日本品質で「狙え世界一」、プラスワン・マーケティング、増田薫社長
中国・韓国・台湾企業が台頭するSIMフリーのスマートフォン(スマホ)業界にあって、Made by Japanを掲げ「日本の会社として世界一になりたい」と果敢に挑戦するプラスワン・マーケティング。2012年に立ち上げたばかりのベンチャーながら、SIMフリー端末の販売台数シェアで日本メーカーとしては6月-8で1位、MVNOとしてもSIMの販売数量で躍進している。自宅事務所で4名から始めた事業も、3年目の今年、日本だけでも100名を超える規模まで拡大した。ソースネクスト、レノボ、Dellと、名だたるIT企業を渡り歩き、ブランドの立ち上げや携帯電話事業のノウハウを吸収し満を持して起業した、プラスワン・マーケティングの増田薫 代表取締役にこれからの戦略を聞いた。
SIMフリースマホでは「外資系メーカーには絶対負けない。日本メーカーが負けるわけにはいかない」と意気込む。日本ならではの品質を実現するため、東京に約30名、中国・深センに約60名のプロダクトスタッフを配置。ソニーやパナソニックのOBも招き入れ、日本品質の製品づくりに取り組んでいる。また、一部メーカーのサポート体制の悪さを指摘しながら「売って終わりの商売はしたくない。販売してからがお客様とのお付き合いの始まり。特にサポートは国内で自社の社員があたる」と、製品だけでなく、アフターサービスにも日本品質にこだわる。
世界一を狙うチャレンジはすでに着々と進行している。3月にバルセロナ開催されたMWC(Mobile World Congress)2015や、9月にラスベガスで開催されたCTIA Super Mobility 2015にも出展。特にMWCの反響は大きく、「日本のベンチャーが電話をやる」と300超のメディアで取り上げられた。「サムスン、アップル、中国系という世界市場に飽き飽きしているメディアが、日本から出てくるベンチャーは珍しい、と飛びついた」からだ。
9月には、グローバル推進担当役員として、元モトローラ副社長のイアン・チャップマン-バンクス氏を取締役として招き入れ、海外展開を本格化する。すでに、アメリカ、香港、韓国、中国、シンガポールに拠点を開設し、近くメキシコとドバイにも展開する。それぞれの国でサポート体制を敷き、ゆくゆくは生産も現地化する方針だ。世界展開の第一歩として、まずは中南米、アジアから端末販売をスタートする予定。「地道に一カ国ずつというやり方はせず、一気にいく。すでに海外の案件だけでも100万台規模の販売見込みが立っており、国内でも同レベルの販売台数をできるだけ早く達成したい」。
日本の会社として世界一になりたいと語る、プラスワン・マーケティングの増田薫 代表取締役
SIMフリースマホでは「外資系メーカーには絶対負けない。日本メーカーが負けるわけにはいかない」と意気込む。日本ならではの品質を実現するため、東京に約30名、中国・深センに約60名のプロダクトスタッフを配置。ソニーやパナソニックのOBも招き入れ、日本品質の製品づくりに取り組んでいる。また、一部メーカーのサポート体制の悪さを指摘しながら「売って終わりの商売はしたくない。販売してからがお客様とのお付き合いの始まり。特にサポートは国内で自社の社員があたる」と、製品だけでなく、アフターサービスにも日本品質にこだわる。
年内にも登場予定のWindows Phone「Katana 02」
世界一を狙うチャレンジはすでに着々と進行している。3月にバルセロナ開催されたMWC(Mobile World Congress)2015や、9月にラスベガスで開催されたCTIA Super Mobility 2015にも出展。特にMWCの反響は大きく、「日本のベンチャーが電話をやる」と300超のメディアで取り上げられた。「サムスン、アップル、中国系という世界市場に飽き飽きしているメディアが、日本から出てくるベンチャーは珍しい、と飛びついた」からだ。
9月には、グローバル推進担当役員として、元モトローラ副社長のイアン・チャップマン-バンクス氏を取締役として招き入れ、海外展開を本格化する。すでに、アメリカ、香港、韓国、中国、シンガポールに拠点を開設し、近くメキシコとドバイにも展開する。それぞれの国でサポート体制を敷き、ゆくゆくは生産も現地化する方針だ。世界展開の第一歩として、まずは中南米、アジアから端末販売をスタートする予定。「地道に一カ国ずつというやり方はせず、一気にいく。すでに海外の案件だけでも100万台規模の販売見込みが立っており、国内でも同レベルの販売台数をできるだけ早く達成したい」。
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