LGのスマートテレビ「55LM9600」がライフスタイルを変える
今年のテレビの注目キーワードは「スマートテレビ」。家電量販店では、LGエレクトロニクス・ジャパンの「LG Smart TV」シリーズを大きく取り上げている。なかでもハイエンドモデルの「55LM9600」は、その機能もさることながら画質とデザインの両面から注目を集めている一台だ。
今年6月に発売したLGの「Smart TV」は、テレビからインターネットコンテンツをスマートに利用できるだけではなく、「スマートな操作性」「スマートなスタイル」も追求したテレビだ。
まずは、インターネットコンテンツを利用する機能を確認しよう。リモコンの「ホーム」ボタンを押すと、インターネットの窓口となる「ホームダッシュボード」が表示される。画面左上には現在放送中のテレビ番組が表示されるが、画面下や中央はまるでスマートフォンのメニュー画面のようにアイコンが並ぶ。このアイコンから、YouTubeやHuluなどのインターネット動画サービスやブラウザ、TwitterやFacebookなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用することができる。
さらに、アイコンは「カード」と呼ばれるフォルダに分類して、自由に並び順を変えることができるほか、カード内のアイコンも自在に入れ替えることができる。スマートフォンのホーム画面のようによく使うアイコン順に並べたり、種類ごとに分類したりと、好みに合わせてカスタマイズできるのだ。また、アイコンはアプリ提供サイト「LG Smart World」からダウンロードして、機能を追加することができる。
PCやスマートフォンの画面のように見える「ホームダッシュボード」。しかし、テレビにはマウスやタッチパネルがない。テレビでの快適な操作を実現するために、LGはトラックボールを搭載した「マジックリモコン」を採用している。
一般的なテレビのリモコンは、60~100個程度のボタンが並ぶ。インターネットに接続できるテレビでは、さらに多くなる。しかし、マジックリモコンはボタン数が少なく、シンプルなスタイルだ。PCのマウスと同じようにポインターを動かして操作する。
ポインターは中央の方向キーで移動することができるが、もっと手軽なのが、リモコン自体を動かす方法。内蔵センサがリモコンの傾きを感知し、ポインターが移動する。これによって、すばやく、簡単に操作することができるのだ。手元を見ないで操作できるのもいい。
このところ、ベゼル幅が狭い「狭額スタイル」のテレビが流行している。これは映像コンテンツへの没入感を高めるための手法だ。ベゼル幅が広いと画面そのものがベゼルのなかに埋まっているような印象が感じられ、画面サイズが小さく感じてしまう。つまり、ベゼルを目立たなくすることで、画面が大きく見え、没入感を得ることができるのだ。「狭額スタイル」モデルのベゼル幅は10~20mm程度のものが多いが、LGの「55LM9600」のベゼル幅は僅か4.9mm。より、コンテンツに集中することができる。
もう一つ、「55LM9600」の特徴が、「直下型」LEDバックライトを採用している点だ。いまや、液晶テレビのほとんどは低消費電力のLEDバックライトを採用している。では「直下型」とは何のことだろうか。
LEDバックライトを搭載したテレビは、LEDをエッジのみに配置した「エッジ型」と、液晶パネルの直下にLEDを配置した「直下型」の二つがある。「エッジ型」は、搭載するLEDの数が少ないので、コストや消費電力を抑えることができる。反面、エリア駆動が難しく、コントラスト比が若干低くなる。
一方、「直下型」は、映像に合わせて一つひとつのLEDを制御できるので、コントラスト比の高い映像を実現できる。そのため、各社とも高画質モデルなど、上位モデルのみが「直下型」LEDを搭載している。実際、「直下型」LEDを搭載しているモデルはソニーの最上位モデル「HX950シリーズ」や、東芝の4K2Kテレビ「X3シリーズ」などの超高級モデルのみ。サイズも50V型以上がほとんどだ。
ところがLGの「LM9600シリーズ」は、55V型のほか47V型もあり、「直下型」でありながら薄型を維持している。特筆すべきは、「IPSパネル」と「直下型」LED「NANO FULL LED」の組み合わせだ。「NANO FULL LED」は、超微細なNANO粒子でつくった反射パターンと遮光パターンフィルム、光拡散板を組み合わせて輝度を統一した。高発色&広視野角パネルと、コントラストを自由自在に操るエリア駆動のコンビネーションは、高画質液晶の頂点を極めるにふさわしい画質である。
独自のアプリを提供し、放送とインターネットコンテンツをシームレスに利用できるだけではなく、高機能と高画質を備えたLGの「55LM9600」。あなたのテレビライフが大きく変わることだろう。(フリーライター・吉野亘/BCN 山下彰子)
