速度・価格・エコの三拍子が揃ったシーゲイトのデスクトップ用HDD「ST4000DM000」が登場
「そろそろPCのHDD容量不足が気になる」「もっとパフォーマンスの高いHDDへ換装したい」「サーバーなどのより高度なソリューションを導入したい」……とにかく内蔵HDDの購入を検討しているすべての人に朗報だ。HDD製造の老舗、シーゲイトが、速度・価格・エコの三拍子が揃った3.5インチHDD「Desktop HDD ST4000DM000」を発売した。
HDDの容量不足や、ディスクアクセス性能の向上をはじめとした性能アップを求めて、PCのHDD換装・増設を考えている人は多いだろう。せっかく換装・増設するなら、速度・容量面で現在使っているものより確実に高性能な製品を選びたい。そこでお勧めしたいのが、HDDのトップメーカーであるシーゲイトが、3月に発売した3.5インチ内蔵型HDD「ST4000DM000」だ。
速度・コストパフォーマンス・省エネ設計の三位一体を高いレベルで実現したHDDで、容量は4TBと余裕たっぷり。速度は、データ転送速度が平均146MB/s(リード/ライト)、最大180MB/sの高速転送速度を実現し、4TBモデルのなかでもトップクラス。この高速性の秘密は、業界各社に先駆けて1TBプラッターを採用した点にある。
他社のグリーン電力ドライブで同容量の製品は、800GBプラッターを5枚搭載して4TBを実現しているが、「ST4000DM000」は1TBプラッターを4枚搭載することで4TBを実現している。1プラッターあたりの記録密度を高めることで、ディスクアクセスや読み書きの速度を向上した。サーバー向けなど、ハイエンドタイプには1TBプラッターを搭載している製品はあるが、グリーン電力ドライブ仕様で1TBプラッターを採用しているのは、4月中旬時点では「ST4000DM000」だけだ。
HDDを選ぶときに重視されるのが、コストパフォーマンス。容量、速度にこだわりながらも、コストパフォーマンスのよい製品を選びたい。現在、一般の4TBHDDの実勢価格は、2万円から2万円台後半だ。
「ST4000DM000」は、4月中旬時点での店頭価格で1万円台後半という極めてリーズナブルな価格で購入できる。これまでまさに“高値”の花だった4TBの大容量HDDを1万円台で入手できるので、ヘビーユーザーはもちろん、初心者ユーザーにとっても夢の大容量環境が手軽に構築できる。
この高いコストパフォーマンスを実現できたのは、磁気メディアの開発・生産からディスクドライブ・アセンブリまで、すべてを一貫体制で行うシーゲイトだからこそ、といえる。
消費電力が低いことも特筆できる点。「ST4000DM000」の消費電力は、高負荷時でさえわずか7.8W。一般的な4TBモデルのアイドル時とほぼ同じという驚異的な省電力だ。この理由が、5900rpmという独自の回転数だ。
一般にHDDの回転数は、グリーン電力仕様の場合で5400rpm、高速仕様の場合で7200rpm。「ST4000DM000」は、1TBプラッターを採用しているので回転数を低く設定することができ、5900rpmという独自の回転数で高速性と省エネ性の両立に成功した。5400rpmの省エネ性と、7200rpmの高速性のいいとこ取りをしたのが「ST4000DM000」なのだ。
大容量、そして高速、高いコストパフォーマンス、省エネ性――HDDの性能を決定づける要素が高いバランスでまとまった「ST4000DM000」は、さまざまなシーンでの使用が考えられる。
例えば、ふだんはファイルサーバーなどで運用しているマシンに組み込んで、手軽に動画や音楽、写真などのマルチメディア系ファイルを保存・活用する大容量サーバーにできる。これまでディスクの容量を気にしてクオリティを落とした状態でマルチメディアファイルを保存していた人も、最高の画質・音質でデータを保存することができるようになる。
価格が安いので、2台購入して手軽に大容量のRAIDシステムを組むこともできるし、低消費電力という特性を生かして、複数台の「ST4000DM000」をHDDラックなどに組み込んで、低消費電力の大容量HDDユニットを仕立て上げることもできる。
もちろん、高速特性を生かして、現在のPCのOS起動時間やアプリケーション起動時間に不満があるような人でも、手軽にパフォーマンスを向上することができる。CPU交換やメモリ増設とともに、HDD換装はPCパフォーマンス向上の最も基本的なアプローチだけに、確実にその効果を体感することができるだろう。
大容量・高速・省エネ性というHDDドライブに求められる要素を高いレベルで持ち合わせ、それでいてコストパフォーマンスが高い「ST4000DM000」。大容量を求める人、パフォーマンスを求める人、エコ性能を重視する人など、すべての人にお勧めできるバランスの高いHDDだ。
円安により値上がり傾向にあるといわれているHDD市場だが、これだけのパフォーマンスをもつ製品が、現時点で1万円台後半で購入できることはうれしい限り。HDD選びで迷ったなら、これを選んでおけば、まず間違いはない。(ITジャーナリスト 市川 昭彦)
