回線を利用したサービスの名称を「IIJmioモバイルサービス タイプD」へ変更する。