防水・防滴イヤホン大集合!! スポーツ向けモデルでアクティブに音楽を
ヘッドホン・イヤホンは、いま、防水・防滴の“スポーツ向けモデル”がトレンドの一つになっている。2010年の春から夏にかけて各メーカーが対応製品を発売したことで、選択肢が広がってきた。今年発売のモデルのなかで製品数が多い「クリップ型イヤホン」を中心に、他のタイプもあわせてみていこう。
健康維持や体力づくりで、ジョギングやウォーキングを趣味にしたり、フィットネスクラブに通ったりしている人は多い。運動をしながら携帯オーディオでお気に入りの音楽を聞くと、動きがアクティブになるし、気分も晴れやか。そうしたときに活躍するのが、防水・防滴性能を備える「スポーツ向けモデル」だ。汗や水しぶきに強く、仮に汚れてしまっても手入れがしやすいのがポイント。まずは、クリップ型イヤホンのなかでも、「BCNランキング」の市場推定価格が5000円前後の「ちょっと高価格なモデル」を紹介しよう。
ゼンハイザージャパンの「OMX 680 Sports」は、スポーツ用品メーカーのアディダスとコラボレーションしたモデル。ケーブル部に音量調節リモコンがあって、手元でボリューム調整ができる。クリップ部には柔らかい素材を使用し、耳にやさしくフィットする。カラーはイエローとブラックのツートンカラー。市場推定価格は6000円。
フィリップスエレクトロニクスジャパンの「SHQ3000/98」は、防水性能IPX5に準拠。スポーツの後は、汗などの汚れを水洗いで落とすことができる。音は低音を重視したサウンドで、「サウンドアイソレーション」機能によって周囲の騒音を減らし、通常の音よりも小さい音量でも音楽を楽しむことができる。カラーはレッド。市場推定価格は4000円。
ソニーの「MDR-AS40EX」は、耳にかけるクリップ部がS/M/Lの3種類のサイズが付属。耳の大きさに合わせて本体をフィットさせることができる。クリップを外せば、カナル型イヤホンとしても使用できる。スポーツをするときはクリップ型、通勤電車ではカナル型など、利用シーンによって使い分けができて便利だ。カラーはブラック。市場推定価格は4000円。
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次は、市場推定価格が2000円前後のお手頃モデル。イメーションはオーディオブランド「TDK Life on Record」から、クリップ型の「TH-SB20YG」を提供している。イヤホンブランド「CLEF(クリフ)」の「A(Active)シリーズ」という位置付けだ。イヤホン部はカナル型だが、インナーイヤー型の「TH-SB21YG」もラインアップする。カラーはイエローとグレーのツートンカラー。市場推定価格は2000円。
日本ビクターの「HA-EB75」は、クリップをスライドして位置の調節ができるので、本体が耳にフィットする。ハウジング部の背面を開放したオープン型で、クルマの走行音など周囲の音を聞き取りやすくした。ケーブルのぶらつきを抑えるクリップが付属する。防滴性能はIPX2。カラーはブラック、ブルー、レッドの3色。市場推定価格は2000円。
パナソニックの「RP-HS200」は、5色のポップなカラーバリエーションをもつモデル。定番のブラックのほか、ブルー、グリーン、オレンジ、レッドを揃えている。スポーツするときに流れる汗が耳に入りにくいよう、イヤホン部には「サイドマウントスピーカー」を採用した。クリップは形が変えられる柔らかい素材を使用し、装着性を追求している。防滴性能はIPX2。市場推定価格は2000円。
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最後に、クリップ型以外の形状のスポーツ向けモデルを紹介しよう。クリップ型は本体を耳に引っかけることで、運動していても耳から外れにくく、装着が安定しているのがメリットだ。しかし、なかには「装着した感覚がいまひとつ……」という人もいるだろう。その場合は、ほかの形状から選ぶといい。
オーディオテクニカの「ATH-CKP330」は折りたたみ式のヘッドバンド型で、持ち運びがしやすい。バンド部は取り外すことができ、カナル型イヤホンにもなる。イヤホン部とケーブル部のつなぎ目が柔軟に動くようになっているので、軽くケーブルが引っ張られても本体が落ちにくい。カラーはブラックグリーン、ブラック、ピンク、ホワイトの4色。防滴性能はIPX2。市場推定価格は3000円。
トリニティのカナル型「H2O-SURGE-PRO」は完全防水モデル。別売の防水ケースと携帯オーディオを組み合わせれば、水深3mまで潜ってもOKで、水泳にぴったりだ。防水仕様のオーディオ機器ブランド「H2O Audio」の一つとして提供している。バランスド・アーマチュア型のドライバユニットで、高音質を実現した。カラーはグレー。市場推定価格は1万5000円。
