“格安スマホ”の第一歩に 通信プランと端末が選べる楽天モバイル
スマートフォンの選び方が変わってきている。これまでは大手通信キャリアが提供する端末と通信プランなどのセットを選ぶ人が多かったが、これからは格安SIMカード、SIMロックフリースマートフォンも選択肢に入る。今回は、格安スマホの一つとして楽天モバイルを紹介する。
昨年、通信事業を統括する総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を策定した。それにより、5月以降に発売するスマートフォンのSIMロック解除が義務化される。これまで大手通信キャリアが販売するスマートフォンはSIMロックがかかっており、同じキャリアのSIMカードしか挿入できなかった。このロックを解除することで、ほかのキャリアのSIMカードを装着することができるようになる。ただし、キャリアによって通信に利用している無線周波数が異なり、端末によって利用できる周波数が決まっているので、他社のSIMカードを挿しても通信できなことがあるので注意したい。
そこで、いま注目を集めているのがいわゆる“格安SIM/格安スマホ”と呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するSIMカードだ。ドコモやKDDIなど回線、設備などをもつ大手通信キャリアから回線を借り、コストを抑えて通信料金を安価に設定して提供している。現在は、プロバイダーや大手量販店、CATV事業者など、さまざまな企業が格安SIM/スマホ事業に参入している。
格安SIM/スマホを利用する最大の利点は、毎月の通信費を大幅に抑えることができることだ。大手通信キャリアは最も安いプランでも月額5000円以上になるが、例えば、楽天モバイルなら、音声通話付きの月3.1GBのデータを利用できるプランで、月額1600円。ドコモの回線を使用しているので、つながるエリアはドコモと同じで、通信速度も下り最大150Mbpsと速い。
月3.1GBあれば毎日SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でやりとりをしたり、ウェブを閲覧したりする程度なら十分だ。もし、予定外にデータ容量を使ってしまったとしても、通信速度は最大200kbsに制限されるもののインターネットは使用できる。また、100MB単位で容量を追加することもできる。
このほか、5月利用分から余った通信容量を翌月に繰り越すことができる。繰り越しのための手続きは必要ないので、通信費がムダにならず、効率的に利用できる。
楽天モバイルは、MNP(携帯電話ナンバーポータビリティ)に対応しているので、これまで使っていた電話番号を引き続き使うことができる。この点は大手通信キャリアからキャリアへの乗り換えと大差がない。
通話料はどうだろうか。大手通信キャリアはかけ放題の定額制を採用している。一方、格安SIMは、従量課金制が多い。楽天モバイルも従量課金制だ。長時間通話する人なら定額制の方が安心だが、それほど電話をしない人、着信が多い人なら従量課金制の方が安くなる。
例えばドコモの場合、カケホーダイプランは2年間の定期契約ありで月額2700円だ。楽天モバイルの通話料は30秒20円なので、ドコモの定額料と同じ2700円分の通話をするとなると、1か月で約50分通話ができる。さらに、通話料を半額にすることができる「楽天でんわ」アプリを利用すると、通話時間は倍の100分になる。通話時間がこれよりも短い人は大手通信キャリアの定額プランよりも通話料を安く抑えることができるのだ。
データ通信と音声通話の両方を合算して比較してみよう。月額通信量が2GBで、月約30分ほど通話すると仮定しよう。ドコモの「データSパック」の月額料金は6500円になる。楽天モバイルは、月3.1GB利用できる「3.1GBパック」の1600円に加え、「楽天でんわ」を利用して30分通話した場合の通話料が600円かかる。合計すると2200円と、ドコモの料金の3分の1ほどに抑えることができる。
さらに、楽天モバイルのメリットとしては、通信料、通話料の支払いによって楽天スーパーポイントが貯まる。つまり、スマートフォンの月額料金を安く抑えることができる上に、貯まったポイントを楽天市場での買い物に使うことができるのだ。また、貯まったポイントで端末代金を支払うことができるので、機種変をする際に利用したい。
楽天モバイルは、SIMカード単体だけではなく、SIMロックフリースマートフォンとのセット販売も用意している。すでにSIMロックフリースマートフォンや、ドコモの端末を持っている場合はSIMカードのみでOK。セットを利用する場合は豊富なラインアップから選択できる。
