発売前から大注目のソニー「HT-CT660」、人気の理由を担当者に聞く!!
全国家電量販店の店頭で配布しているフリーマガジン、月刊『BCNランキング』の編集長・力石恒元が、最新製品の担当者に突撃取材を敢行した。今回のターゲットは、6月1日発売のソニーのバータイプホームシアターシステム「HT-CT660」。すでに5月25日発行の『BCNランキング』6月号「ソニー『HT‐CT660』のいいトコロ、教えます」に掲載した記事だが、紙幅の都合で泣く泣くカットしたエピソードを盛り込んだ。とくとご覧あれ!
力石 昨年発売した「HT-CT260」も人気ですが、6月1日発売の「HT-CT660」も注目度が高いですね。直近の「BCNランキング」のホームシアターシステムの週間ランキング(2013年5月20日~26日)では、「HT-CT260」が3位、「HT-CT660」が予約分だけで5位になりました。「HT-CT660」は「HT-CT260」の後継機ですか?
油井 はい。「HT-CT260」も引き続き販売しますが、「HT-CT660」は「HT-CT260」の上位モデルの位置づけです。「HT-CT260」は、ワイヤレスサブウーファーを搭載し、スピーカーとサブウーファーがケーブル不要で設置が簡単な点やBluetooth対応で、スマートフォンやPCに保存した音楽をワイヤレスで再生できる点が、高い評価をいただきました。これらの機能はそのままに、さらなる「高音質+簡単操作」を追求したのが「HT-CT660」です。
力石 上位モデルですか。では、音質は「HT-CT260」からどのように進化したのでしょう。
油井 「HT-CT660」では、音楽やボーカルの声を心地よく鳴らすため、新たにトゥイーターを搭載しています。これにより、高音域の再現性が高まりました。また、ワイヤレスサブウーファーにも手を加え、ユニットの直径を130mmから160mmにアップグレード。引き締まった低音を実現しています。つまり、「HT-CT260」に比べて、高音域と低音域の両方の音質が向上しています。映画はもちろん、スマートフォンの音楽やゲームなどのサウンドをよりよい音で楽しめます。
力石 低音に迫力が増しましたし、高音も伸びがいいですね。「HT-CT260」とはワンランク違う印象です。ワイヤレスといえば、「HT-CT660」は新たにNFC(近距離無線通信)機能を搭載しましたね。
油井 おサイフケータイ機能に対応したスマートフォンに、NFCのアプリをインストールしていれば、「HT-CT660」のNFC部分にスマートフォンをタッチするだけで、自動でBluetooth接続が完了し、ワイヤレス音楽が再生が楽しめます。
力石 想像以上に簡単ですね。スマートフォンをタッチした後、いろいろ設定する必要があるのかと思いきや、本当にタッチするだけなんですね。
油井 また、新たにHDMI入力端子を3つ、出力を1つ備えているのも特徴です。「HT-CT260」は、HDMI端子はありませんでしたが、「HT-CT660」は、HDMI端子を搭載したので、テレビやブルーレイデスク(BD)レコーダーや「PlayStation 3」などと、リモコン1つで連動操作ができるようになりました。
力石 「HT-CT260」は、スマートフォンやテレビのサウンドをいい音で聴きたいと思っている人に向けて提案していましたよね。「HT-CT660」もターゲットは同じですか?
油井 「HT-CT660」は、スマートフォンやTVはもちろん、BDやDVD、PS3などのゲームも、更なる高音質で楽しみたい方へ設計した、ワンランク上の高音質スピーカーです。高品質AVシステムを検討されている方におすすめできるクオリティだと自負しています。
力石 先ほどゲームの話が出ましたが、ホームシアターでゲームの音を聞くんですか?
油井 ゲームこそ、ホームシアタースピーカーで楽しまないと、意味がないんです。最近のゲームソフトの多くが、5.1chや7.1chのサラウンドで音づくりがされています。これらのゲームは、前からの情報は映像から得て、周囲の情報は音から得ます。つまり、テレビのステレオ音声では、周辺に広がるサラウンドの音は表現しきれないので、ゲームの世界観を楽しみ切れていません。ホームシアタースピーカーは、そのゲームに込められたサラウンド音声を、忠実に再現できるので、本来の作品世界を存分に楽しめるのです。
今回の「HT-CT660」は、ソニー・コンピュータエンタテインメントのサウンドデザイナーの意見を採り入れ、新たに「ゲームモード」を再設計してきました。「ゲームモード」に設定すると、ゲームに記録された音で表現される位置情報など、繊細な周辺の音が、しっかりと聴こえ、ゲーム進行のヒントとなるセリフの声も、より鮮明に再現されるので、作品の世界に入り込むことができます。
例えば、アクションゲームを体感すると、プレーヤーの背後に敵がいた場合、音が背後から聞こえる。その音を頼りに振り向いて倒す、といったことができるんです。
力石 後ろで足音が聞こえました。迫ってくる感じがリアルでとても怖いっ!
油井 ゲームも映画も、5.1chや7.1chのサラウンドで作られた作品は、正面の情報は映像から、周囲の情報は音に込められていますので、映画ファンはもちろんですが、ゲームファンにもぜひ「HT-CT660」を使ってほしいですね。また、「HT-CT660 スペシャルサイト」では、ゲーム好き、映画好きにおすすめするホームシアターの使い方を紹介しています。
力石 ふーむ、これならゲームの世界に没入できますね。かなりグラッときました。ありがとうございました!
