<Special Report>どう売る?VR市場攻略 販売員が知っておくべき知識&セールステクニック
本命といわれる「PlayStation VR(PSVR)」が発売され、いよいよ普及に向けて始動しているVR市場。期待が高まる一方、売り場ではどのように訴求すべきか、戸惑う声も聞こえる。こうした不安を解決するため、VR販売のエキスパートに販売員が知っておくべき知識とセールステクニックを聞いた。
<販売員が知っておくべき知識&セールステクニック>
体験は予約制で、モバイル会員なら30分、非会員なら10分の体験ができる。予約は1人ではなく1グループ単位で受け付けているので、友人同士やカップルで訪問する顧客も多い。
「1人では勇気がいるという方や、購入を納得してもらうために家族を連れてきたというお客様もいる」(広報部・佐久間康子部長)。VRならではの顧客の要望も出ているようだ。
体験時は、衛生面の配慮からVRゴーグル用のアイマスクを着用するが、装着するには多少のコツがいる。上からスライドして付けるとマスクがズレてしまうので、まずはデバイスを目元に密着させてからバンドを頭に固定する。ドスパラでは、劣化や化粧の付着を防止するために購入後もアイマスクの装着を推奨している。
<詳細記事>
ドスパラVRパラダイスで聞いた、購入検討者の悩みと解決策
来店する年齢層が幅広いのも、PSVRがゲームだけでなく、視聴型のコンテンツを数多く用意しているからだ。ゲームの枠にとらわれない、これまでとは異なる顧客を呼び込む可能性がVRにはある。
新しい体験だからこその注意点もある。まずは年齢制限だ。PSVRは12歳以上を対象年齢に設定する。健康上のリスクがあるので、売り場では注意したい。
また、眼鏡のようにレンズを前後に動かしてピントを合わせると思われがちだが、PSVRは上下の動きでピントを調整する。特に初めて体験する顧客の場合は調整の度合いが分からないので、セッティング時にスタッフが気にかける必要がある。
11月10日には現行機よりPSVRの処理性能が増した「PS4 Pro」が発売される。セット提案を狙いたい。(BCN・大蔵 大輔)
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大本命「PSVR」を売るためのイロハとは?
<販売員が知っておくべき知識&セールステクニック>
ドスパラ秋葉原本店5F「ドスパラVRパラダイス」
今年7月に東京・秋葉原にオープンした「ドスパラVRパラダイス」は、ハイエンドVRヘッドセット「HTC Vive」を体験できる店舗だ。ドスパラは1フロアを丸ごと使用して、4か所の体験設備を用意する(今後、増設予定あり)。体験は予約制で、モバイル会員なら30分、非会員なら10分の体験ができる。予約は1人ではなく1グループ単位で受け付けているので、友人同士やカップルで訪問する顧客も多い。
「1人では勇気がいるという方や、購入を納得してもらうために家族を連れてきたというお客様もいる」(広報部・佐久間康子部長)。VRならではの顧客の要望も出ているようだ。
体験時は、衛生面の配慮からVRゴーグル用のアイマスクを着用するが、装着するには多少のコツがいる。上からスライドして付けるとマスクがズレてしまうので、まずはデバイスを目元に密着させてからバンドを頭に固定する。ドスパラでは、劣化や化粧の付着を防止するために購入後もアイマスクの装着を推奨している。
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ドスパラVRパラダイスで聞いた、購入検討者の悩みと解決策
ソニーストア銀座5F「PSVRコーナー」
9月23日に移転したソニーストア銀座では、「PSVR」の体験コーナーを3か所用意。このうち2か所では海中を探索する「TheDeep(仮)」が、もう1か所では複数人でミニゲームを遊べる「THE PLAYROOM VR」が体験できる。来店する年齢層が幅広いのも、PSVRがゲームだけでなく、視聴型のコンテンツを数多く用意しているからだ。ゲームの枠にとらわれない、これまでとは異なる顧客を呼び込む可能性がVRにはある。
新しい体験だからこその注意点もある。まずは年齢制限だ。PSVRは12歳以上を対象年齢に設定する。健康上のリスクがあるので、売り場では注意したい。
また、眼鏡のようにレンズを前後に動かしてピントを合わせると思われがちだが、PSVRは上下の動きでピントを調整する。特に初めて体験する顧客の場合は調整の度合いが分からないので、セッティング時にスタッフが気にかける必要がある。
11月10日には現行機よりPSVRの処理性能が増した「PS4 Pro」が発売される。セット提案を狙いたい。(BCN・大蔵 大輔)
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大本命「PSVR」を売るためのイロハとは?
※『BCN RETAIL REVIEW』2016年11月号から転載