PC操作のイライラ、これで一発解消、マウスパッド不要の高性能マウス
PCを使っているとき、マウスのポインタが動かなくなったり、どこかに飛んでしまったりして、イライラした経験はないだろうか。マウスは、マウスパッドや机などの表面の凹凸を読み取ることで動く。読み取り精度の違いによって、例えば光沢のあるテーブルやガラスなどでは、うまく操作できないことがある。
PCとマウスをつなぐケーブルも操作の邪魔で、イライラの元凶になる。ごちゃごちゃして、見た目もよろしくない。こうしたイライラから逃れるには、どうしたらいいのか。そう、単純に高性能のワイヤレスマウスにすればいいのだ! 今回は、入力場所を選ばない大手メーカーの高性能ワイヤレスマウスをピックアップした。
マウスの読み取り方式は、すでに過去のものとなったボール式は別にして、主に2種類。現在、主流になっている光学式は、赤色LEDの動きでマウスの移動の向き、速さを読み取る。比較的リーズナブルな価格で出回っているが、弱点は、反射する表面材の上では読み取り精度が落ちること。赤色より読み取り精度が高い青色LEDを採用しているモデルもある。これに対してレーザー方式は、価格はやや高めになるが、さらに高い読み取り精度が特徴だ。いま使っているマウスがどちらの方式なのかは、マウスを裏返してみればすぐにわかる。LED光を発していれば光学方式、何も発していなければレーザー方式と考えていい。レーザーは目に見えない。
2009年11月、透明ガラスの上でもマウスパッドなしで使える独自のレーザー方式マウスとして、ロジクールが他社に先駆けて発売したのが、「Performance Mouse M950」「Anywhere Mouse M905」だ。直販サイトでの価格は、9ボタンを備えたハイエンドモデルの「M950」が1万2800円、7ボタンで「M950」よりも小ぶりな「M905」が8980円。マウスとしては高価だと思うかもしれないが、テーブルや机の種類を選ばずに使える最強の“イライラ除去”マウスだ。
研究施設などで使用している暗視野顕鏡法の原理を応用した独自のレーザー技術「Darkfield レーザー トラッキング」で、ガラスや透明アクリル素材、大理石、木材、ソファーやカーペットなど、あらゆる場所で操作できる。無線レシーバは、マウスやキーボード、テンキーなど、最大6台の同社製機器と接続できるので、自宅では「M950」を、外出先ではコンパクトな「M905」を利用するといった使い方ができる。カラーは、ともにブラック。
「そんなに予算はない!」という人には、バッファローコクヨサプライやサンワサプライから、3000-5000円前後で、青色LEDの光学式マウスが出ている。ガラスや透明アクリル素材など、あらゆる場所で使用できる高い読み取り精度が売りだが、条件によっては対応しない場合もあるので要注意。
5ボタンのバッファローコクヨサプライ「BSMBW01」は、カラーがシルバー、ブラック、ホワイト、ブルーの4色のカラーバリエーションがある。直販サイトでの価格は4000円。サンワサプライの「MA-NANOH9」は、ブラック、シルバー、レッドの3色。ボタンは同じく5つ。価格は4200円。
マイクロソフトは、光学式とレーザー方式の“いいとこ取り”といわれる独自の青色LEDを用いたBlueTrack方式を採用。大理石、木材、ソファーやカーペットなどの上で利用できる製品を揃えている。ただし、ガラステーブルには対応しない。「Wireless Mobile Mouse 6000」「Wireless Mobile Mouse 3500」は、カラーバリエーションが豊富なことが特徴だ。
5ボタンの「6000」はピアノブラック、インペリアルパープル、プレミアムホワイト、ロイヤルレッド、ブルーブラック、オーキッドピンクの6色展開。価格は4700円。3ボタンの「3500」はブライトホワイト、シャイニーブラック、オーシャンブルー、アーバンレッド、ミスティックパープル、ユーロシルバー、オリエンタルピンクの7色展開。価格は2800円と、今回紹介する製品のなかでは最もお手頃だ。
「高性能は当たり前。デザイン性も譲れない」というこだわり派には、エレコムの“OBSIDIAN(オブシディアン)”「M-GE3DLシリーズ」がオススメだ。今回紹介した製品のなかで最も小さく、モバイル用途に向いている。黒曜石をモチーフにしたユニークなデザインで、ブラック、ブラウン、ブルー、グリーン、レッド、ホワイトの6色で、落ち着いたトーンに仕上げている。ボタンは5つ。価格は5670円。不可視光線クラス1相当の安全性を確保した高精度のレーザーセンサーを採用することで、光沢感のあるテーブルなどでも使用できる。
PCに付属しているマウスをそのまま使っている人や、「何でもいい」など、こだわりをもたずにマウスを選んでいるという人も多いだろう。筆者もその一人だったが、実際に高性能マウスを使い始めたら、手放せなくなった。マウスはPC操作に不可欠な存在。いろいろな場所で使えるオールマイティなマウスを探して、PC操作をより快適にしよう。(BCN・田沢理恵)
