冷蔵庫を買い替えるならいま! スリムなのにたっぷり入る三菱「置けるスマート大容量」
来春、消費税率は5%から8%にアップする。つまり、今年の冬が消費税率5%の最後のボーナス商戦というわけだ。この冬、数十万円する冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの大物家電を買い替えてしまおうと考えている人は少なくない。そこで大物家電の一つ、冷蔵庫の買替えの秘訣を確認しよう。
冷蔵庫は、いわゆる食品の貯蔵庫、倉庫のようなもの。大きければ大きいほどたくさんの食品が入る。小さな子どもがいて頻繁に外出できない家庭や、節約意識の高い家庭は、週末やセールのときにまとめて食品を購入することが多い。容量は大きければ大きいほど安心だ。
そうすると、冷蔵庫を選ぶときのポイントは、収納できる食品の量、つまり容量なのだろうか。大容量冷蔵庫を購入するときに気をつけたいことは「幅」だ。冷蔵庫は、洗濯機と同じように、設置する場所が大体決まっている。設置スペース以上の冷蔵庫を買ってしまうと、設置できないなどという悲劇も生まれる。
マンション住まいの場合、冷蔵庫が大きくて玄関から入らない、廊下やエレベータを通らないなど、搬入時に思いがけないトラブルに遭遇することもある。クレーンで引き上げるとなると搬入費用がかかってしまうので、本体サイズは注意した方がいい。
買替えなら、いま使っている冷蔵庫のサイズを測っておけば安心。特に横幅を同じにすれば、いまのスペースにすっきり収まる。
では、冷蔵庫買替えの容量シミュレーションをしてみた。例えば、10年前に容量455Lの三菱「MR-S46NE」を購入した4人家族がいたとしよう。まだ現役で使っているが、冷蔵庫の寿命は8~11年ほど。そろそろ寿命が来ると考えると、増税前のこのタイミングで買ってしまうのがお得だ。
「MR-S46NE」と同じぐらいの容量の冷蔵庫を探すと、465Lの「MR-R47X」と475Lの「MR-JX48LX」が候補に挙がる。ところが、年々冷蔵庫の省スペース化が進んでいるので、「MR-S46NE」の横幅は68.5cmに対し、候補の「MR-R47X」「MR-JX48LX」の横幅は65.0cm。スリムなので、多少隙間ができるが、もちろんこれまで設置していたスペースに置くことができる。特に問題がないように思える。
では、今度は横幅を基準に探してみよう。横68.5cmというと、三菱では「置けるスマート大容量」シリーズの605Lモデル「MR-JX61X」まで設置できる。一般的には600Lクラスとなると横幅は70.0cmを超えるが、三菱の「置けるスマート大容量」シリーズはスリムな設計で、同じ設置スペースで10年前と比べて150Lも容量を増やすことができる。この150Lという容量、小型の一人暮らし用の冷蔵庫とほぼ同じ。冷蔵庫がいっぱいで、飲料品用の小型冷蔵庫を買おうと思っていた人でも、これ1台にすべての食材がすっぽり収まる。
普通に考えれば、容量を増やせば増やしたぶんだけ大型化するのはあたりまえだが、三菱の「置けるスマート大容量」シリーズは、大容量でもスリム。 冷気を外に逃がさない、また外の熱を内部に進入しないように熱を遮断する断熱材を薄型化した。断熱材は冷却効率を上げるために重要な部分だが、「置けるスマート大容量」は、熱効率を変えずに薄型化した「薄型断熱構造 SMART CUBE」を採用。つまり、断熱材を薄くすることで扉や外壁などを薄くして、スリムなまま庫内を広くし、容量を増やしているのだ。
大容量の冷蔵庫でしばしば起きるのが、食材の「迷子」。広い庫内にさまざまな食材を詰め込むと、いざ使おうとしたときに見つからなかったり、気がつかないうちに傷んでいたりする。
