薄型テレビを駆け込みゲット! エコポイント対象外になっちゃうモデルはどれ?
09年5月にスタートした政府のエコポイント制度は、すでに2010年12月末までの延長が決まっている。しかし、ただ単に期間が延長されたわけではない。4月1日以降は、改正省エネルギー法施行に伴って、エコポイントに新基準「2010家電エコポイント」が適用される。そのため4月1日以降は、この新基準を満たしていない地デジ対応薄型テレビは、エコポイントの対象ではなくなってしまう。しかし一方で、3月中は旧エコポイント対象製品を割安に手に入れるチャンスも出てくる。そこで今回は、4月以降にエコポイント対象外となってしまう機種を紹介する。
エコポイントが付与される薄型テレビは、統一省エネラベル「4☆」以上が付いている製品が対象。4月からの新基準では、それまで「4☆」以上が付いていた製品が「3☆」以下になってしまうなど、省エネ性能のハードルが高くなる。
グリーン家電エコポイント事務局のデータによると、3月末までエコポイントの対象になっている地デジ対応薄型テレビは、819機種(3月12日現在)。しかし、4月1日以降は267機種(3月12日現在)と大幅に減る。これまで人気が高かった機種が、4月1日以降に対象外になるケースは珍しくない。
では、どの機種が対象外になるのか。今回は、2010年2月のBCNランキングから、4月以降エコポイント対象外となる薄型テレビ、上位30機種を紹介しよう。
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人気の32V型液晶テレビでは、東芝「32A900S」や、シャープ「LC-32E6-S」のシンプルモデルのほか、シャープのBDレコーダー内蔵AQUOSシリーズの「LC-32DX2」、そして倍速液晶技術を搭載したシャープの「LC-32DH6」やソニー「KDL-32F5」などが対象機種から外れる。
2台目や、春の新生活スタートに向けて人気の小型液晶では、シャープの20V型「LC-20E6」や26V型「LC-26E6-S」のほか、ブラック、ホワイト、レッドの3色のカラーバリエーションを揃える20V型の「LC-20D50」と26V型の「LC-26D50」などがある。また、東芝のスタンダードモデルでは、26V型「26A9000」や22V型「22A8000」、パナソニックでは20V型「TH-L20X1」なども人気があったモデルだ。
大型液晶のスタンダードモデルでは、シャープの37V型「LC-37ES50」や、3色のカラーバリエーションを揃える40V型「LC-40DS6」、東芝の40V型「40A8000」などのほか、USB接続のHDDに録画ができる東芝の37V型「37Z9000」「40R9000」が該当する。プラズマテレビでは、パナソニックの42V型「TH-P42G1」、46V型「TH-P46G1」、そして内蔵HDDに録画ができる42V型「TH-P42R1」も、4月1日以降はエコポイント対象外となる。
薄型テレビは09年春モデル以降、大手メーカーの製品を中心に省エネ性能が強化されてきた。そのため、この1年以内に発売した製品は、数年前のモデルに比べて消費電力が低いものがほとんどだ。最新製品に比べ、機能は多少見劣りするかもしれないが、ゲットして損はない。新エコポイントが適用されるまであと半月。この時期を狙って量販店をチェックすれば、掘り出しモノに出会えるかもしれない。(田沢理恵)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。
エコポイントが付与される薄型テレビは、統一省エネラベル「4☆」以上が付いている製品が対象。4月からの新基準では、それまで「4☆」以上が付いていた製品が「3☆」以下になってしまうなど、省エネ性能のハードルが高くなる。
グリーン家電エコポイント事務局のデータによると、3月末までエコポイントの対象になっている地デジ対応薄型テレビは、819機種(3月12日現在)。しかし、4月1日以降は267機種(3月12日現在)と大幅に減る。これまで人気が高かった機種が、4月1日以降に対象外になるケースは珍しくない。
4月1日からはエコポイント対象外となることを店頭表示(写真=ベスト電器狭山店)
では、どの機種が対象外になるのか。今回は、2010年2月のBCNランキングから、4月以降エコポイント対象外となる薄型テレビ、上位30機種を紹介しよう。
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順位 | メーカー名 | 型番 | 種類 | 画面サイズ(V型) | 発売年月 |
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1 | 東芝 | 32A900S | 液晶 | 32 | 09年12月 |
2 | シャープ | LC-20E6-S | 液晶 | 20 | 09年11月 |
3 | シャープ | LC-20D50-B | 液晶 | 20 | 09年2月 |