(文:コヤマタカヒロ)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
力石編集長(左)とソニーマーケティング ホームシアター マーケティングの油井薫マネジャー(右)
ボーカルの声を心地よく鳴らす スマートフォンの音楽もよりよく
力石 昨年発売した「HT-CT260」も人気ですが、6月1日発売の「HT-CT660」も注目度が高いですね。直近の「BCNランキング」のホームシアターシステムの週間ランキング(2013年5月20日~26日)では、「HT-CT260」が3位、「HT-CT660」が予約分だけで5位になりました。「HT-CT660」は「HT-CT260」の後継機ですか?
油井 はい。「HT-CT260」も引き続き販売しますが、「HT-CT660」は「HT-CT260」の上位モデルの位置づけです。「HT-CT260」は、ワイヤレスサブウーファーを搭載し、スピーカーとサブウーファーがケーブル不要で設置が簡単な点やBluetooth対応で、スマートフォンやPCに保存した音楽をワイヤレスで再生できる点が、高い評価をいただきました。これらの機能はそのままに、さらなる「高音質+簡単操作」を追求したのが「HT-CT660」です。
順位 | メーカー | 品名 | 型番 | 販売台数シェア (%) |
1 | パイオニア | 3.1ch サウンドバーシステム | HTP-SB550 | 8.2 |
2 | パイオニア | 5.1chサラウンドシステム | HTP-S353 | 8.1 |
3 | ソニー | ホームシアターシステム | HT-CT260 | 6.3 |
4 | ヤマハ | フロントサラウンドシステム | YAS-101(B) | 6.0 |
5 | ソニー | ホームシアターシステム | HT-CT660 | 5.7 |
「BCNランキング」2013年5月第3週 週次<最大パネル>
油井 「HT-CT660」では、音楽やボーカルの声を心地よく鳴らすため、新たにトゥイーターを搭載しています。これにより、高音域の再現性が高まりました。また、ワイヤレスサブウーファーにも手を加え、ユニットの直径を130mmから160mmにアップグレード。引き締まった低音を実現しています。つまり、「HT-CT260」に比べて、高音域と低音域の両方の音質が向上しています。映画はもちろん、スマートフォンの音楽やゲームなどのサウンドをよりよい音で楽しめます。
右側のユニットが、高音域用の「トゥイーター」
左が160mmの「HT-CT660」、右が130mmの「HT-CT260」の「サブウーファーユニット」
力石 低音に迫力が増しましたし、高音も伸びがいいですね。「HT-CT260」とはワンランク違う印象です。ワイヤレスといえば、「HT-CT660」は新たにNFC(近距離無線通信)機能を搭載しましたね。
油井 おサイフケータイ機能に対応したスマートフォンに、NFCのアプリをインストールしていれば、「HT-CT660」のNFC部分にスマートフォンをタッチするだけで、自動でBluetooth接続が完了し、ワイヤレス音楽が再生が楽しめます。
NFC対応スマートフォンをかざすと、自動でBluetoothでつながる
力石 想像以上に簡単ですね。スマートフォンをタッチした後、いろいろ設定する必要があるのかと思いきや、本当にタッチするだけなんですね。
油井 また、新たにHDMI入力端子を3つ、出力を1つ備えているのも特徴です。「HT-CT260」は、HDMI端子はありませんでしたが、「HT-CT660」は、HDMI端子を搭載したので、テレビやブルーレイデスク(BD)レコーダーや「PlayStation 3」などと、リモコン1つで連動操作ができるようになりました。
力石 「HT-CT260」は、スマートフォンやテレビのサウンドをいい音で聴きたいと思っている人に向けて提案していましたよね。「HT-CT660」もターゲットは同じですか?
油井 「HT-CT660」は、スマートフォンやTVはもちろん、BDやDVD、PS3などのゲームも、更なる高音質で楽しみたい方へ設計した、ワンランク上の高音質スピーカーです。高品質AVシステムを検討されている方におすすめできるクオリティだと自負しています。
周囲に広がるゲームの世界 背後から忍び寄る敵の足音にビックリ!
力石 先ほどゲームの話が出ましたが、ホームシアターでゲームの音を聞くんですか?
油井 ゲームこそ、ホームシアタースピーカーで楽しまないと、意味がないんです。最近のゲームソフトの多くが、5.1chや7.1chのサラウンドで音づくりがされています。これらのゲームは、前からの情報は映像から得て、周囲の情報は音から得ます。つまり、テレビのステレオ音声では、周辺に広がるサラウンドの音は表現しきれないので、ゲームの世界観を楽しみ切れていません。ホームシアタースピーカーは、そのゲームに込められたサラウンド音声を、忠実に再現できるので、本来の作品世界を存分に楽しめるのです。
今回の「HT-CT660」は、ソニー・コンピュータエンタテインメントのサウンドデザイナーの意見を採り入れ、新たに「ゲームモード」を再設計してきました。「ゲームモード」に設定すると、ゲームに記録された音で表現される位置情報など、繊細な周辺の音が、しっかりと聴こえ、ゲーム進行のヒントとなるセリフの声も、より鮮明に再現されるので、作品の世界に入り込むことができます。
例えば、アクションゲームを体感すると、プレーヤーの背後に敵がいた場合、音が背後から聞こえる。その音を頼りに振り向いて倒す、といったことができるんです。
力石 後ろで足音が聞こえました。迫ってくる感じがリアルでとても怖いっ!
あまりのリアルさに驚く力石編集長
油井 ゲームも映画も、5.1chや7.1chのサラウンドで作られた作品は、正面の情報は映像から、周囲の情報は音に込められていますので、映画ファンはもちろんですが、ゲームファンにもぜひ「HT-CT660」を使ってほしいですね。また、「HT-CT660 スペシャルサイト」では、ゲーム好き、映画好きにおすすめするホームシアターの使い方を紹介しています。
力石 ふーむ、これならゲームの世界に没入できますね。かなりグラッときました。ありがとうございました!
(文:コヤマタカヒロ)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
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