年間1300億円あまりを売り上げるテレビ通販の最大手、ジュピターショップチャンネル。365日24時間休みなく生放送で商品を売りまくり、1日で 14億円を売り上げることもあるという。「ホーム&家電」領域での売り上げはほぼ2割だが、昨年から一日中家電製品ばかりを扱う「24時間オールスター家 電祭!」(通称、家電の日)を新設。家電領域の売上を伸ばしつつある。その仕掛け人、マーチャンダイジング本部 マーチャンダイジング3部 エレクトロニクス&フード&アザーズグループの井原正登 グループ長に、テレビショッピングならではの販売ノウハウを聞いた。
昨年の12月5日に初めて「家電の日」を実施したところ、1日で13億円を売り上げたという。同社の平均売り上げは1日3億円あまり。実に4倍以上の売 り上げを記録したわけだ。顧客は9割が女性という要因もあり、それまで1日中家電ばかりを売り込むことはなかった。しかし、家電量販店になかなか足を運ば ない40代から70代の女性にとって、店頭よりも丁寧な説明と充実したサービス、魅力的な価格が響いた。
365日24時間休みなく生放送を続ける、ジュピターショップチャンネルの東京スタジオ。
5台のカメラを副調整室でリモコン操作するため、カメラマンはいない
全部で250席ある東京コールセンター。
午前0時のピークにはすべての席がオペレーターで埋まる
売り上げを逐次把握しながら番組内容を変えていくと語る、マーチャンダイジング本部
マーチャンダイジング3部 エレクトロニクス&フード&アザーズグループの井原正登 グループ長
24時間休みなく放送しているため、一つのスタジオ内にセットを五つ建て、
本番中に次の番組の準備を行う
昨年の12月5日に初めて「家電の日」を実施したところ、1日で13億円を売り上げたという。同社の平均売り上げは1日3億円あまり。実に4倍以上の売 り上げを記録したわけだ。顧客は9割が女性という要因もあり、それまで1日中家電ばかりを売り込むことはなかった。しかし、家電量販店になかなか足を運ば ない40代から70代の女性にとって、店頭よりも丁寧な説明と充実したサービス、魅力的な価格が響いた。
一つの商品で1日2万台売り上げることもあると語る、井原正登 グループ長