どうする？ 寝室や子ども部屋の地デジ化、3万円台の24V型フルHD液晶テレビやお得な地デジPC
地上デジタル放送完全移行まで、あと7か月。リビングのテレビだけでなく、寝室や子ども部屋の地デジ化は済んでいるだろうか。そこで、今回は、セカンドルームの地デジ対策と、ちょっとした留意点を紹介しよう。
以前は、32V型以上がリビングに置くテレビの目安になっていたが、最近では、40V型が15万円前後で購入できるようになって値頃感が高まり、大画面化が加速している。リビングに置いる32V型をセカンドテレビにしてしまって、代わりに40V型以上のテレビを購入する“置き換え現象”という動きもあるようだ。
薄型テレビの最適視聴距離は、画面の高さの3倍。高さ50㎝強の32V型の最適視聴距離は1.5mくらいなので、ゆったりしたスペースの寝室や子ども部屋なら、32V型でOKだ。ちなみに、子ども部屋のテレビは、液晶画面をガードする「液晶保護パネル」を装着しておくといい。液晶テレビの画面は、外部からの衝撃に弱いので、オモチャやゲームコントローラーが当たると、ひびが入ってしまうことがある。パネルの修理代は、場合によっては10万円程度かかるケースもあるので、万が一に備えて、ガードしておくと安心だ。
シグマA・P・Oシステム販売の32V型対応の液晶保護パネルは、透明度が高く、美しい映像が楽しめる光沢タイプの「STVG32GL」と、パネルへの映り込みを軽減し、目にやさしい反射軽減タイプの「STVG32AN」がある。ともに、衝撃に強い2.5mmのアクリルパネルを採用。テレビ上部から吊り下げて、簡単に取り付けることができる。直販サイトでの価格は4980円。
32V型が置けるほど、セカンドルームは広くない、という家庭には、24V型がオススメ。ディーオンのCANDELA（カンデラ）「CPEV24WDE3」は、フルハイビジョン（HD）パネルとLEDバックライトにより、高画質な映像を再現できる。とくに、24V型でフルHDパネルを搭載しているのは希少価値だ。実勢価格は3万6800円前後と、価格もお得感がある。ただし、チューナーは地上デジタル×1、アナログ×1基。BS・110度CSデジタルチューナーは非搭載となっている。
高画質で、もっと小さいサイズがいいという人には、19V型の東芝REGZA（レグザ）「19A1」がオススメ。映像処理エンジン「レグザエンジン」で、残像低減、階調・質感・色彩表現に富んだ美しい高画質映像を再現する。カラーは、ブラック、ホワイト、シャンパンピンクの3色。インテリアに合わせて、好きなカラーが選べる。チューナーは、地上・BS・110度CSデジタル×1基、アナログ×1基。「19A1（ホワイト）」の市場推定価格は、3万4300円。
パーソナルスペースなら、PCで地デジに対応するという方法もある。11月の「BCNランキング」データでは、デスクトップPCの販売台数のうち、6割弱を地デジチューナー搭載モデルが占めた。地デジ移行へのカウントダウンとともに、地デジPCも着々と販売構成比を上げているのだ。NEC、ソニー、東芝、富士通など国内の大手メーカーはもちろんのこと、日本ヒューレット・パッカードやレノボ・ジャパン、ASUSなど、海外メーカーも地デジPCを発売している。
例えば、レノボ・ジャパンの「IdeaCentre A700」は、マルチタッチ対応の23型フルハイビジョン液晶を搭載。チューナーは、地上・BS・CSデジタルを搭載し、市場推定価格は13万600円。CPUにはCore i5-460M（2.53GHz）、4GBのメモリ、容量1TBのHDD、DVDスーパーマルチドライブなどを備えている。PCとしての機能に加え、テレビ番組の視聴や録画もできるので、スペースが限られる小部屋の地デジ化には賢い選択だ。
寝室や子ども部屋などの地デジ化は忘れがち。今まで使っていたリビングの32V型を寝室や子ども部屋に置き替えたり、高画質な小型テレビを手頃な価格で手に入れたり、セカンドテレビの選択肢が増えてきた。地デジ化のタイムリミットは迫っている。早めに対策しよう。（BCN・田沢理恵）
＊「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
＊記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
