2011年アクセストップ30:上位はスマートフォン関連が独占、1位は誰もが気になる「値下がり」
2011年1月1日から12月31日までの1年間に、アクセスが多かった当サイトの記事をご紹介します。年間アクセス数100位までの合計PVをもとに、各記事の「シェア」も集計しました。読み逃していた記事やもう一度読みたい記事があれば、ぜひご覧ください。
上位30位のうち、2位の<2010年12月の携帯電話ランキング、Android搭載スマートフォンが4位まで独占>、3位の<なぜ売れる? ドコモのスマートフォン「Xperia acro SO-02C」、週間1位を記録中>、5位の<2011年10月のキャリア別携帯電話ランキング、auとソフトバンクは「iPhone 4S」に人気集中>など、3分の2にあたる計20の記事がスマートフォン本体やスマートフォン用アクセサリ・サービスなどに関する記事でした。特に、集計開始以来、初めてスマートフォンの販売比率が5割を超え、従来型の携帯電話の販売台数を上回ったことを報じた<スマートフォン人気に地域差、東京圏では携帯電話全体の6割を超える>は、市場の変化を表すできごととして大きな反響がありました。
2011年1月に掲載した4位の<ソニーが携帯オーディオで大躍進、月間・週間ともに初のシェア5割超え>も読者の皆様からの反響が大きかった記事です。音楽を再生できるスマートフォン・携帯電話が溢れるいま、「携帯オーディオプレーヤー」に限定した集計データでメーカー別シェアを語ることに意味があるのか、というご指摘もいただきました。確かに、インターネットに接続できる機器が増え、年々、カテゴリの境界線が曖昧になっていくなかで、ご指摘はある意味で的を射たものでしょう。他方で、現時点での「携帯オーディオプレーヤー」という専用、もしくはそれを主目的とした製品の存在は否定できません。デジタル機器は常に成長を繰り返し、製品カテゴリもモノ軸で考えるか、コト軸で考えるかで変わってきます。「BCNランキング」は、時代の趨勢に合わせて、これまでもカテゴリの見直しを行ってきました。この先、「携帯オーディオプレーヤー」という製品の位置づけがどのように変化していくのかを見極めながら、カテゴリの見直しに着手する可能性はありますが、当面は集計の都合上、音楽専用プレーヤーとスマートフォンは別ジャンルとしてカウントいたします。ご理解ください。
第6世代iPod nanoなどのカラー別ランキングを紹介した<iPod nano、iPad 2&Smart Cover……どの色が人気? アップル製品いろいろ色ランキング>が25位にとどまるなど、アクセス数の傾向からも、アップルの主力プロダクトが数年にわたって人気を集めたiPodからiPhoneへと完全に移り替わった印象を受けます。最新のiOS 5からは、iPhone単体でもアクティベートやセットアップができるようになり、Android搭載スマートフォン同様、PCを持っていない人もiPhoneを使えるようになりました。2011年のPC・デジタル家電市場の主な動きを振り返った記事<2011年は「スマートフォン」本格普及の年、2012年は?>の通り、去年は「スマートフォンの1年」だったといえるでしょう。
しかし、それらスマートフォン関連の記事を抑えて1位を獲得したのは、年末に掲載した<1年前よりこんなに安い! 買いやすくなったデジタルアイテム3選>でした。消費者の立場としては、値下がりは単純にうれしいもの。アクセス数の多さは、価格に敏感な消費者の多さが反映されたものといえるでしょう。小型・軽量化などで使い勝手がよくなり、スペック・機能は向上したにも関わらず、価格は大幅ダウン、となれば、買い替えを含め、購買意欲は大いに刺激されるはずです。
しかし、過度の価格競争などによって、メーカーの経営状況は決してらくなわけではありません。さらに2011年は、東日本大震災やタイの洪水被害など、大規模な天災の影響を大きく受けた企業もありました。特にテレビ関連の事業は厳しく、メーカーは工場の閉鎖や海外移転、リストラなどを進め、その余波がいつ自分に降りかかるともわからないとなると、財布の紐は固くなります。なかには「こんなに安くていいの?」という疑問や不安を感じている方もいるでしょう。また、価格重視でグレードを下げると、買い替え前よりスペックや使い勝手が悪くなってしまう場合もあります。デジタル製品は、基本的に「欲しいときが買いどき」。欲しくなったときには、当サイトのランキングコーナーや記事を参考にしていただければと思います。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
