パナソニック、製品本体にQRコード、修理を依頼しやすく

販売戦略

2016/08/25 12:53

 パナソニックは、今年10月以降に国内で販売するすべての新製品にQRコードを付け、そのQRコードをスマートフォン(スマホ)で読み取ると修理を依頼できるサービスを開始する。

QRコードで間違えやすいシリアルコードの入力を省略

 QRコードを読み取ると専用サイトが開き、製品のシリアルコードなどの製品情報が表示される。その情報をそのままサイトに登録すると、修理の有無を選べるようになり、住所などの個人情報を入力すると、簡単に修理を依頼できる。

 桁数の多いシリアルコードは、購入者が修理依頼フォームに入力する際や、販売店などに口頭で伝える際に間違えることが多かった。QRコードは、こうした間違いをなくし、スムーズに手続きできるよう、導入する。

 さらに、パナソニックの無料の会員制サービス「CLUB Panasonic」に登録しておけば、QRコードを読み取って製品情報を登録するだけで、新たに個人情報を入力することなく、修理を依頼できる。製品と会員IDを紐付け、そのデータを集計することで今後のサービス向上につなげていく狙い。