現在選択できるスマートフォンは、「ZenFone 5(ASUS)」「ARROWS M01(富士通)」「AQUOS SH-M01(シャープ)」「Ascend Mate 7(ファーウェイ)」の4機種。さらに、5月16日から「ZenFone 2(ASUS)」が、6月1日から「Xperia J1 Compact(ソニーモバイル)」が加わる。
このほか、5月1日から楽天モバイルとして初めてタブレット端末として「MeMO Pad 7 ME572CL(ファーウェイ)」「LaVie Tab S TS708/T1W(富士通)」「YOGA Tablet 2-1051L(レノボ)」が加わる。また、外出先でPCとタブレット端末など複数台利用する人に便利なWi-Fiモバイルルータも用意する。
初めてスマートフォンを持つ人からスマホ上級者まで、満足できるラインアップを用意している。もちろん、この端末購入時も楽天ポイントがつくのでお得だ。
お得な格安SIMだが、どうやって申し込んでいいのかわからず、二の足を踏んでいる人は少なくない。楽天モバイルは、ホームページ上で簡単なシミュレーションを実施し、そこから申し込みができる流れをとっている。使いたい端末、SIMのタイプを選択すると端末の料金、プランの一覧、初期費用などがまとめて表示されるのでわかりやすい。
また申し込みページにはサポートチャットが表示され、契約時にわからないことがあったら、その都度、チャットを使ってサポーターの説明やアドバイスを受けることができる。これであれば納得の一台、プランを選ぶことができるだろう。
それでもよくわからない、不安、という人はぜひ楽天カフェに行こう。昨年5月にオープンした「楽天カフェ 渋谷公園通り店」に加え、4月24日には「楽天カフェ 二子玉川ライズ S.C.」がオープンした。ゆったりとお茶やスイーツを楽しみながら、リラックスした気分でスタッフに相談できる。もちろん、購入後のサポートも受け付けているので、いざというときにリアル店舗があると心強い。
お得な通信プラン、毎月楽天ポイントが貯まる便利さ、いざというとき、相談できる楽天カフェがあるという安心感。初めてスマートフォンを買う人、格安SIMを初めて利用したい人にオススメだ。
月額の通信費を大幅に抑えることができる
昨年、通信事業を統括する総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を策定した。それにより、5月以降に発売するスマートフォンのSIMロック解除が義務化される。これまで大手通信キャリアが販売するスマートフォンはSIMロックがかかっており、同じキャリアのSIMカードしか挿入できなかった。このロックを解除することで、ほかのキャリアのSIMカードを装着することができるようになる。ただし、キャリアによって通信に利用している無線周波数が異なり、端末によって利用できる周波数が決まっているので、他社のSIMカードを挿しても通信できなことがあるので注意したい。
そこで、いま注目を集めているのがいわゆる“格安SIM/格安スマホ”と呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するSIMカードだ。ドコモやKDDIなど回線、設備などをもつ大手通信キャリアから回線を借り、コストを抑えて通信料金を安価に設定して提供している。現在は、プロバイダーや大手量販店、CATV事業者など、さまざまな企業が格安SIM/スマホ事業に参入している。
格安SIM/スマホを利用する最大の利点は、毎月の通信費を大幅に抑えることができることだ。大手通信キャリアは最も安いプランでも月額5000円以上になるが、例えば、楽天モバイルなら、音声通話付きの月3.1GBのデータを利用できるプランで、月額1600円。ドコモの回線を使用しているので、つながるエリアはドコモと同じで、通信速度も下り最大150Mbpsと速い。
月3.1GBあれば毎日SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でやりとりをしたり、ウェブを閲覧したりする程度なら十分だ。もし、予定外にデータ容量を使ってしまったとしても、通信速度は最大200kbsに制限されるもののインターネットは使用できる。また、100MB単位で容量を追加することもできる。
このほか、5月利用分から余った通信容量を翌月に繰り越すことができる。繰り越しのための手続きは必要ないので、通信費がムダにならず、効率的に利用できる。
音声通話も使える楽天モバイル 楽天でんわを使えば通話料は半額に
楽天モバイルは、MNP(携帯電話ナンバーポータビリティ)に対応しているので、これまで使っていた電話番号を引き続き使うことができる。この点は大手通信キャリアからキャリアへの乗り換えと大差がない。