(編集部よりお願い) 各記事のランキングや価格などの情報は、記事掲載時点のものであり、現在とは異なる可能性があります。また、リニューアルの関係で、2008年10月以前に掲載した過去記事はレイアウトが崩れ、読みづらくなっています。あらかじめご了承ください。
上位30位のうち、2位の<2010年12月の携帯電話ランキング、Android搭載スマートフォンが4位まで独占>、3位の<なぜ売れる? ドコモのスマートフォン「Xperia acro SO-02C」、週間1位を記録中>、5位の<2011年10月のキャリア別携帯電話ランキング、auとソフトバンクは「iPhone 4S」に人気集中>など、3分の2にあたる計20の記事がスマートフォン本体やスマートフォン用アクセサリ・サービスなどに関する記事でした。特に、集計開始以来、初めてスマートフォンの販売比率が5割を超え、従来型の携帯電話の販売台数を上回ったことを報じた<スマートフォン人気に地域差、東京圏では携帯電話全体の6割を超える>は、市場の変化を表すできごととして大きな反響がありました。
2011年1月に掲載した4位の<ソニーが携帯オーディオで大躍進、月間・週間ともに初のシェア5割超え>も読者の皆様からの反響が大きかった記事です。音楽を再生できるスマートフォン・携帯電話が溢れるいま、「携帯オーディオプレーヤー」に限定した集計データでメーカー別シェアを語ることに意味があるのか、というご指摘もいただきました。確かに、インターネットに接続できる機器が増え、年々、カテゴリの境界線が曖昧になっていくなかで、ご指摘はある意味で的を射たものでしょう。他方で、現時点での「携帯オーディオプレーヤー」という専用、もしくはそれを主目的とした製品の存在は否定できません。デジタル機器は常に成長を繰り返し、製品カテゴリもモノ軸で考えるか、コト軸で考えるかで変わってきます。「BCNランキング」は、時代の趨勢に合わせて、これまでもカテゴリの見直しを行ってきました。この先、「携帯オーディオプレーヤー」という製品の位置づけがどのように変化していくのかを見極めながら、カテゴリの見直しに着手する可能性はありますが、当面は集計の都合上、音楽専用プレーヤーとスマートフォンは別ジャンルとしてカウントいたします。ご理解ください。
第6世代iPod nanoなどのカラー別ランキングを紹介した<iPod nano、iPad 2&Smart Cover……どの色が人気? アップル製品いろいろ色ランキング>が25位にとどまるなど、アクセス数の傾向からも、アップルの主力プロダクトが数年にわたって人気を集めたiPodからiPhoneへと完全に移り替わった印象を受けます。最新のiOS 5からは、iPhone単体でもアクティベートやセットアップができるようになり、Android搭載スマートフォン同様、PCを持っていない人もiPhoneを使えるようになりました。2011年のPC・デジタル家電市場の主な動きを振り返った記事<2011年は「スマートフォン」本格普及の年、2012年は?>の通り、去年は「スマートフォンの1年」だったといえるでしょう。
しかし、それらスマートフォン関連の記事を抑えて1位を獲得したのは、年末に掲載した<1年前よりこんなに安い! 買いやすくなったデジタルアイテム3選>でした。消費者の立場としては、値下がりは単純にうれしいもの。アクセス数の多さは、価格に敏感な消費者の多さが反映されたものといえるでしょう。小型・軽量化などで使い勝手がよくなり、スペック・機能は向上したにも関わらず、価格は大幅ダウン、となれば、買い替えを含め、購買意欲は大いに刺激されるはずです。
しかし、過度の価格競争などによって、メーカーの経営状況は決してらくなわけではありません。さらに2011年は、東日本大震災やタイの洪水被害など、大規模な天災の影響を大きく受けた企業もありました。特にテレビ関連の事業は厳しく、メーカーは工場の閉鎖や海外移転、リストラなどを進め、その余波がいつ自分に降りかかるともわからないとなると、財布の紐は固くなります。なかには「こんなに安くていいの?」という疑問や不安を感じている方もいるでしょう。また、価格重視でグレードを下げると、買い替え前よりスペックや使い勝手が悪くなってしまう場合もあります。デジタル製品は、基本的に「欲しいときが買いどき」。欲しくなったときには、当サイトのランキングコーナーや記事を参考にしていただければと思います。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
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