三菱はこの傷みやすい野菜に注目し、野菜室に迷子になりやすい使いかけの野菜や、ショウガやミョウガなどの香味野菜などの小さな野菜を分けて収納できる「新鮮・分けちゃう野菜室」を採用した。
野菜室の上段トレイにフタつきの「MOIST ROOM」を設け、小さな野菜を乾燥から守りながら収納する。使いかけのキュウリで試したところ、昨年の野菜室に5日間保存したキュウリは切り口から乾燥してしまったのに、「MOIST ROOM」のキュウリは5日後もみずみずしいままだった。これなら小さな野菜の「迷子」を防ぎながら野菜の乾燥を抑えることができる。さらに、使いかけの野菜はラップにくるんで保存することが多いが、「MOIST ROOM」ならそのまま保存できるので、ゴミを減らすことができる。
また、前モデルから評価の高かった「切れちゃう瞬冷凍」機能も継続して搭載している。一般の冷凍室は約マイナス18℃で冷凍するが、「切れちゃう瞬冷凍」はそれより温度の高い約マイナス7℃で冷凍。食材がカチカチに凍ることなく、包丁で切ることができる堅さになる。
例えば、挽肉の塊を使うぶんだけサクッと切り分けることができるし、ミートソースやカレーなどのソース類は必要なぶんだけスプーンですくって使うことができる。冷蔵室だと数日しか持たない食材も、「切れちゃう瞬冷凍」では約2~3週間保存できるという。
セールなどの安いときに大量の食材を購入したものの、食べる前に傷んでしまっては本末転倒。おいしく食べられる期間を延ばしてくれる「MOIST ROOM」や「切れちゃう瞬冷凍」は本当にありがたい機能だ。冷蔵庫は本体幅、容量、そして使い勝手を考えて、納得の一台を選びたい。三菱電機の「置けるスマート大容量」は、その第一候補になる(BCN・山下彰子)
冷蔵庫は、いわゆる食品の貯蔵庫、倉庫のようなもの。大きければ大きいほどたくさんの食品が入る。小さな子どもがいて頻繁に外出できない家庭や、節約意識の高い家庭は、週末やセールのときにまとめて食品を購入することが多い。容量は大きければ大きいほど安心だ。
そうすると、冷蔵庫を選ぶときのポイントは、収納できる食品の量、つまり容量なのだろうか。大容量冷蔵庫を購入するときに気をつけたいことは「幅」だ。冷蔵庫は、洗濯機と同じように、設置する場所が大体決まっている。設置スペース以上の冷蔵庫を買ってしまうと、設置できないなどという悲劇も生まれる。
マンション住まいの場合、冷蔵庫が大きくて玄関から入らない、廊下やエレベータを通らないなど、搬入時に思いがけないトラブルに遭遇することもある。クレーンで引き上げるとなると搬入費用がかかってしまうので、本体サイズは注意した方がいい。
買替えなら、いま使っている冷蔵庫のサイズを測っておけば安心。特に横幅を同じにすれば、いまのスペースにすっきり収まる。
では、冷蔵庫買替えの容量シミュレーションをしてみた。例えば、10年前に容量455Lの三菱「MR-S46NE」を購入した4人家族がいたとしよう。まだ現役で使っているが、冷蔵庫の寿命は8~11年ほど。そろそろ寿命が来ると考えると、増税前のこのタイミングで買ってしまうのがお得だ。
「MR-S46NE」と同じぐらいの容量の冷蔵庫を探すと、465Lの「MR-R47X」と475Lの「MR-JX48LX」が候補に挙がる。ところが、年々冷蔵庫の省スペース化が進んでいるので、「MR-S46NE」の横幅は68.5cmに対し、候補の「MR-R47X」「MR-JX48LX」の横幅は65.0cm。スリムなので、多少隙間ができるが、もちろんこれまで設置していたスペースに置くことができる。特に問題がないように思える。
