フィル・シラー上級副社長に聞く、アップル絶好調の理由とは?
先週、米アップルでワールドワイドプロダクトマーケティングを統括するフィル・シラー上級副社長が来日し、マスコミ各社の取材を受けた。「BCNランキング」もインタビューの機会を得て、今年のアップル好調の要因などについて話をうかがうことができたので、その内容を最新のランキングデータなども交えながら紹介しよう。
今年、Macの出荷台数は史上最高を記録した。「BCNランキング」でも、10月21日の新製品発売以降のMac好調が顕著に表れており、液晶一体型のデスクトップPC市場では、アップルが国内シェア第3位に躍進。最新(2009年11月16日-22日)の製品ランキングでも、21.5インチと27インチのiMacが揃ってベスト10にランクインしている。また、iMacに付属するマルチタッチジェスチャーに対応したMagic Mouseの注目度もすこぶる高い。一方、ノートPCでは、ユニボディを採用して一新した白いMacBookが、10月21日の発売開始から一気に販売台数を伸ばしている。2.26GHzのIntel Core 2 Duoプロセッサと250GBのHDDを搭載しながら、10万円を切るコストパフォーマンスの高さが大きな魅力だ。
まずは、こうしたMac好調の要因をどのように分析しているのか。シラー氏にたずねると、「ユニークな製品を提供し続けるアップルのポリシーを、ユーザーによく理解してもらえていることと、ハードとソフトの両方を提供することによって生まれる相乗効果が、良い結果をもたらしているようだ」という答えが返ってきた。
「アップルは、それぞれのカテゴリで常にベストな製品を提供していくというポリシーをもち、技術革新やデザインの洗練にも力を注いでいる。同時に、これまでで最も素晴らしいOS、MacOS X 10.6 Snow Leopardをリリースし、iLife、iWorkなどのすぐれたソフトウエアも毎年バージョンアップを重ねてきた」と語るシラー氏。
そのうえで「すぐれたハードとソフトをパッケージングすることで、ユーザーのニーズに合ったソリューションを提供し続けているのは、PCメーカーのなかではいまやアップルだけではないだろうか。他社は最近、どうやら価格競争に躍起になっているようだが、それとは一線を画すアップルの姿勢をユーザーにも理解してもらえているのだと思う」と、アップル独自のスタンスが支持を集めているとの見方を示した。
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その言葉を裏付けるように、今年8月に発売したSnow Leopardの人気は依然として高い。直近(2009年11月16日-22日)の「BCNランキング」のOS部門でも、並みいるWindows 7の製品群に割って入り、第3位にランクインしている。ハードとソフトの両方が揃うことで、Macならではの魅力を形成していることの現れと言えるだろう。
「価格競争には加わらない」とするアップル。ネットブックというカテゴリにアップルがまるで興味を示さないのも、そのためだろう。しかし、孤高の道を歩み続けることは、必ずしもシェア拡大には結びつかないはずだ。一方で、シェア拡大を追えば、質の低下やブランドの陳腐化を招きかねないという危惧もある。シェアとブランドのバランスを、アップルはどのように考えているのだろうか?
シラー氏は、「アップルにとって一番大切なのはシェアではなく、素晴らしい製品をつくり続けることだ」と明快に答える。「アップルが決してしないことは、妥協した製品を作ること。シェアを追うために価格競争に乗ってしまうと、技術や品質の面で妥協せざるを得なくなる部分が出てくる。それは、アップルが絶対に足を踏み入れない領域だ」という。
「ネットブックについては、アップルでもユーザー調査を実施し、その結果、ユーザーの満足度が必ずしも高くないことがわかっている。そういう製品をアップルが作ることは決してないと断言できる」と、シラー氏は語った。
では、もしアップルが、小型軽量でどこにでも持ち歩ける、MacBookとiPhoneとの間を埋めるようなモバイルPCをデザインするとしたら、それは、ネットブックに取って代わる一大ムーブメントを巻き起こせるだろうか? 自信のほどをたずねてみると、「存在しない製品のことは話せないので……」と、アップルが年明けに発表するとの噂があるタブレット型Macにつながる情報は出てこなかった。
ただ、「iPhoneが、実はネットブック以上の製品なのではないかと考えている。電子メールもWebの閲覧もできて、日常の持ち歩きもまったく苦にならない。アプリケーションのダウンロードも、いつでもすぐにできる。iPhoneがあれば、ネットブックはもはや必要ないのではないか。ある種の次世代コンピュータになり得る可能性を秘めているのが、iPhoneだと思う」とコメント。もしタブレット型Macが登場するとしたら、それは“iPhone的なもの”になるのかもしれない、と勝手に想像が膨らんだ。
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そのiPhoneだが、いまや携帯電話市場を席巻し、スマートフォンのあり方を一変させてしまった。また、端末に簡単にアプリを追加することができるAppStoreの成功は、iPhoneやiPod touchを携帯ゲーム機市場での一大勢力にしつつある。それだけに、これに追従するメーカーが次々と現れているが、「アップルはライバルメーカーより何年も先を行っている」と、シラー氏は自信をみせる。
「今年発売のiPhone 3GSと最新のiPod touchは、携帯電話や携帯ゲーム機における次世代型デバイスとして進化した製品だといっても過言ではない。アップルは今後も、これらの製品をさらに進化させていくし、すでに20億ダウンロードの実績があるAppStoreは広く認知されている。揺るぎない基盤を築いており、ライバルメーカーがアップルに追いつくのはたやすいことではない」と、iPhone+AppStoreの優位性には、今後も含めかなりの自信があるようだ。
アップルストア銀座には、平日でも開店と同時に大勢のユーザーが押し寄せるが、そのなかには若い女性の姿が目立つ。ストアのスタッフに熱心に質問しているのも、男性より女性の場合が多いかもしれない。さらに、これがiPodに関してなら特に違和感はないが、どうやら女性たちが注目しているのはMac。かつてMacといえいば、アーティストやデザイナー、一部の熱烈なファンに支えられていた感があったが、いま女性たちの間でMac人気が高まってきているのはなぜなのだろうか?
