Wi-Fi & Bluetooth 2013年はワイヤレスで便利な暮らしを!

特集

2012/11/29 20:06

 従来のパソコンに代わって、基本的に一人1台を所有し、いつでもどこでも携帯できるスマートフォンがデジタル家電・ホームネットワークの中心的存在になりつつある。こうした変化に合わせて、異なる機器同士を接続するときに、ケーブルではなく無線を利用するワイヤレス対応製品が増えている。将来は、電源ケーブル以外のケーブルはなくなるかもしれない。今回は、さまざまなワイヤレス対応製品のうち、無線LAN(Wi-Fi)を利用するWi-Fi対応製品と、Bluetooth対応製品の二つのグループに分け、それぞれの特徴をまとめた。

目次(最終更新:2013年3月18日)
Wi-Fi対応製品 Bluetooth対応製品

Wi-Fi対応製品


 
 無線LAN(Wi-Fi)は、一戸建ての1階と2階、同じフロアのリビングとトイレなど、比較的広い範囲でワイヤレスで通信できる。対応製品は多く、IEEE802.11n/a/gなど、複数の規格がある。スマートフォンやパソコンなど、大容量のデータをやりとりするデジタル機器は、ほとんどが最も高速のIEEE802.11nに対応している。
 
●Wi-Fiに対応する主な製品(ジャンル)
 
ほぼ100%対応
スマートフォン、タブレット端末、ノートPC、電子書籍リーダー

一部機種のみ対応
プリンタ、スキャナ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ノートPC、デスクトップPC、ポータブルHDD、液晶テレビ、プロジェクター、ブルーレイディスク(BD)レコーダー、BDプレーヤー etc.

ごく一部の機種のみ対応
カードリーダー、メモリカード、サラウンドシステム、オーディオシステム・コンポ、スピーカー、電子辞書 etc.
 
●導入時の注意点
 
 無線LANルータ(無線LAN親機、アクセスポイント)の購入またはレンタルが必要。ただし、Wi-Fiダイレクト対応機種なら、アクセスポイントがなくても対応機器間でワイヤレスで通信できる。無線LAN親機は、最も安い機種なら3000~4000円程度で購入でき、各社の簡単設定ツールを使えば、初心者でもそれほど迷わずに初期設定できるだろう。
●注目の製品
 
7インチ台のタブレット端末
▽迷ったら参考に!

増えてきた7インチ台のタブレット端末
 
Wi-Fi対応カメラ&プリンタ
 

ソニーのミラーレス一眼カメラ「NEX-6」
 
Wi-Fi対応メモリカード&DVDドライブ


Bluetooth対応製品


 
 Bluetoothは、数mから数十mの範囲で通信できる近距離無線通信規格の一つ。対応機器同士をペアリングして使用する。製品によって採用しているバージョンやプロファイル、クラス(到達距離)が異なり、バージョン2.1からペアリングが簡略化された。現時点の最新バージョンは4.0。
 
●Bluetoothに対応する主な製品(ジャンル)

ほぼ100%対応
スマートフォン、タブレット端末、各種Bluetoothアクセサリ

一部機種のみ対応
携帯オーディオプレーヤー、イヤホン・ヘッドホン、ヘッドセット、スピーカー、ノートPC、デスクトップPC、マウス、キーボード・キーボード一体型ケース etc.

ごく一部の機種のみ対応
プリンタ、サラウンドシステム、オーディオシステム・コンポ、体組成計、カーナビ、腕時計 etc.
 
●注目の製品
 
腕時計

Bluetooth 4.0に対応するG-SHOCK