ゴールデンダンスのネックバンド型「AUDIO BONE AQUA」もチェックしておきたい。骨伝導で音を伝えるので耳をふさぐことがなく、音楽のほか周囲の音も聞くことができる。防水性能はIPX7で、汗で汚れても水洗いはOKだ。カラーは、オレンジやライムなどのポップなものから、落ち着きのあるカフェオレ、パープルまで8色をラインアップする。市場推定価格は6800円。
オーディオテクニカやソニー、ゼンハイザージャパンなどは、上記の形状以外にも、カナル型やネックバンド型、ヘッドバンド型など、異なるタイプのモデルを揃えている。ジョギングやウォーキング、水泳、マシントレーニングなど、スポーツの種類に合わせて、自分の耳にフィットする形状を選んで音楽を楽しもう。(BCN・井上真希子)
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
“チョイ高”クリップ型――水洗いできるなど高い防水性能
健康維持や体力づくりで、ジョギングやウォーキングを趣味にしたり、フィットネスクラブに通ったりしている人は多い。運動をしながら携帯オーディオでお気に入りの音楽を聞くと、動きがアクティブになるし、気分も晴れやか。そうしたときに活躍するのが、防水・防滴性能を備える「スポーツ向けモデル」だ。汗や水しぶきに強く、仮に汚れてしまっても手入れがしやすいのがポイント。まずは、クリップ型イヤホンのなかでも、「BCNランキング」の市場推定価格が5000円前後の「ちょっと高価格なモデル」を紹介しよう。
音楽を聞きながらジョギングするのは楽しい
ゼンハイザージャパンの「OMX 680 Sports」は、スポーツ用品メーカーのアディダスとコラボレーションしたモデル。ケーブル部に音量調節リモコンがあって、手元でボリューム調整ができる。クリップ部には柔らかい素材を使用し、耳にやさしくフィットする。カラーはイエローとブラックのツートンカラー。市場推定価格は6000円。
(左から)ゼンハイザージャパン「OMX 680 Sports」、フィリップスエレクトロニクスジャパン「SHQ3000/98」、ソニー「MDR-AS40EX」
フィリップスエレクトロニクスジャパンの「SHQ3000/98」は、防水性能IPX5に準拠。スポーツの後は、汗などの汚れを水洗いで落とすことができる。音は低音を重視したサウンドで、「サウンドアイソレーション」機能によって周囲の騒音を減らし、通常の音よりも小さい音量でも音楽を楽しむことができる。カラーはレッド。市場推定価格は4000円。
ソニーの「MDR-AS40EX」は、耳にかけるクリップ部がS/M/Lの3種類のサイズが付属。耳の大きさに合わせて本体をフィットさせることができる。クリップを外せば、カナル型イヤホンとしても使用できる。スポーツをするときはクリップ型、通勤電車ではカナル型など、利用シーンによって使い分けができて便利だ。カラーはブラック。市場推定価格は4000円。
メーカー | ゼンハイザージャパン | フィリップス エレクトロニクスジャパン | ソニー |
製品名・ シリーズ名 | OMX 680 Sports | SHQ3000/98 | MDR-AS40EX |
発売日 | 2010年3月 | 2010年6月 | 2008年4月 |
市場推定価格 (※) | 6000円 | 4000円 | 4000円 |
防水・防滴性能 | ― | IPX5 | ― |
再生周波数 帯域 | 18-20000Hz | 15-22000Hz | 10-23000Hz |
ケーブルの 形状 | Y字型 | Y字型 | Y字型 |
ケーブルの 長さ | 60cm | 1.2m | 60cm |
重さ | 16g | 32g | 約6g |
お手頃価格のクリップ型――スライド式クリップの高機能モデルも
次は、市場推定価格が2000円前後のお手頃モデル。イメーションはオーディオブランド「TDK Life on Record」から、クリップ型の「TH-SB20YG」を提供している。イヤホンブランド「CLEF(クリフ)」の「A(Active)シリーズ」という位置付けだ。イヤホン部はカナル型だが、インナーイヤー型の「TH-SB21YG」もラインアップする。カラーはイエローとグレーのツートンカラー。市場推定価格は2000円。
(上段から)イメーション「TH-SB20YG」、日本ビクター「HA-EB75」、パナソニック「RP-HS200」