LGエレクトロニクスの「55LM9600」
インターネットコンテンツを利用できるLGの「Smart TV」
今年6月に発売したLGの「Smart TV」は、テレビからインターネットコンテンツをスマートに利用できるだけではなく、「スマートな操作性」「スマートなスタイル」も追求したテレビだ。
まずは、インターネットコンテンツを利用する機能を確認しよう。リモコンの「ホーム」ボタンを押すと、インターネットの窓口となる「ホームダッシュボード」が表示される。画面左上には現在放送中のテレビ番組が表示されるが、画面下や中央はまるでスマートフォンのメニュー画面のようにアイコンが並ぶ。このアイコンから、YouTubeやHuluなどのインターネット動画サービスやブラウザ、TwitterやFacebookなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用することができる。
「ホームダッシュボード」画面
さらに、アイコンは「カード」と呼ばれるフォルダに分類して、自由に並び順を変えることができるほか、カード内のアイコンも自在に入れ替えることができる。スマートフォンのホーム画面のようによく使うアイコン順に並べたり、種類ごとに分類したりと、好みに合わせてカスタマイズできるのだ。また、アイコンはアプリ提供サイト「LG Smart World」からダウンロードして、機能を追加することができる。
新感覚の「マジックリモコン」 リモコンを振って操作する
PCやスマートフォンの画面のように見える「ホームダッシュボード」。しかし、テレビにはマウスやタッチパネルがない。テレビでの快適な操作を実現するために、LGはトラックボールを搭載した「マジックリモコン」を採用している。
一般的なテレビのリモコンは、60~100個程度のボタンが並ぶ。インターネットに接続できるテレビでは、さらに多くなる。しかし、マジックリモコンはボタン数が少なく、シンプルなスタイルだ。PCのマウスと同じようにポインターを動かして操作する。
ボタン数が少ない「マジックリモコン」
ポインターは中央の方向キーで移動することができるが、もっと手軽なのが、リモコン自体を動かす方法。内蔵センサがリモコンの傾きを感知し、ポインターが移動する。これによって、すばやく、簡単に操作することができるのだ。手元を見ないで操作できるのもいい。
直下型LED「NANO FULL LED」が実現する「狭額スタイル」
このところ、ベゼル幅が狭い「狭額スタイル」のテレビが流行している。これは映像コンテンツへの没入感を高めるための手法だ。ベゼル幅が広いと画面そのものがベゼルのなかに埋まっているような印象が感じられ、画面サイズが小さく感じてしまう。つまり、ベゼルを目立たなくすることで、画面が大きく見え、没入感を得ることができるのだ。「狭額スタイル」モデルのベゼル幅は10~20mm程度のものが多いが、LGの「55LM9600」のベゼル幅は僅か4.9mm。より、コンテンツに集中することができる。
驚きのベゼルの狭さ
もう一つ、「55LM9600」の特徴が、「直下型」LEDバックライトを採用している点だ。いまや、液晶テレビのほとんどは低消費電力のLEDバックライトを採用している。では「直下型」とは何のことだろうか。
LEDバックライトを搭載したテレビは、LEDをエッジのみに配置した「エッジ型」と、液晶パネルの直下にLEDを配置した「直下型」の二つがある。「エッジ型」は、搭載するLEDの数が少ないので、コストや消費電力を抑えることができる。反面、エリア駆動が難しく、コントラスト比が若干低くなる。
一方、「直下型」は、映像に合わせて一つひとつのLEDを制御できるので、コントラスト比の高い映像を実現できる。そのため、各社とも高画質モデルなど、上位モデルのみが「直下型」LEDを搭載している。実際、「直下型」LEDを搭載しているモデルはソニーの最上位モデル「HX950シリーズ」や、東芝の4K2Kテレビ「X3シリーズ」などの超高級モデルのみ。サイズも50V型以上がほとんどだ。
ところがLGの「LM9600シリーズ」は、55V型のほか47V型もあり、「直下型」でありながら薄型を維持している。特筆すべきは、「IPSパネル」と「直下型」LED「NANO FULL LED」の組み合わせだ。「NANO FULL LED」は、超微細なNANO粒子でつくった反射パターンと遮光パターンフィルム、光拡散板を組み合わせて輝度を統一した。高発色&広視野角パネルと、コントラストを自由自在に操るエリア駆動のコンビネーションは、高画質液晶の頂点を極めるにふさわしい画質である。
独自のアプリを提供し、放送とインターネットコンテンツをシームレスに利用できるだけではなく、高機能と高画質を備えたLGの「55LM9600」。あなたのテレビライフが大きく変わることだろう。(フリーライター・吉野亘/BCN 山下彰子)