シラー氏は「アップルは、特定の方を念頭に製品を作っているわけではない。どれも老若男女すべての方々に使っていただける製品」としながらも、「女性に人気があるのは素晴らしいことだ」と語る。
そのうえで、「WindowsからMacへシフトするユーザーが増えている、という最近の現象が、女性ユーザーの増加にも影響しているのかもしれない。Macに関心をもつ方の幅が広がってきているということだろう。同時に、Macのもつコストパフォーマンスの高さやすぐれたデザイン性も、女性にとって魅力となっているのでは」と分析した。
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では、米アップル本社には、日本のユーザーはどのように映っているのだろうか? ワールドワイドで比較してみたときに、日本のユーザーならではの特徴は何かあるのだろうか? この点に関してシラー氏は、「アップルにとって、日本は当初からとても大切な市場だった。なぜなら、日本のユーザーからのレスポンスが非常にいいからだ」と語る。
「日本のユーザーは、技術革新には高い興味をもっているし、すぐれたデザインについての感度もとても高いと思う。また、クオリティに対する基準や考え方も他の国々に比べると極めてレベルが高く、すべての製品に責任をもっているアップルの姿勢は、非常に評価してもらえている。アップルの理念や考え方にとても良いかたちでシンクロしてもらっているのが、日本のユーザーだと感じている。その意味では、アップルにとって日本のユーザーは、とてもユニークだし、同時にとてもありがたい存在」なのだそうだ。
先日、来日したマイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOは、「Three Screens and a Cloud」というコンセプトを掲げ、「携帯電話、PC、大画面TVという3種類のデバイスが、クラウドの中でインテリジェント、かつシームレスに機能し、人々にサービスを展開していく」という構想を語った。クラウドコンピューティングが話題となるなかで、人々を取り巻くデジタル環境の今後と、そこでMacが果たす役割について、アップルはどのような展望をもっているのだろうか。
「その点でも、アップルは先端を行く企業であると自負している」とシラー氏。「例えば、写真を加工したり、ビデオを編集したり、Macを使って体験できることがある。その一方で、音楽をダウンロードしたり、YouTubeに動画をアップロードしたり、iPodとネットワークを使って楽しめる体験もある。アップルは、デバイスとネットワークがシームレスにつながった環境をずっと以前からすでに実現している。それに、デジタル環境を革新することによって人々に未知の体験を提供してきたのが、アップルという企業でもある」と語った。
これはあまり知られていないが、アップルのWebサービスであるMobileMeを利用すれば、MacやWindows PCとiPhoneをワイヤレスで自動的にシンクすることができる。メールや連絡先、スケジュールなどを、デバイスの壁を越えてシームレスに共有することができるソリューションを、アップルは1年以上前からすでに提供しているのだ。
また、MobileMeには、Web上で写真を共有できるギャラリーや、大容量データを保存・共有できるストレージとしての機能も備わっている。そして、iTunes StoreやApp StoreはOSの区別なく利用できるし、Macそれ自体でWindowsを起動して使うことも可能だ。そういう意味では、アップルは、クラウドコンピューティングを先取りするようなソリューションをすでにいくつも実現しているわけだ。
2010年、アップルが今度はどのような革新を見せてくれるのか、大いに楽しみにしたい。(フリーライター・中村光宏)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで125品目を対象としています。adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111352');
すぐれた製品、ハードとソフトの相乗効果がMacの魅力
フィル・シラー上級副社長
(写真は6月にサンフランシスコで開催したWWDCでのもの)
(写真は6月にサンフランシスコで開催したWWDCでのもの)
今年、Macの出荷台数は史上最高を記録した。「BCNランキング」でも、10月21日の新製品発売以降のMac好調が顕著に表れており、液晶一体型のデスクトップPC市場では、アップルが国内シェア第3位に躍進。最新(2009年11月16日-22日)の製品ランキングでも、21.5インチと27インチのiMacが揃ってベスト10にランクインしている。また、iMacに付属するマルチタッチジェスチャーに対応したMagic Mouseの注目度もすこぶる高い。一方、ノートPCでは、ユニボディを採用して一新した白いMacBookが、10月21日の発売開始から一気に販売台数を伸ばしている。2.26GHzのIntel Core 2 Duoプロセッサと250GBのHDDを搭載しながら、10万円を切るコストパフォーマンスの高さが大きな魅力だ。
まずは、こうしたMac好調の要因をどのように分析しているのか。シラー氏にたずねると、「ユニークな製品を提供し続けるアップルのポリシーを、ユーザーによく理解してもらえていることと、ハードとソフトの両方を提供することによって生まれる相乗効果が、良い結果をもたらしているようだ」という答えが返ってきた。