PCとマウスをつなぐケーブルも操作の邪魔で、イライラの元凶になる。ごちゃごちゃして、見た目もよろしくない。こうしたイライラから逃れるには、どうしたらいいのか。そう、単純に高性能のワイヤレスマウスにすればいいのだ! 今回は、入力場所を選ばない大手メーカーの高性能ワイヤレスマウスをピックアップした。
どこでも使える最強マウス、ロジクール「M950」「M905」
マウスの読み取り方式は、すでに過去のものとなったボール式は別にして、主に2種類。現在、主流になっている光学式は、赤色LEDの動きでマウスの移動の向き、速さを読み取る。比較的リーズナブルな価格で出回っているが、弱点は、反射する表面材の上では読み取り精度が落ちること。赤色より読み取り精度が高い青色LEDを採用しているモデルもある。これに対してレーザー方式は、価格はやや高めになるが、さらに高い読み取り精度が特徴だ。いま使っているマウスがどちらの方式なのかは、マウスを裏返してみればすぐにわかる。LED光を発していれば光学方式、何も発していなければレーザー方式と考えていい。レーザーは目に見えない。
ロジクールは「Darkfield レーザー トラッキング」でガラス上でも使えるマウスを開発
2009年11月、透明ガラスの上でもマウスパッドなしで使える独自のレーザー方式マウスとして、ロジクールが他社に先駆けて発売したのが、「Performance Mouse M950」「Anywhere Mouse M905」だ。直販サイトでの価格は、9ボタンを備えたハイエンドモデルの「M950」が1万2800円、7ボタンで「M950」よりも小ぶりな「M905」が8980円。マウスとしては高価だと思うかもしれないが、テーブルや机の種類を選ばずに使える最強の“イライラ除去”マウスだ。
左から、ロジクールの「Performance Mouse M950」と「Anywhere Mouse M905」
研究施設などで使用している暗視野顕鏡法の原理を応用した独自のレーザー技術「Darkfield レーザー トラッキング」で、ガラスや透明アクリル素材、大理石、木材、ソファーやカーペットなど、あらゆる場所で操作できる。無線レシーバは、マウスやキーボード、テンキーなど、最大6台の同社製機器と接続できるので、自宅では「M950」を、外出先ではコンパクトな「M905」を利用するといった使い方ができる。カラーは、ともにブラック。
青色LEDなどで精度を高めた3000-5000円前後の製品も
「そんなに予算はない!」という人には、バッファローコクヨサプライやサンワサプライから、3000-5000円前後で、青色LEDの光学式マウスが出ている。ガラスや透明アクリル素材など、あらゆる場所で使用できる高い読み取り精度が売りだが、条件によっては対応しない場合もあるので要注意。
バッファローコクヨサプライの「BSMBW01」
5ボタンのバッファローコクヨサプライ「BSMBW01」は、カラーがシルバー、ブラック、ホワイト、ブルーの4色のカラーバリエーションがある。直販サイトでの価格は4000円。サンワサプライの「MA-NANOH9」は、ブラック、シルバー、レッドの3色。ボタンは同じく5つ。価格は4200円。
サンワサプライの「MA-NANOH9」
マイクロソフトは、光学式とレーザー方式の“いいとこ取り”といわれる独自の青色LEDを用いたBlueTrack方式を採用。大理石、木材、ソファーやカーペットなどの上で利用できる製品を揃えている。ただし、ガラステーブルには対応しない。「Wireless Mobile Mouse 6000」「Wireless Mobile Mouse 3500」は、カラーバリエーションが豊富なことが特徴だ。
マクロソフト「Wireless Mobile Mouse 3500」
5ボタンの「6000」はピアノブラック、インペリアルパープル、プレミアムホワイト、ロイヤルレッド、ブルーブラック、オーキッドピンクの6色展開。価格は4700円。3ボタンの「3500」はブライトホワイト、シャイニーブラック、オーシャンブルー、アーバンレッド、ミスティックパープル、ユーロシルバー、オリエンタルピンクの7色展開。価格は2800円と、今回紹介する製品のなかでは最もお手頃だ。
エレコムの“OBSIDIAN(オブシディアン)”「M-GE3DLシリーズ」
「高性能は当たり前。デザイン性も譲れない」というこだわり派には、エレコムの“OBSIDIAN(オブシディアン)”「M-GE3DLシリーズ」がオススメだ。今回紹介した製品のなかで最も小さく、モバイル用途に向いている。黒曜石をモチーフにしたユニークなデザインで、ブラック、ブラウン、ブルー、グリーン、レッド、ホワイトの6色で、落ち着いたトーンに仕上げている。ボタンは5つ。価格は5670円。不可視光線クラス1相当の安全性を確保した高精度のレーザーセンサーを採用することで、光沢感のあるテーブルなどでも使用できる。
PCに付属しているマウスをそのまま使っている人や、「何でもいい」など、こだわりをもたずにマウスを選んでいるという人も多いだろう。筆者もその一人だったが、実際に高性能マウスを使い始めたら、手放せなくなった。マウスはPC操作に不可欠な存在。いろいろな場所で使えるオールマイティなマウスを探して、PC操作をより快適にしよう。(BCN・田沢理恵)