4 | シャープ | LC-32DX2-B | 液晶 | 32 | 09年9月 |
5 | シャープ | LC-37ES50 | 液晶 | 37 | 09年2月 |
6 | シャープ | LC-26D50-B | 液晶 | 26 | 09年2月 |
7 | シャープ | LC-32E6-S | 液晶 | 32 | 09年11月 |
8 | シャープ | LC-26E6-S | 液晶 | 26 | 09年11月 |
9 | 東芝 | 37Z9000 | 液晶 | 37 | 09年11月 |
10 | 東芝 | 26A9000(K) | 液晶 | 26 | 09年9月 |
11 | パナソニック | TH-P42G1 | プラズマ | 42 | 09年3月 |
12 | シャープ | LC-32DH6-B | 液晶 | 32 | 09年8月 |
13 | 東芝 | 22A8000(K) | 液晶 | 22 | 09年4月 |
14 | ソニー | KDL-32F5 | 液晶 | 32 | 09年4月 |
15 | シャープ | LC-40DS6-B | 液晶 | 40 | 09年6月 |
16 | 東芝 | 32R9000 | 液晶 | 32 | 09年10月 |
17 | 東芝 | 40A8000 | 液晶 | 40 | 09年7月 |
18 | 東芝 | 26R9000(K) | 液晶 | 26 | 09年12月 |
19 | パナソニック | TH-L20X1-H | 液晶 | 20 | 09年2月 |
20 | シャープ | LC-26DX2-B | 液晶 | 26 | 09年9月 |
21 | シャープ | LC-20D50-W | 液晶 | 20 | 09年2月 |
22 | パナソニック | TH-L26X1-K | 液晶 | 26 | 09年2月 |
23 | パナソニック | TH-L32X1-K | 液晶 | 32 | 09年2月 |
24 | パナソニック | TH-P46G1 | プラズマ | 46 | 09年3月 |
25 | 東芝 | 40R9000 | 液晶 | 40 | 09年11月 |
26 | DXアンテナ | LVW-193(W) | 液晶 | 19 | 09年12月 |
27 | ソニー | KDL-26J5(B) | 液晶 | 26 | 09年2月 |
28 | シャープ | LC-46DS6-B | 液晶 | 46 | 09年6月 |
29 | 日立リビングサプライ | 19L-X500(BM) | 液晶 | 19 | 09年5月 |
30 | パナソニック | TH-P42R1 | プラズマ | 42 | 09年7月 |
「BCNランキング」 2010年2月 月次 <最大パネル>
人気の32V型液晶テレビでは、東芝「32A900S」や、シャープ「LC-32E6-S」のシンプルモデルのほか、シャープのBDレコーダー内蔵AQUOSシリーズの「LC-32DX2」、そして倍速液晶技術を搭載したシャープの「LC-32DH6」やソニー「KDL-32F5」などが対象機種から外れる。
東芝の32V型液晶テレビ「REGZA 32A900S」
2台目や、春の新生活スタートに向けて人気の小型液晶では、シャープの20V型「LC-20E6」や26V型「LC-26E6-S」のほか、ブラック、ホワイト、レッドの3色のカラーバリエーションを揃える20V型の「LC-20D50」と26V型の「LC-26D50」などがある。また、東芝のスタンダードモデルでは、26V型「26A9000」や22V型「22A8000」、パナソニックでは20V型「TH-L20X1」なども人気があったモデルだ。
シャープのBDレコーダー内蔵32V型液晶テレビ「AQUOS LC-32DX2-B」
大型液晶のスタンダードモデルでは、シャープの37V型「LC-37ES50」や、3色のカラーバリエーションを揃える40V型「LC-40DS6」、東芝の40V型「40A8000」などのほか、USB接続のHDDに録画ができる東芝の37V型「37Z9000」「40R9000」が該当する。プラズマテレビでは、パナソニックの42V型「TH-P42G1」、46V型「TH-P46G1」、そして内蔵HDDに録画ができる42V型「TH-P42R1」も、4月1日以降はエコポイント対象外となる。
パナソニックの42V型プラズマテレビ「VIERA TH-P42R1」
薄型テレビは09年春モデル以降、大手メーカーの製品を中心に省エネ性能が強化されてきた。そのため、この1年以内に発売した製品は、数年前のモデルに比べて消費電力が低いものがほとんどだ。最新製品に比べ、機能は多少見劣りするかもしれないが、ゲットして損はない。新エコポイントが適用されるまであと半月。この時期を狙って量販店をチェックすれば、掘り出しモノに出会えるかもしれない。(田沢理恵)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで127品目を対象としています。