<LOGOS・オリンパス>「TOKIWA」から始まった97年の歴史
オリンパスにとって最初のロゴが誕生したのは、創立して間もない1919年のことだ。ロゴに書かれていたのは「TOKIWA」の文字。そこから始まった歴史は、2016年で97年を迎えた。
■会社データ
企業名:オリンパス
所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス
創立:1919年
「TOKIWA」のロゴは、オリンパスの前身である「高千穂製作所」が開発した国産顕微鏡の商標名で、創業者の故山下長氏が独立前に勤めていた会社「常盤商会」から取った。
■案内人
ロゴの由来などについて説明する塚本課長代理(右)と長見課長代理
ただ、「光学機器は当時、ドイツ製品が優位で、日本名の製品は見向きもされなかった」とコーポレート部門宣伝部企画グループの塚本明佳課長代理。苦しい状況を打開し、世界に通用するブランド名として1921年に生まれたのが、現在の「オリンパス」だ。
「TOKIWA」と書かれたオリンパス初のロゴ
今では社名にもなっているオリンパスは、ギリシャにある「オリンポス山」が由来。ギリシャ神話で神々が住むとされるオリンポス山と、日本神話ゆかりの高千穂との“神話つながり”が決め手となった。
現在のロゴは、1969年の創立50周年を機に考案された。色は先進性や精密性、ハイテクノロジーをイメージした「オリンパスブルー」を採用。書体もオリジナルで、高品質で洗練された印象に仕上げたのが特徴だ。
2001年には、ロゴ下に光とデジタルが持つ無限の可能性をデザインした「オプトデジタルパターン」を導入。さらに、03年には「お客様の夢や願いを徹底追求し、研究を重ねながら製品化を実現していく」(経営統括本部広報・IR部ブランドコミュニケーション推進Gの長見綾子課長代理)という意味の「Your Vision, Our Future」をコーポレートスローガンに取り入れた。
オリンパスは、これまでの長い年月の間、時代に合わせて進化を続けてきた。ブランド名や社名は変わったが、創立時からの「社会に向けて新しい価値を創造する」という精神は、今も脈々と受け継がれている。
企業や製品の顔となるロゴ。日常的によく目にするが、由来やこだわりはご存じだろうか。そんな疑問を解決する連載企画「LOGOS」。第3回はオリンパスのコーポレートロゴを取り上げる。
■会社データ
企業名:オリンパス
所在地:東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス
創立:1919年
「TOKIWA」のロゴは、オリンパスの前身である「高千穂製作所」が開発した国産顕微鏡の商標名で、創業者の故山下長氏が独立前に勤めていた会社「常盤商会」から取った。
■案内人
ロゴの由来などについて説明する塚本課長代理(右)と長見課長代理
ただ、「光学機器は当時、ドイツ製品が優位で、日本名の製品は見向きもされなかった」とコーポレート部門宣伝部企画グループの塚本明佳課長代理。苦しい状況を打開し、世界に通用するブランド名として1921年に生まれたのが、現在の「オリンパス」だ。
「TOKIWA」と書かれたオリンパス初のロゴ
今では社名にもなっているオリンパスは、ギリシャにある「オリンポス山」が由来。ギリシャ神話で神々が住むとされるオリンポス山と、日本神話ゆかりの高千穂との“神話つながり”が決め手となった。
現在のロゴは、1969年の創立50周年を機に考案された。色は先進性や精密性、ハイテクノロジーをイメージした「オリンパスブルー」を採用。書体もオリジナルで、高品質で洗練された印象に仕上げたのが特徴だ。
2001年には、ロゴ下に光とデジタルが持つ無限の可能性をデザインした「オプトデジタルパターン」を導入。さらに、03年には「お客様の夢や願いを徹底追求し、研究を重ねながら製品化を実現していく」(経営統括本部広報・IR部ブランドコミュニケーション推進Gの長見綾子課長代理)という意味の「Your Vision, Our Future」をコーポレートスローガンに取り入れた。
オリンパスは、これまでの長い年月の間、時代に合わせて進化を続けてきた。ブランド名や社名は変わったが、創立時からの「社会に向けて新しい価値を創造する」という精神は、今も脈々と受け継がれている。
※『BCN RETAIL REVIEW』2016年11月号から転載