<Top Vision>ネイト ロボティクス 代表取締役社長 竹田芳浩 日本市場に対する思い入れとは?
米国のロボット掃除機専業メーカー、Neato Robotics Inc.。同社が初めて現地法人を置いた国は日本だ。Neato Robotics Inc.が日本市場に寄せる熱い思いを、日本法人ネイト ロボティクスの竹田芳浩代表取締役社長に聞いた。
取材/道越一郎 BCNチーフエグゼクティブアナリスト
文/山下彰子、写真/瀬之口寿一
ネイト ロボティクス
代表取締役社長
竹田芳浩
■プロフィール
1991年に立命館大学法学部を卒業(2009年に東京理科大学大学院 技術経営修士取得)、総合商社トーメン(現豊田通商)で世界各国の海外営業を担当した後、セイコーエプソンに入社。エプソン・インディア設立にともない社長に就任、約4年間のインド駐在を経験。日本ヒューレット・パッカード・コンシューマ&ウエブソリューション統括本部長などを歴任。2010年4月、ロジクール代表取締役社長、韓国ロジテック社長の経験を経て、2015年9月にネイト ロボティクスへ入社、同10月に代表取締役社長に就任(現任)
・動画インタビュー トップに聞く『今後の施策』
・前半<社長就任からまもなく1年 認知度向上が課題に>から読む
Neato Robotics Inc.は、スタンフォード大学の起業家支援プログラムによって、2005年に設立した。創業者のジャコモ・マリーニCEOは、ロジクール(Logitech International)の創業者の一人でもある。
Logitechは、1981年10月2日にダニエル・ボレル氏、ピエルルイジ・ザパコスタ氏、そしてジャコモ・マリーニ氏の三人で立ち上げたPC周辺機器メーカーだ。竹田社長は、Logitech設立時について「一番最初の仕事は、日本のリコー向けの仕事だと聞いています。その後も日本企業向けにマウスのOEMを受けました。日本でものづくりに一生懸命に取り組みました。そのため、日本に対する思いがとても強い」と話す。
Neato Robotics Inc.の日本市場に対する強い思い入れを語る竹田社長
創業メンバーであるジャコモ・マリーニ氏が設立したNeato Robotics Inc.も、日本市場に対する強い思い入れをそのまま引き継いでいる。
日本に現地法人を置いた理由は、それだけではない。2004年にロボット掃除機の雄、ルンバが日本市場に上陸した。そこからロボット掃除機の認知度が高まり、市場が拡大していった。
「ルンバの好調ぶりをみて、日本のロボット掃除機市場が大きいと感じた。日本で展開しないのはむしろおかしいでしょう」と竹田社長は話す。そして、2014年5月に、日本法人ネイト ロボティクスが東京に置かれた。
「北米、ヨーロッパが中心だが、今後はアジアにも拡大していく。その際には日本法人が重要な拠点となる」と竹田社長は語る。
取材/道越一郎 BCNチーフエグゼクティブアナリスト
文/山下彰子、写真/瀬之口寿一
ネイト ロボティクス
代表取締役社長
竹田芳浩
■プロフィール
1991年に立命館大学法学部を卒業(2009年に東京理科大学大学院 技術経営修士取得)、総合商社トーメン(現豊田通商)で世界各国の海外営業を担当した後、セイコーエプソンに入社。エプソン・インディア設立にともない社長に就任、約4年間のインド駐在を経験。日本ヒューレット・パッカード・コンシューマ&ウエブソリューション統括本部長などを歴任。2010年4月、ロジクール代表取締役社長、韓国ロジテック社長の経験を経て、2015年9月にネイト ロボティクスへ入社、同10月に代表取締役社長に就任(現任)
・動画インタビュー トップに聞く『今後の施策』
・前半<社長就任からまもなく1年 認知度向上が課題に>から読む
Neato Robotics Inc.は、スタンフォード大学の起業家支援プログラムによって、2005年に設立した。創業者のジャコモ・マリーニCEOは、ロジクール(Logitech International)の創業者の一人でもある。
Logitechは、1981年10月2日にダニエル・ボレル氏、ピエルルイジ・ザパコスタ氏、そしてジャコモ・マリーニ氏の三人で立ち上げたPC周辺機器メーカーだ。竹田社長は、Logitech設立時について「一番最初の仕事は、日本のリコー向けの仕事だと聞いています。その後も日本企業向けにマウスのOEMを受けました。日本でものづくりに一生懸命に取り組みました。そのため、日本に対する思いがとても強い」と話す。
Neato Robotics Inc.の日本市場に対する強い思い入れを語る竹田社長
創業メンバーであるジャコモ・マリーニ氏が設立したNeato Robotics Inc.も、日本市場に対する強い思い入れをそのまま引き継いでいる。
日本に現地法人を置いた理由は、それだけではない。2004年にロボット掃除機の雄、ルンバが日本市場に上陸した。そこからロボット掃除機の認知度が高まり、市場が拡大していった。
「ルンバの好調ぶりをみて、日本のロボット掃除機市場が大きいと感じた。日本で展開しないのはむしろおかしいでしょう」と竹田社長は話す。そして、2014年5月に、日本法人ネイト ロボティクスが東京に置かれた。
「北米、ヨーロッパが中心だが、今後はアジアにも拡大していく。その際には日本法人が重要な拠点となる」と竹田社長は語る。