パナソニックの「リアルプロ EP-MA97M」は、「おしり揉ねつ」という独自のほぐし技を搭載している。実は、腰とおしりの関係は密接で、互いの骨格と筋肉はつながっている。そのため、おしりの筋肉をほぐすことで腰が楽になるのだ。しかも、おしりの奥深くの筋肉をほぐすほどその効果は高まる。


　具体的には、おしりの表面の「大臀（だいでん）筋」をほぐすのはもちろん、その奥にある「中臀（ちゅうでん）筋」、さらに奥にある「梨状（りじょう）筋」までほぐすことで、腰が楽になるのだ。

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　実際にリアルプロが梨状筋をほぐす工程について、パナソニックのビューティ・リビング事業部ヘルシー商品部ヘルシー商品設計課の西谷信行主任技師は次のように語る。
 
　「おしりの奥にある梨状筋をほぐすために、座面のエアーバックが膨らみ、おしりをぐっと持ち上げる。腰のエアーバックで骨盤を立てることで、奥の硬くなっている梨状筋までほぐせるようになった」。
 
　なお、パナソニックではマッサージ師がほぐすときの摩擦熱で手が温かくなる「揉ねつ」という手技も、モミ玉の先端をヒーターであたためることで再現している。随所に開発者のこだわりが反映されているマッサージチェアなのだ。（BCN・細田 立圭志）