iMac
「アップルは、それぞれのカテゴリで常にベストな製品を提供していくというポリシーをもち、技術革新やデザインの洗練にも力を注いでいる。同時に、これまでで最も素晴らしいOS、MacOS X 10.6 Snow Leopardをリリースし、iLife、iWorkなどのすぐれたソフトウエアも毎年バージョンアップを重ねてきた」と語るシラー氏。
そのうえで「すぐれたハードとソフトをパッケージングすることで、ユーザーのニーズに合ったソリューションを提供し続けているのは、PCメーカーのなかではいまやアップルだけではないだろうか。他社は最近、どうやら価格競争に躍起になっているようだが、それとは一線を画すアップルの姿勢をユーザーにも理解してもらえているのだと思う」と、アップル独自のスタンスが支持を集めているとの見方を示した。
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MacOS X 10.6 Snow Leopard
その言葉を裏付けるように、今年8月に発売したSnow Leopardの人気は依然として高い。直近(2009年11月16日-22日)の「BCNランキング」のOS部門でも、並みいるWindows 7の製品群に割って入り、第3位にランクインしている。ハードとソフトの両方が揃うことで、Macならではの魅力を形成していることの現れと言えるだろう。
「アップルがネットブックをつくることは決してない」と断言
「価格競争には加わらない」とするアップル。ネットブックというカテゴリにアップルがまるで興味を示さないのも、そのためだろう。しかし、孤高の道を歩み続けることは、必ずしもシェア拡大には結びつかないはずだ。一方で、シェア拡大を追えば、質の低下やブランドの陳腐化を招きかねないという危惧もある。シェアとブランドのバランスを、アップルはどのように考えているのだろうか?
シラー氏は、「アップルにとって一番大切なのはシェアではなく、素晴らしい製品をつくり続けることだ」と明快に答える。「アップルが決してしないことは、妥協した製品を作ること。シェアを追うために価格競争に乗ってしまうと、技術や品質の面で妥協せざるを得なくなる部分が出てくる。それは、アップルが絶対に足を踏み入れない領域だ」という。
「ネットブックについては、アップルでもユーザー調査を実施し、その結果、ユーザーの満足度が必ずしも高くないことがわかっている。そういう製品をアップルが作ることは決してないと断言できる」と、シラー氏は語った。
では、もしアップルが、小型軽量でどこにでも持ち歩ける、MacBookとiPhoneとの間を埋めるようなモバイルPCをデザインするとしたら、それは、ネットブックに取って代わる一大ムーブメントを巻き起こせるだろうか? 自信のほどをたずねてみると、「存在しない製品のことは話せないので……」と、アップルが年明けに発表するとの噂があるタブレット型Macにつながる情報は出てこなかった。
iPhone 3GS
ただ、「iPhoneが、実はネットブック以上の製品なのではないかと考えている。電子メールもWebの閲覧もできて、日常の持ち歩きもまったく苦にならない。アプリケーションのダウンロードも、いつでもすぐにできる。iPhoneがあれば、ネットブックはもはや必要ないのではないか。ある種の次世代コンピュータになり得る可能性を秘めているのが、iPhoneだと思う」とコメント。もしタブレット型Macが登場するとしたら、それは“iPhone的なもの”になるのかもしれない、と勝手に想像が膨らんだ。
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iPhoneとAppStoreでライバルの数年先を行く
そのiPhoneだが、いまや携帯電話市場を席巻し、スマートフォンのあり方を一変させてしまった。また、端末に簡単にアプリを追加することができるAppStoreの成功は、iPhoneやiPod touchを携帯ゲーム機市場での一大勢力にしつつある。それだけに、これに追従するメーカーが次々と現れているが、「アップルはライバルメーカーより何年も先を行っている」と、シラー氏は自信をみせる。
AppStore
「今年発売のiPhone 3GSと最新のiPod touchは、携帯電話や携帯ゲーム機における次世代型デバイスとして進化した製品だといっても過言ではない。アップルは今後も、これらの製品をさらに進化させていくし、すでに20億ダウンロードの実績があるAppStoreは広く認知されている。揺るぎない基盤を築いており、ライバルメーカーがアップルに追いつくのはたやすいことではない」と、iPhone+AppStoreの優位性には、今後も含めかなりの自信があるようだ。
アップルとシンクロする感性の高さが日本ユーザーの特徴
アップルストア銀座には、平日でも開店と同時に大勢のユーザーが押し寄せるが、そのなかには若い女性の姿が目立つ。ストアのスタッフに熱心に質問しているのも、男性より女性の場合が多いかもしれない。さらに、これがiPodに関してなら特に違和感はないが、どうやら女性たちが注目しているのはMac。かつてMacといえいば、アーティストやデザイナー、一部の熱烈なファンに支えられていた感があったが、いま女性たちの間でMac人気が高まってきているのはなぜなのだろうか?
