Bluetooth対応スピーカー、低音にもこだわったソニーの「SRS-BTX500」が好調
スマートフォンやタブレットに楽曲を保存し、音楽を楽しむスタイルが定着するなかで、ワイヤレスで手軽に音楽を再生できるBluetooth対応スピーカーが人気だ。なかでも音質にこだわったソニーの「SRS-BTX500」が、好調に売上げを伸ばしている。
スマートフォンに保存した音楽をスピーカーで再生する場合、これまではドックを利用するか、ヘッドホン端子を使った有線接続があたりまえだった。しかし、いったんスマートフォンをドックに置いてしまうとスピーカーの前まで行かなければ操作できない。そんなストレスを解決するのが、Bluetooth対応スピーカーだ。
家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、スピーカーのワイヤレス対応をみると、1年前の2012年2月はBluetooth対応スピーカーの販売台数シェアは5.9%だったが、直近の2013年2月は16.5%に成長。金額シェアでは16.7%から31.6%に伸びた。
そのなかで躍進著しい製品が、ソニーが2月21日に発売したばかりのワイヤレススピーカー「SRS-BTX500」だ。2012年9月以降に発売したモデルに絞った3月上旬(3月1~15日)のシリーズ別ランキングでは、台数シェア4.9%で4位。1万円以下のモデルが上位を占めるなか、実勢価格3万円前後の「SRS-BTX500」がトップ5に食い込む健闘ぶりだ。
1位は、手のひらに載るコンパクトで丸いフォルムが人気のソニー「SRS-BTV5」で、46.4%の高いシェアを獲得。「SRS-BTX500」の姉妹モデル「SRS-BTX300」は5位で、幅広いラインアップをもつソニーは、3月上旬のBluetooth対応スピーカー市場で38.1%で1位になった。
「SRS-BTX500」の人気の理由は、その音質にある。少し前まで「ワイヤレスは音質があまりよくない」といわれていたが、「SRS-BTX500」のサウンドを聴いて、それはすでに過去のものであることを体感することができた。
幅385×高さ152×奥行き65mmのボディには、左右のスピーカーのほかに、80mmのサブウーファーを内蔵し、伸びのある重低音を再現する。さらに、前面に低音増強振動板ユニット「パッシブラジエーター」を二つ配置して風きり音などのノイズを抑え、キレと存在感のある低音域を実現している。
左右のスピーカーには、独自開発の「マグネティック・フルーイド・スピーカー」を採用。ダンパー代わりの磁性流体サスペンション構造が、ボイスコイルから振動板へと伝えられる駆動力の機械的損失や反共振によるひずみを低減し、反応の早い伸びのある中高域を再生する。
実際にその音を聴くと、ボーカルの声はもちろん、一つひとつの楽器の音も低音域から中・高音域に至るまでそれぞれクリアに再生され、サウンドの伸びや深みも満足できる仕上がりだ。
Bluetooth対応機器とスマートフォン/タブレットの接続設定(ペアリング)は面倒という一般ユーザーは多い。その点も、ソニーのBluetooth対応スピーカーはNFC(近距離無線通信)に対応しているので、対応機器をかざすだけでBluetoothの接続設定ができる。
つまり、上部中央になるNFCセンサにNFCに対応したおサイフケータイやAndroid搭載スマートフォンをかざすだけでBluetooth接続ができ、スマートフォン内の音楽を再生できる。もう一度かざせば接続を切断でき、切替えが簡単だ。
約6時間稼働する充電式の内蔵バッテリで、部屋の移動はもちろんのこと、アウトドアにも持ち出しOK。例えば、お花見やピクニックなどに「SRS-BTX500」を持っていけば、空の下でスマートフォンに保存した曲を、手軽に、しかもハイクオリティなサウンドで再生して楽しむことができる。
スマートフォン、タブレット端末、ウォークマン、携帯ゲーム機など、さまざまな機器に接続できるBluetooth対応スピーカー「SRS-BTX500」。新生活のスタートに、充実した音楽ライフをトッピングしよう。(フリーライター・石川貢士)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
今年2月に発売したソニーの「SRS-BTX500」
スピーカー市場で存在感を増すBluetooth対応モデル
スマートフォンに保存した音楽をスピーカーで再生する場合、これまではドックを利用するか、ヘッドホン端子を使った有線接続があたりまえだった。しかし、いったんスマートフォンをドックに置いてしまうとスピーカーの前まで行かなければ操作できない。そんなストレスを解決するのが、Bluetooth対応スピーカーだ。
