活況の4Kテレビ、販売台数・金額ともに増加 オリンピック需要でさらに加速か
BCNは7月14日、記者発表会を開催し、全国の家電量販店・ネット販売店の実売データを集計した「BCNランキング」をもとに、今年8月のオリンピックを目前に、加速する4Kテレビ市場の動向について分析した。
4Kテレビを手がける主要メーカー4社について、それぞれ動きをみると、2016年上半期、販売台数シェア28.7%を占め、4Kテレビでトップを獲得したソニーは、他社に比べ、4K比率が高く、軸足を4Kに移したとみられる。6月の4K比率は43.9%で、3月以降、4割超で推移している。
液晶テレビ全体で上半期No.1のシャープは、依然として30型台の構成比が高く、シェアはじりじりと落ち込んでいる。東芝は、低価格4Kを武器に回復の兆しをみせ、パナソニックは、6月単月では4Kテレビで29.8%のシェアを獲得し、ソニー、シャープを抜いてトップに立った。
デジタルカメラやタブレット端末などが落ち込む一方で、4Kテレビは、倍増ペースの高い伸び率を維持し、活況を呈している。オリンピック需要も相まって、この夏から年末に向けて、デジタル家電市場をけん引するカテゴリだ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
4Kテレビの販売台数・金額前年同月比と平均単価の推移
4Kテレビ市場について解説するBCNの道越一郎チーフエグゼクティブアナリスト
発表会の様子
4Kテレビの2016年上半期No.1はソニー 4K比率は4割を超える
4Kテレビを手がける主要メーカー4社について、それぞれ動きをみると、2016年上半期、販売台数シェア28.7%を占め、4Kテレビでトップを獲得したソニーは、他社に比べ、4K比率が高く、軸足を4Kに移したとみられる。6月の4K比率は43.9%で、3月以降、4割超で推移している。
液晶テレビ全体で上半期No.1のシャープは、依然として30型台の構成比が高く、シェアはじりじりと落ち込んでいる。東芝は、低価格4Kを武器に回復の兆しをみせ、パナソニックは、6月単月では4Kテレビで29.8%のシェアを獲得し、ソニー、シャープを抜いてトップに立った。
デジタルカメラやタブレット端末などが落ち込む一方で、4Kテレビは、倍増ペースの高い伸び率を維持し、活況を呈している。オリンピック需要も相まって、この夏から年末に向けて、デジタル家電市場をけん引するカテゴリだ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベース(パソコンの場合)で、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。