行楽シーズン到来! デジタルカメラ&ビデオカメラに最適なメモリカードを手に入れよう
ゴールデンウィークは家族で旅行したり、行楽地に出かけたりと、デジタルカメラやデジタルビデオカメラが活躍する機会が増える季節。この機会にカメラの買い替えを検討している人はぜひ、メモリカードの買い替えも検討してほしい。なぜなら、メモリカードの準備が不十分だとせっかくのシャッターチャンスを逃してしまうことがあるからだ。しかし、家電量販店のメモリカード売り場は製品がズラリと並び、どのメモリカードを選んでいいのかわからない人もいるだろう。そこでメモリカードの選び方のポイントを紹介する。自分の撮影スタイルに合わせて、最適な一枚を選んでほしい。
大切な思い出をきれいに確実に残すには、カメラの性能だけではなく、メモリカードの性能も重要だ。撮影している途中でメモリカードの容量がいっぱいになってしまったり、データの書込みに時間がかかって決定的な瞬間を逃してしまったりしては、あまりにももったいない。
まずは容量をチェックしたい。デジタルカメラを買い替えたのに、メモリカードはそのまま……という人は少なくない。もちろん、まだ使えるのだから捨ててしまうのはもったいない。しかし、容量は十分だろうか。
デジタルカメラは年々、高画素化が進んでいる。例えば、コンパクトデジタルカメラは2009年3月時点では有効1000万画素モデルが主流だった。ところが、2012年3月では1600万画素モデルが主流。画素数は非常に大きくなっている。
動画撮影機能も同様だ。2009年は720×480ドットのSD画質のモデルが主流だったのに対し、2012年3月では1440×1080ドットのフルHD動画撮影対応モデルが5割を超えた。
画素数や解像度が高くなるほど、写真1枚、動画1分あたりのデータ量は大きくなる。つまり、同じ容量のカードでは撮影できる枚数が減り、動画撮影でも撮影できる時間が短くなってしまうのだ。
さらに、外出先でメモリカードを交換するのはなかなか手間だ。メモリカードは小さいので、紛失する可能性もある。旅行中の写真、動画をすべて1枚に納められる大容量のメモリカードを用意したい。
デジタルカメラで連写や動画撮影をする人、PCに撮影データを保存している人はデータの転送速度を確認しよう。
連写や動画撮影中に液晶モニタに「処理中」の文字が表示され、撮影がストップした経験はないだろうか。これは、撮影したデータをメモリカードに書き込んでいる状態を示している。次の撮影は、処理が終わるまで待たなくてはならない。
このイライラは、転送速度の速いメモリカードを選ぶことである程度は解消する。転送速度は、パッケージなどに「MB/秒(s)」で、1秒間に転送できる最大のデータ容量が表示されている。この転送速度が速ければ速いほど、PCにデータを読み込む時間も速くなる。
高速なメモリカードを使っているにもかかわらず、PCへのデータ転送に時間がかかる場合は、使っているカードリーダーの転送速度を確認しよう。特に、PC内蔵のカードスロットは速度の遅いものが多い。高速転送ができるUSB3.0対応のカードリーダーを使えば、待ち時間を短縮できる。
デジタルビデオカメラでSDメモリカードを使っている場合は、同じ転送速度でも「最低転送速度」をチェックしよう。撮影中は常に一定容量のデータをメモリカードに書き込むデジタルビデオカメラは、メモリカードに一定以上の転送速度が求められる。「最低転送速度」は「スピードクラス」で表されている。
必要なスピードクラスは、デジタルビデオカメラのスペック表に記載されているが、わかりにくい。フルHD動画を撮影するなら、毎秒で6MB以上のデータを書き込むことができる「クラス6」以上のメモリカードを選ぶようにしよう。
このように、パッケージに記載してある情報から、最適なメモリカードを選ぶことができる。しかし、メモリカード選びで、もう一つ気をつけなくてはならないのが信頼性だ。信頼性の低いメモリカードを使ったときに、カメラがメモリカードを認識してくれなかったり、撮影したデータが消えてしまったりすることがある。
残念ながら、メモリカードの信頼性はパッケージには記載されていない。万が一に備えて、無償交換に応じてくれる保証制度のある製品を選んでおくと、いざというときに安心だ。また、信頼性の高いメーカーの製品を選びたい。
世界で製品を展開するサンディスクは、メモリカードのリーディング・カンパニーだ。サンディスクのメモリカードは、世界中で流通しているので、世界のカメラメーカーはサンディスクのメモリカードとの互換性をまず考えるだろうし、実際、カメラがメモリカードを認識しない、突然データが消えてしまうなどという失敗が少ないことで有名だ。
サンディスクは、デジタルカメラで通常使用されるSDカードから、スマートフォンや携帯電話に使われるマイクロSDカード、そしてハイエンドのデジタル一眼レフなどに使われるコンパクトフラッシュ(CF)カードなど幅広い製品を、多様な容量と転送速度のラインアップで揃えている。
さらに、CFカード市場では、サンディスクが41.9%と圧倒的なシェアを獲得している。つまり、プロカメラマンや、ハイアマチュアカメラマンの多くはサンディスクのメモリカードを選んでいる、ということだ。
メモリカードを価格だけで選ぶのは失敗のもとだ。容量、転送速度、そして信頼できるメーカーかどうかをしっかり確認して、これからの行楽シーズンの楽しい思い出を残す信頼できる一枚を選ぼう。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコンやデジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