デスクトップ用の3.5インチHDD「Desktop HDD ST4000DM000」
市場をリードするシーゲイトが投入する「死角なし」の大容量HDD
HDDの容量不足や、ディスクアクセス性能の向上をはじめとした性能アップを求めて、PCのHDD換装・増設を考えている人は多いだろう。せっかく換装・増設するなら、速度・容量面で現在使っているものより確実に高性能な製品を選びたい。そこでお勧めしたいのが、HDDのトップメーカーであるシーゲイトが、3月に発売した3.5インチ内蔵型HDD「ST4000DM000」だ。
速度・コストパフォーマンス・省エネ設計の三位一体を高いレベルで実現したHDDで、容量は4TBと余裕たっぷり。速度は、データ転送速度が平均146MB/s(リード/ライト)、最大180MB/sの高速転送速度を実現し、4TBモデルのなかでもトップクラス。この高速性の秘密は、業界各社に先駆けて1TBプラッターを採用した点にある。
他社のグリーン電力ドライブで同容量の製品は、800GBプラッターを5枚搭載して4TBを実現しているが、「ST4000DM000」は1TBプラッターを4枚搭載することで4TBを実現している。1プラッターあたりの記録密度を高めることで、ディスクアクセスや読み書きの速度を向上した。サーバー向けなど、ハイエンドタイプには1TBプラッターを搭載している製品はあるが、グリーン電力ドライブ仕様で1TBプラッターを採用しているのは、4月中旬時点では「ST4000DM000」だけだ。
抜群のコストパフォーマンス 実売2万円を切る!
HDDを選ぶときに重視されるのが、コストパフォーマンス。容量、速度にこだわりながらも、コストパフォーマンスのよい製品を選びたい。現在、一般の4TBHDDの実勢価格は、2万円から2万円台後半だ。
「ST4000DM000」は、4月中旬時点での店頭価格で1万円台後半という極めてリーズナブルな価格で購入できる。これまでまさに“高値”の花だった4TBの大容量HDDを1万円台で入手できるので、ヘビーユーザーはもちろん、初心者ユーザーにとっても夢の大容量環境が手軽に構築できる。
この高いコストパフォーマンスを実現できたのは、磁気メディアの開発・生産からディスクドライブ・アセンブリまで、すべてを一貫体制で行うシーゲイトだからこそ、といえる。
消費電力が低いことも特筆できる点。「ST4000DM000」の消費電力は、高負荷時でさえわずか7.8W。一般的な4TBモデルのアイドル時とほぼ同じという驚異的な省電力だ。この理由が、5900rpmという独自の回転数だ。
一般にHDDの回転数は、グリーン電力仕様の場合で5400rpm、高速仕様の場合で7200rpm。「ST4000DM000」は、1TBプラッターを採用しているので回転数を低く設定することができ、5900rpmという独自の回転数で高速性と省エネ性の両立に成功した。5400rpmの省エネ性と、7200rpmの高速性のいいとこ取りをしたのが「ST4000DM000」なのだ。
高速・高コストパフォーマンス・省エネ性であらゆるニーズに応える
大容量、そして高速、高いコストパフォーマンス、省エネ性――HDDの性能を決定づける要素が高いバランスでまとまった「ST4000DM000」は、さまざまなシーンでの使用が考えられる。
例えば、ふだんはファイルサーバーなどで運用しているマシンに組み込んで、手軽に動画や音楽、写真などのマルチメディア系ファイルを保存・活用する大容量サーバーにできる。これまでディスクの容量を気にしてクオリティを落とした状態でマルチメディアファイルを保存していた人も、最高の画質・音質でデータを保存することができるようになる。
価格が安いので、2台購入して手軽に大容量のRAIDシステムを組むこともできるし、低消費電力という特性を生かして、複数台の「ST4000DM000」をHDDラックなどに組み込んで、低消費電力の大容量HDDユニットを仕立て上げることもできる。
もちろん、高速特性を生かして、現在のPCのOS起動時間やアプリケーション起動時間に不満があるような人でも、手軽にパフォーマンスを向上することができる。CPU交換やメモリ増設とともに、HDD換装はPCパフォーマンス向上の最も基本的なアプローチだけに、確実にその効果を体感することができるだろう。
迷ったら「ST4000DM000」を選べば間違いなし
大容量・高速・省エネ性というHDDドライブに求められる要素を高いレベルで持ち合わせ、それでいてコストパフォーマンスが高い「ST4000DM000」。大容量を求める人、パフォーマンスを求める人、エコ性能を重視する人など、すべての人にお勧めできるバランスの高いHDDだ。
円安により値上がり傾向にあるといわれているHDD市場だが、これだけのパフォーマンスをもつ製品が、現時点で1万円台後半で購入できることはうれしい限り。HDD選びで迷ったなら、これを選んでおけば、まず間違いはない。(ITジャーナリスト 市川 昭彦)