リビングの32V型を子ども部屋に移動するなら「液晶保護パネル」を
以前は、32V型以上がリビングに置くテレビの目安になっていたが、最近では、40V型が15万円前後で購入できるようになって値頃感が高まり、大画面化が加速している。リビングに置いる32V型をセカンドテレビにしてしまって、代わりに40V型以上のテレビを購入する“置き換え現象”という動きもあるようだ。
薄型テレビの最適視聴距離は、画面の高さの3倍。高さ50㎝強の32V型の最適視聴距離は1.5mくらいなので、ゆったりしたスペースの寝室や子ども部屋なら、32V型でOKだ。ちなみに、子ども部屋のテレビは、液晶画面をガードする「液晶保護パネル」を装着しておくといい。液晶テレビの画面は、外部からの衝撃に弱いので、オモチャやゲームコントローラーが当たると、ひびが入ってしまうことがある。パネルの修理代は、場合によっては10万円程度かかるケースもあるので、万が一に備えて、ガードしておくと安心だ。
「液晶保護パネル」を装着して衝撃をガード
シグマA・P・Oシステム販売の32V型対応の液晶保護パネルは、透明度が高く、美しい映像が楽しめる光沢タイプの「STVG32GL」と、パネルへの映り込みを軽減し、目にやさしい反射軽減タイプの「STVG32AN」がある。ともに、衝撃に強い2.5mmのアクリルパネルを採用。テレビ上部から吊り下げて、簡単に取り付けることができる。直販サイトでの価格は4980円。
LEDバックライト採用で高画質な24V型をお手頃価格で
32V型が置けるほど、セカンドルームは広くない、という家庭には、24V型がオススメ。ディーオンのCANDELA（カンデラ）「CPEV24WDE3」は、フルハイビジョン（HD）パネルとLEDバックライトにより、高画質な映像を再現できる。とくに、24V型でフルHDパネルを搭載しているのは希少価値だ。実勢価格は3万6800円前後と、価格もお得感がある。ただし、チューナーは地上デジタル×1、アナログ×1基。BS・110度CSデジタルチューナーは非搭載となっている。
ディーオンのCANDELA（カンデラ）24V型「CPEV24WDE3」
高画質で、もっと小さいサイズがいいという人には、19V型の東芝REGZA（レグザ）「19A1」がオススメ。映像処理エンジン「レグザエンジン」で、残像低減、階調・質感・色彩表現に富んだ美しい高画質映像を再現する。カラーは、ブラック、ホワイト、シャンパンピンクの3色。インテリアに合わせて、好きなカラーが選べる。チューナーは、地上・BS・110度CSデジタル×1基、アナログ×1基。「19A1（ホワイト）」の市場推定価格は、3万4300円。
東芝のレグザ19V型「19A1」
パーソナルスペースなら、PCで地デジに対応するという方法もある。11月の「BCNランキング」データでは、デスクトップPCの販売台数のうち、6割弱を地デジチューナー搭載モデルが占めた。地デジ移行へのカウントダウンとともに、地デジPCも着々と販売構成比を上げているのだ。NEC、ソニー、東芝、富士通など国内の大手メーカーはもちろんのこと、日本ヒューレット・パッカードやレノボ・ジャパン、ASUSなど、海外メーカーも地デジPCを発売している。
例えば、レノボ・ジャパンの「IdeaCentre A700」は、マルチタッチ対応の23型フルハイビジョン液晶を搭載。チューナーは、地上・BS・CSデジタルを搭載し、市場推定価格は13万600円。CPUにはCore i5-460M（2.53GHz）、4GBのメモリ、容量1TBのHDD、DVDスーパーマルチドライブなどを備えている。PCとしての機能に加え、テレビ番組の視聴や録画もできるので、スペースが限られる小部屋の地デジ化には賢い選択だ。
レノボ・ジャパンの液晶一体型地デジPC「IdeaCentre A700」
寝室や子ども部屋などの地デジ化は忘れがち。今まで使っていたリビングの32V型を寝室や子ども部屋に置き替えたり、高画質な小型テレビを手頃な価格で手に入れたり、セカンドテレビの選択肢が増えてきた。地デジ化のタイムリミットは迫っている。早めに対策しよう。（BCN・田沢理恵）
＊「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。
＊記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