最新のデジタルカメラには大容量のメモリカードが必要
大切な思い出をきれいに確実に残すには、カメラの性能だけではなく、メモリカードの性能も重要だ。撮影している途中でメモリカードの容量がいっぱいになってしまったり、データの書込みに時間がかかって決定的な瞬間を逃してしまったりしては、あまりにももったいない。
まずは容量をチェックしたい。デジタルカメラを買い替えたのに、メモリカードはそのまま……という人は少なくない。もちろん、まだ使えるのだから捨ててしまうのはもったいない。しかし、容量は十分だろうか。
デジタルカメラは年々、高画素化が進んでいる。例えば、コンパクトデジタルカメラは2009年3月時点では有効1000万画素モデルが主流だった。ところが、2012年3月では1600万画素モデルが主流。画素数は非常に大きくなっている。
動画撮影機能も同様だ。2009年は720×480ドットのSD画質のモデルが主流だったのに対し、2012年3月では1440×1080ドットのフルHD動画撮影対応モデルが5割を超えた。
画素数や解像度が高くなるほど、写真1枚、動画1分あたりのデータ量は大きくなる。つまり、同じ容量のカードでは撮影できる枚数が減り、動画撮影でも撮影できる時間が短くなってしまうのだ。
さらに、外出先でメモリカードを交換するのはなかなか手間だ。メモリカードは小さいので、紛失する可能性もある。旅行中の写真、動画をすべて1枚に納められる大容量のメモリカードを用意したい。
撮影中・撮影後のイライラを解消するなら高速モデル
デジタルカメラで連写や動画撮影をする人、PCに撮影データを保存している人はデータの転送速度を確認しよう。
連写や動画撮影中に液晶モニタに「処理中」の文字が表示され、撮影がストップした経験はないだろうか。これは、撮影したデータをメモリカードに書き込んでいる状態を示している。次の撮影は、処理が終わるまで待たなくてはならない。
このイライラは、転送速度の速いメモリカードを選ぶことである程度は解消する。転送速度は、パッケージなどに「MB/秒(s)」で、1秒間に転送できる最大のデータ容量が表示されている。この転送速度が速ければ速いほど、PCにデータを読み込む時間も速くなる。
サンディスクの「エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード」。
最大95MB/秒の読取り速度と最大90MB/秒の書込み速度を実現した
最大95MB/秒の読取り速度と最大90MB/秒の書込み速度を実現した
高速なメモリカードを使っているにもかかわらず、PCへのデータ転送に時間がかかる場合は、使っているカードリーダーの転送速度を確認しよう。特に、PC内蔵のカードスロットは速度の遅いものが多い。高速転送ができるUSB3.0対応のカードリーダーを使えば、待ち時間を短縮できる。
デジタルビデオカメラでSDメモリカードを使っている場合は、同じ転送速度でも「最低転送速度」をチェックしよう。撮影中は常に一定容量のデータをメモリカードに書き込むデジタルビデオカメラは、メモリカードに一定以上の転送速度が求められる。「最低転送速度」は「スピードクラス」で表されている。
必要なスピードクラスは、デジタルビデオカメラのスペック表に記載されているが、わかりにくい。フルHD動画を撮影するなら、毎秒で6MB以上のデータを書き込むことができる「クラス6」以上のメモリカードを選ぶようにしよう。
信頼性の高いメーカー製品を選ぶ
このように、パッケージに記載してある情報から、最適なメモリカードを選ぶことができる。しかし、メモリカード選びで、もう一つ気をつけなくてはならないのが信頼性だ。信頼性の低いメモリカードを使ったときに、カメラがメモリカードを認識してくれなかったり、撮影したデータが消えてしまったりすることがある。
残念ながら、メモリカードの信頼性はパッケージには記載されていない。万が一に備えて、無償交換に応じてくれる保証制度のある製品を選んでおくと、いざというときに安心だ。また、信頼性の高いメーカーの製品を選びたい。
世界で製品を展開するサンディスクは、メモリカードのリーディング・カンパニーだ。サンディスクのメモリカードは、世界中で流通しているので、世界のカメラメーカーはサンディスクのメモリカードとの互換性をまず考えるだろうし、実際、カメラがメモリカードを認識しない、突然データが消えてしまうなどという失敗が少ないことで有名だ。
サンディスクは、デジタルカメラで通常使用されるSDカードから、スマートフォンや携帯電話に使われるマイクロSDカード、そしてハイエンドのデジタル一眼レフなどに使われるコンパクトフラッシュ(CF)カードなど幅広い製品を、多様な容量と転送速度のラインアップで揃えている。
さらに、CFカード市場では、サンディスクが41.9%と圧倒的なシェアを獲得している。つまり、プロカメラマンや、ハイアマチュアカメラマンの多くはサンディスクのメモリカードを選んでいる、ということだ。
メモリカードを価格だけで選ぶのは失敗のもとだ。容量、転送速度、そして信頼できるメーカーかどうかをしっかり確認して、これからの行楽シーズンの楽しい思い出を残す信頼できる一枚を選ぼう。(BCN・山下彰子)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコンやデジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。