家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」で、スピーカーのワイヤレス対応をみると、1年前の2012年2月はBluetooth対応スピーカーの販売台数シェアは5.9%だったが、直近の2013年2月は16.5%に成長。金額シェアでは16.7%から31.6%に伸びた。
そのなかで躍進著しい製品が、ソニーが2月21日に発売したばかりのワイヤレススピーカー「SRS-BTX500」だ。2012年9月以降に発売したモデルに絞った3月上旬(3月1~15日)のシリーズ別ランキングでは、台数シェア4.9%で4位。1万円以下のモデルが上位を占めるなか、実勢価格3万円前後の「SRS-BTX500」がトップ5に食い込む健闘ぶりだ。
順位 | メーカー | シリーズ名・型番 | 販売台数シェア(%) |
1 | ソニー | SRS-BTV5 | 46.4 |
2 | 山善 | YBP-22BT | 12.5 |
3 | BOSE | SOUNDLINK BLUETOOTH MOBILE SPEAKER II NYLON EDITION |
6.7 |
4 | ソニー | SRS-BTX500 | 4.9 |
5 | ソニー | SRS-BTX300 | 3.5 |
「BCNランキング」2013年3月1日~15日 日次合算<最大パネル>
2012年9月以降に発売したスピーカー全体からBluetooth対応モデルを抽出
2012年9月以降に発売したスピーカー全体からBluetooth対応モデルを抽出
1位は、手のひらに載るコンパクトで丸いフォルムが人気のソニー「SRS-BTV5」で、46.4%の高いシェアを獲得。「SRS-BTX500」の姉妹モデル「SRS-BTX300」は5位で、幅広いラインアップをもつソニーは、3月上旬のBluetooth対応スピーカー市場で38.1%で1位になった。
売れている理由は妥協のない音づくり
「SRS-BTX500」の人気の理由は、その音質にある。少し前まで「ワイヤレスは音質があまりよくない」といわれていたが、「SRS-BTX500」のサウンドを聴いて、それはすでに過去のものであることを体感することができた。
幅385×高さ152×奥行き65mmのボディには、左右のスピーカーのほかに、80mmのサブウーファーを内蔵し、伸びのある重低音を再現する。さらに、前面に低音増強振動板ユニット「パッシブラジエーター」を二つ配置して風きり音などのノイズを抑え、キレと存在感のある低音域を実現している。
ワンボックスのコンパクトなボディに、サブウーファーなどを内蔵
左右のスピーカーには、独自開発の「マグネティック・フルーイド・スピーカー」を採用。ダンパー代わりの磁性流体サスペンション構造が、ボイスコイルから振動板へと伝えられる駆動力の機械的損失や反共振によるひずみを低減し、反応の早い伸びのある中高域を再生する。
スピーカーのダンパー部分に、独自の「磁性流体」サスペンション構造を採用
実際にその音を聴くと、ボーカルの声はもちろん、一つひとつの楽器の音も低音域から中・高音域に至るまでそれぞれクリアに再生され、サウンドの伸びや深みも満足できる仕上がりだ。
NFCに対応、Bluetoothのペアリングはかざすだけ
Bluetooth対応機器とスマートフォン/タブレットの接続設定(ペアリング)は面倒という一般ユーザーは多い。その点も、ソニーのBluetooth対応スピーカーはNFC(近距離無線通信)に対応しているので、対応機器をかざすだけでBluetoothの接続設定ができる。
つまり、上部中央になるNFCセンサにNFCに対応したおサイフケータイやAndroid搭載スマートフォンをかざすだけでBluetooth接続ができ、スマートフォン内の音楽を再生できる。もう一度かざせば接続を切断でき、切替えが簡単だ。
中央上のセンサーにスマートフォンなどをかざすだけで、面倒な初期設定も完了する
約6時間稼働する充電式の内蔵バッテリで、部屋の移動はもちろんのこと、アウトドアにも持ち出しOK。例えば、お花見やピクニックなどに「SRS-BTX500」を持っていけば、空の下でスマートフォンに保存した曲を、手軽に、しかもハイクオリティなサウンドで再生して楽しむことができる。
重量は約2kgなので、片手で手軽に持ち運ぶことができる
スマートフォン、タブレット端末、ウォークマン、携帯ゲーム機など、さまざまな機器に接続できるBluetooth対応スピーカー「SRS-BTX500」。新生活のスタートに、充実した音楽ライフをトッピングしよう。(フリーライター・石川貢士)
「SRS-BTX500」を紹介してくれたのはソニーマーケティング MEPDMK部 PAVMK課 市村直己さん
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。