日本ビクターの「HA-EB75」は、クリップをスライドして位置の調節ができるので、本体が耳にフィットする。ハウジング部の背面を開放したオープン型で、クルマの走行音など周囲の音を聞き取りやすくした。ケーブルのぶらつきを抑えるクリップが付属する。防滴性能はIPX2。カラーはブラック、ブルー、レッドの3色。市場推定価格は2000円。
パナソニックの「RP-HS200」は、5色のポップなカラーバリエーションをもつモデル。定番のブラックのほか、ブルー、グリーン、オレンジ、レッドを揃えている。スポーツするときに流れる汗が耳に入りにくいよう、イヤホン部には「サイドマウントスピーカー」を採用した。クリップは形が変えられる柔らかい素材を使用し、装着性を追求している。防滴性能はIPX2。市場推定価格は2000円。
メーカー | イメーション | 日本ビクター | パナソニック |
機種名・ シリーズ名 | TH-SB20YG | HA-EB75 | RP-HS200 |
発売日 | 2010年8月 | 2010年6月 | 2010年8月 |
市場推定価格 (※) | 2000円 | 2000円 | 2000円 |
防水・防滴性能 | ― | IPX2 | IPX2 |
再生周波数 帯域 | 20-20000Hz | 16-20000Hz | 10-22000Hz |
ケーブルの 形状 | Y字型 | Y字型 | Y字型 |
ケーブルの 長さ | 1.2m | 1.2m | 1.2m |
重さ | 19g | 13g | 約17g |
カナル型からヘッドバンド型まで多彩 スポーツの種類で使い分け!
最後に、クリップ型以外の形状のスポーツ向けモデルを紹介しよう。クリップ型は本体を耳に引っかけることで、運動していても耳から外れにくく、装着が安定しているのがメリットだ。しかし、なかには「装着した感覚がいまひとつ……」という人もいるだろう。その場合は、ほかの形状から選ぶといい。
オーディオテクニカの「ATH-CKP330」は折りたたみ式のヘッドバンド型で、持ち運びがしやすい。バンド部は取り外すことができ、カナル型イヤホンにもなる。イヤホン部とケーブル部のつなぎ目が柔軟に動くようになっているので、軽くケーブルが引っ張られても本体が落ちにくい。カラーはブラックグリーン、ブラック、ピンク、ホワイトの4色。防滴性能はIPX2。市場推定価格は3000円。
(上段から)ゴールデンダンス「AUDIO BONE AQUA(MGD-803)」、オーディオテクニカ「ATH-CKP330」、トリニティ「H2O-SURGE-PRO」
トリニティのカナル型「H2O-SURGE-PRO」は完全防水モデル。別売の防水ケースと携帯オーディオを組み合わせれば、水深3mまで潜ってもOKで、水泳にぴったりだ。防水仕様のオーディオ機器ブランド「H2O Audio」の一つとして提供している。バランスド・アーマチュア型のドライバユニットで、高音質を実現した。カラーはグレー。市場推定価格は1万5000円。
ゴールデンダンスのネックバンド型「AUDIO BONE AQUA」もチェックしておきたい。骨伝導で音を伝えるので耳をふさぐことがなく、音楽のほか周囲の音も聞くことができる。防水性能はIPX7で、汗で汚れても水洗いはOKだ。カラーは、オレンジやライムなどのポップなものから、落ち着きのあるカフェオレ、パープルまで8色をラインアップする。市場推定価格は6800円。
メーカー | オーディオテクニカ | トリニティ | ゴールデンダンス |
機種名・ シリーズ名 | ATH-CKP330 | H2O-SURGE-PRO | AUDIO BONE AQUA |
形状 | ヘッドバンド型 | カナル型 | ネックバンド型 |
発売日 | 2010年6月 | 2010年3月 | 2008年4月 |
市場推定価格 (※) | 3000円 | 1万5000円 | 6800円 |
防水・防滴性能 | IPX2 | ― | IPX7 |
再生周波数 帯域 | 20-20000Hz | 18-20000Hz | 50-12000Hz |
ケーブルの 形状 | Y字型 | Y字型 | ― |
ケーブルの 長さ | 60cm | 約36cm | 1.2m |
重さ | 約15g | 13g | 35g |
オーディオテクニカやソニー、ゼンハイザージャパンなどは、上記の形状以外にも、カナル型やネックバンド型、ヘッドバンド型など、異なるタイプのモデルを揃えている。ジョギングやウォーキング、水泳、マシントレーニングなど、スポーツの種類に合わせて、自分の耳にフィットする形状を選んで音楽を楽しもう。(BCN・井上真希子)
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。