通話料はどうだろうか。大手通信キャリアはかけ放題の定額制を採用している。一方、格安SIMは、従量課金制が多い。楽天モバイルも従量課金制だ。長時間通話する人なら定額制の方が安心だが、それほど電話をしない人、着信が多い人なら従量課金制の方が安くなる。
例えばドコモの場合、カケホーダイプランは2年間の定期契約ありで月額2700円だ。楽天モバイルの通話料は30秒20円なので、ドコモの定額料と同じ2700円分の通話をするとなると、1か月で約50分通話ができる。さらに、通話料を半額にすることができる「楽天でんわ」アプリを利用すると、通話時間は倍の100分になる。通話時間がこれよりも短い人は大手通信キャリアの定額プランよりも通話料を安く抑えることができるのだ。
データ通信と音声通話の両方を合算して比較してみよう。月額通信量が2GBで、月約30分ほど通話すると仮定しよう。ドコモの「データSパック」の月額料金は6500円になる。楽天モバイルは、月3.1GB利用できる「3.1GBパック」の1600円に加え、「楽天でんわ」を利用して30分通話した場合の通話料が600円かかる。合計すると2200円と、ドコモの料金の3分の1ほどに抑えることができる。
さらに、楽天モバイルのメリットとしては、通信料、通話料の支払いによって楽天スーパーポイントが貯まる。つまり、スマートフォンの月額料金を安く抑えることができる上に、貯まったポイントを楽天市場での買い物に使うことができるのだ。また、貯まったポイントで端末代金を支払うことができるので、機種変をする際に利用したい。
豊富なSIMロックフリースマートフォンが選べる
楽天モバイルは、SIMカード単体だけではなく、SIMロックフリースマートフォンとのセット販売も用意している。すでにSIMロックフリースマートフォンや、ドコモの端末を持っている場合はSIMカードのみでOK。セットを利用する場合は豊富なラインアップから選択できる。
現在選択できるスマートフォンは、「ZenFone 5(ASUS)」「ARROWS M01(富士通)」「AQUOS SH-M01(シャープ)」「Ascend Mate 7(ファーウェイ)」の4機種。さらに、5月16日から「ZenFone 2(ASUS)」が、6月1日から「Xperia J1 Compact(ソニーモバイル)」が加わる。
「ZenFone 2」(左)と「Xperia J1 Compact」(右)
このほか、5月1日から楽天モバイルとして初めてタブレット端末として「MeMO Pad 7 ME572CL(ファーウェイ)」「LaVie Tab S TS708/T1W(富士通)」「YOGA Tablet 2-1051L(レノボ)」が加わる。また、外出先でPCとタブレット端末など複数台利用する人に便利なWi-Fiモバイルルータも用意する。
左から「MeMO Pad 7 ME572CL」「LaVie Tab S TS708/T1W」、「YOGA Tablet 2-1051L」
初めてスマートフォンを持つ人からスマホ上級者まで、満足できるラインアップを用意している。もちろん、この端末購入時も楽天ポイントがつくのでお得だ。
万全のフォロー体制 初心者でも安心して選択できる
お得な格安SIMだが、どうやって申し込んでいいのかわからず、二の足を踏んでいる人は少なくない。楽天モバイルは、ホームページ上で簡単なシミュレーションを実施し、そこから申し込みができる流れをとっている。使いたい端末、SIMのタイプを選択すると端末の料金、プランの一覧、初期費用などがまとめて表示されるのでわかりやすい。
簡単なシミュレーションができる
また申し込みページにはサポートチャットが表示され、契約時にわからないことがあったら、その都度、チャットを使ってサポーターの説明やアドバイスを受けることができる。これであれば納得の一台、プランを選ぶことができるだろう。
サポートチャットでいつでも質問できる
それでもよくわからない、不安、という人はぜひ楽天カフェに行こう。昨年5月にオープンした「楽天カフェ 渋谷公園通り店」に加え、4月24日には「楽天カフェ 二子玉川ライズ S.C.」がオープンした。ゆったりとお茶やスイーツを楽しみながら、リラックスした気分でスタッフに相談できる。もちろん、購入後のサポートも受け付けているので、いざというときにリアル店舗があると心強い。
4月24日にオープンした「楽天カフェ 二子玉川ライズ S.C.」
お得な通信プラン、毎月楽天ポイントが貯まる便利さ、いざというとき、相談できる楽天カフェがあるという安心感。初めてスマートフォンを買う人、格安SIMを初めて利用したい人にオススメだ。