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クラウド時代の写真プリント「Snapfish」、無料ストレージで保存・共有が便利

特集

2011/02/07 20:24

 最近よく耳にする「クラウドコンピューティング」。インターネットと大量のコンピュータを集めたデータセンターを「雲」に見立てて名づけられた。IT業界はもとより、すでに一般ユーザーにとっても重要な言葉になりつつある。私たちにとって身近で分かりやすいクラウドサービスには、インターネット上にある貯蔵庫=オンラインストレージがある。今回は、デジタルカメラで撮り貯めた写真をオンラインストレージに保存して、簡単にプリントが注文できるサービスを紹介しよう。

 ネット上で写真プリントが注文できるプリントサービスは、「家族旅行で撮った写真をプリントしたいけど、小さい子どもがいるのでなかなか外出できない」というお母さんや、「友人の結婚式の写真をフォトブックにしてプレゼントしたいけど、DPEショップに行く時間がない」という忙しい人、「家の近くにDPEショップがない」などという人にピッタリな仕組みだ。さらには、引っ越しや結婚、出産をお知らせするポストカードや、年賀状を作るときにも便利。自宅のインクジェットプリンタでもいいが、ネットで注文してしまえば、あとは届くのを待つだけなので手間が省けるし、失敗もない。もちろんプロの技術で仕上げるので高品質だ。

HPのデジタル写真プリントサービス「Snapfish」

 ここで紹介するのは、企業向けの大規模なサーバーから一般ユーザー向けのパソコン、プリンタまで幅広いIT製品とサービスをワールドワイドで展開するヒューレット・パッカード(HP)の「Snapfish」。デジカメの写真を「Snapfish」のオンラインストレージにアップして、プリントやフォトブックを注文すると、仕上がったものが自宅に届くというネットプリントサービスだ。現在、全世界に9000万人のユーザーをもつサービスで、日本では08年6月に開始している。

容量に関係なく無料でデジカメの写真が保存できる

 インターネット上にたくさんのプリントサービスがあるなかで、「Snapfish」の最大の特徴は、容量無制限/無料で「Snapfish」のストレージにデジカメ写真が保存できること。クラウドコンピューティングを推進し、力を注いでいるHPならではのサービスだ。他社のプリントサービスの中には、画像の保存ができない場合があるので、プリントを注文するときに、そのつど画像をアップしなければならないことも多い。しかし、「Snapfish」は、デジカメで撮影した写真を無制限に保存できるので、撮った写真をとにかくアップしておけば、いつでも好きなときにプリント注文ができる。

 自宅のパソコン以外で写真をアップしたり、スライドショー機能を使ってその場で楽しんだりもできる。家族や友人と無料で写真を共有できるのもクラウドサービスならでは。「Snapfish」は、フォトブックを注文したときのデータも保存しておけるので、そのデータを友人と共有して楽しむこともできる。

家族や友人と写真を共有できるのもクラウドサービスの特徴

 「Snapfish」のプリント料金は、Lサイズ1枚が標準価格12円。オンラインストレージが無料で利用できるからといって、プリント料金が高くなるということはない。決して激安ではないが、低価格だ。新規ユーザー登録をすると、Lサイズ20枚が無料でプリントできる特典がつくので、この機会に試したい。

 フォトブックは、ソフトカバータイプで15×20cmサイズの「フォトブック・スタンダード」が1280円(20ページ)から、ハードカバータイプが20×28cmサイズの「フォトブック・オリジナルカバー」(20ページ)は3800円から、携帯ストラップ型でミニサイズの「フォトブック・ストラップ」が1750円など、現在12種類を揃える。そのほか、マグカップやカレンダー、クッションなどを作ることができるユニークなサービスもある。

 デジカメ写真は、結局パソコンのなかで眠ったままになってしまいがち。これから春に向けて、卒業式や旅行などで撮る機会が増えるので、クラウドサービスを賢く利用してデジタルライフを楽しもう。

[BCN×Snapfish、特別キャンペーンのお知らせ]
 「Web BCNランキング」記事ページの右上に表示される「Snapfish」のバナー経由で新規登録すると、(1)フォトブック・スタンダード1冊(20ページ)、(2)Lサイズプリント50枚(3)携帯ストラップ(丸)1個のうち、いずれか一つをプレゼントする特別キャンペーンを行っています。期間は2月25日まで。