では、今度は横幅を基準に探してみよう。横68.5cmというと、三菱では「置けるスマート大容量」シリーズの605Lモデル「MR-JX61X」まで設置できる。一般的には600Lクラスとなると横幅は70.0cmを超えるが、三菱の「置けるスマート大容量」シリーズはスリムな設計で、同じ設置スペースで10年前と比べて150Lも容量を増やすことができる。この150Lという容量、小型の一人暮らし用の冷蔵庫とほぼ同じ。冷蔵庫がいっぱいで、飲料品用の小型冷蔵庫を買おうと思っていた人でも、これ1台にすべての食材がすっぽり収まる。
差は150L。小さな冷蔵庫1台分の差がある
600Lクラスでも横幅は68.5cmとスリム
外観サイズはそのままで大容量化できた理由
普通に考えれば、容量を増やせば増やしたぶんだけ大型化するのはあたりまえだが、三菱の「置けるスマート大容量」シリーズは、大容量でもスリム。 冷気を外に逃がさない、また外の熱を内部に進入しないように熱を遮断する断熱材を薄型化した。断熱材は冷却効率を上げるために重要な部分だが、「置けるスマート大容量」は、熱効率を変えずに薄型化した「薄型断熱構造 SMART CUBE」を採用。つまり、断熱材を薄くすることで扉や外壁などを薄くして、スリムなまま庫内を広くし、容量を増やしているのだ。
断熱層の断面図。黄色のウレタン部分を薄くした
最大のエコは食材をムダにせずおいしく食べること
大容量の冷蔵庫でしばしば起きるのが、食材の「迷子」。広い庫内にさまざまな食材を詰め込むと、いざ使おうとしたときに見つからなかったり、気がつかないうちに傷んでいたりする。
三菱はこの傷みやすい野菜に注目し、野菜室に迷子になりやすい使いかけの野菜や、ショウガやミョウガなどの香味野菜などの小さな野菜を分けて収納できる「新鮮・分けちゃう野菜室」を採用した。
蓋付きの「MOIST ROOM」
野菜室の上段トレイにフタつきの「MOIST ROOM」を設け、小さな野菜を乾燥から守りながら収納する。使いかけのキュウリで試したところ、昨年の野菜室に5日間保存したキュウリは切り口から乾燥してしまったのに、「MOIST ROOM」のキュウリは5日後もみずみずしいままだった。これなら小さな野菜の「迷子」を防ぎながら野菜の乾燥を抑えることができる。さらに、使いかけの野菜はラップにくるんで保存することが多いが、「MOIST ROOM」ならそのまま保存できるので、ゴミを減らすことができる。
左が「MOIST ROOM」のキュウリ、右は前モデルの野菜室のキュウリ
また、前モデルから評価の高かった「切れちゃう瞬冷凍」機能も継続して搭載している。一般の冷凍室は約マイナス18℃で冷凍するが、「切れちゃう瞬冷凍」はそれより温度の高い約マイナス7℃で冷凍。食材がカチカチに凍ることなく、包丁で切ることができる堅さになる。
例えば、挽肉の塊を使うぶんだけサクッと切り分けることができるし、ミートソースやカレーなどのソース類は必要なぶんだけスプーンですくって使うことができる。冷蔵室だと数日しか持たない食材も、「切れちゃう瞬冷凍」では約2~3週間保存できるという。
左が通常の冷凍室に保管した挽肉。右が「切れちゃう瞬冷凍」
セールなどの安いときに大量の食材を購入したものの、食べる前に傷んでしまっては本末転倒。おいしく食べられる期間を延ばしてくれる「MOIST ROOM」や「切れちゃう瞬冷凍」は本当にありがたい機能だ。冷蔵庫は本体幅、容量、そして使い勝手を考えて、納得の一台を選びたい。三菱電機の「置けるスマート大容量」は、その第一候補になる(BCN・山下彰子)