アップルストア銀座には常に多くの人が訪れる
シラー氏は「アップルは、特定の方を念頭に製品を作っているわけではない。どれも老若男女すべての方々に使っていただける製品」としながらも、「女性に人気があるのは素晴らしいことだ」と語る。
そのうえで、「WindowsからMacへシフトするユーザーが増えている、という最近の現象が、女性ユーザーの増加にも影響しているのかもしれない。Macに関心をもつ方の幅が広がってきているということだろう。同時に、Macのもつコストパフォーマンスの高さやすぐれたデザイン性も、女性にとって魅力となっているのでは」と分析した。
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店内に展示されるMacBook Pro
では、米アップル本社には、日本のユーザーはどのように映っているのだろうか? ワールドワイドで比較してみたときに、日本のユーザーならではの特徴は何かあるのだろうか? この点に関してシラー氏は、「アップルにとって、日本は当初からとても大切な市場だった。なぜなら、日本のユーザーからのレスポンスが非常にいいからだ」と語る。
「日本のユーザーは、技術革新には高い興味をもっているし、すぐれたデザインについての感度もとても高いと思う。また、クオリティに対する基準や考え方も他の国々に比べると極めてレベルが高く、すべての製品に責任をもっているアップルの姿勢は、非常に評価してもらえている。アップルの理念や考え方にとても良いかたちでシンクロしてもらっているのが、日本のユーザーだと感じている。その意味では、アップルにとって日本のユーザーは、とてもユニークだし、同時にとてもありがたい存在」なのだそうだ。
「クラウド」でも先端を行くアップル
先日、来日したマイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOは、「Three Screens and a Cloud」というコンセプトを掲げ、「携帯電話、PC、大画面TVという3種類のデバイスが、クラウドの中でインテリジェント、かつシームレスに機能し、人々にサービスを展開していく」という構想を語った。クラウドコンピューティングが話題となるなかで、人々を取り巻くデジタル環境の今後と、そこでMacが果たす役割について、アップルはどのような展望をもっているのだろうか。
「その点でも、アップルは先端を行く企業であると自負している」とシラー氏。「例えば、写真を加工したり、ビデオを編集したり、Macを使って体験できることがある。その一方で、音楽をダウンロードしたり、YouTubeに動画をアップロードしたり、iPodとネットワークを使って楽しめる体験もある。アップルは、デバイスとネットワークがシームレスにつながった環境をずっと以前からすでに実現している。それに、デジタル環境を革新することによって人々に未知の体験を提供してきたのが、アップルという企業でもある」と語った。
MobileMe
これはあまり知られていないが、アップルのWebサービスであるMobileMeを利用すれば、MacやWindows PCとiPhoneをワイヤレスで自動的にシンクすることができる。メールや連絡先、スケジュールなどを、デバイスの壁を越えてシームレスに共有することができるソリューションを、アップルは1年以上前からすでに提供しているのだ。
また、MobileMeには、Web上で写真を共有できるギャラリーや、大容量データを保存・共有できるストレージとしての機能も備わっている。そして、iTunes StoreやApp StoreはOSの区別なく利用できるし、Macそれ自体でWindowsを起動して使うことも可能だ。そういう意味では、アップルは、クラウドコンピューティングを先取りするようなソリューションをすでにいくつも実現しているわけだ。
2010年、アップルが今度はどのような革新を見せてくれるのか、大いに楽しみにしたい。(フリーライター・中村光宏)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで125品目を対象としています。adpds_js('http://ds.advg.jp/adpds_deliver', 'adpds_site=bcnranking&adpds_frame=waku_111352');