便利機能付きイヤホンで好みの音を手に入れる! 多彩な海外の6モデル
見た目がおしゃれでちょっと耳に付けてみたくなる、海外メーカーのイヤホン。最近では音質やデザインのよさだけでなく、特殊な機能を備えるモデルも登場してきた。そこで、3つの機能別にカナル型イヤホンを紹介しよう。
アメリカの音響機器メーカーShure(シュア)は、カナル型イヤホンの最上位モデル「SE530」に、再生する音楽と周囲の音を切り替えられるコントローラーを付属する「SE530PTH」をラインアップする。
携帯オーディオとイヤホンの間に取り付けて使用するコントローラーには、小型マイクを搭載。イヤホンを耳から外さなくても駅構内や電車内のアナウンスなど、周囲の音を本体経由で聞くことができる。市場推定価格は5万1000円。
Shureのイヤホンは付属の「ソフト・フォーム・イヤパッド」を使用すると遮音性が非常に高く、ちょっとうるさい場所でも音楽が快適に楽しめる。その反面、周囲の音があまり聞えないというデメリットもある。こうしたアイテムがあると、状況に応じて音楽と周りの音を切り替えられるので便利だ。ちなみに、同コントローラーはオプションでも販売しており、全モデルと接続できる。販売代理店はヒビノインターサウンド。
7月17日発売のUltimate Ears(アルティメット イヤーズ)の新モデル「LoudEnough(ラウドイナフ)」は、カラフルな子ども向けイヤホン。外観上、目立った特徴はなさそうだが、携帯オーディオの音量を上げても、ある一定の音量以上に大きくならない「ボリューム制限機能」を備えている。実勢価格は4800円前後の見込み。
子どもは、つい携帯オーディオの音を大きくしすぎてしまうことがある。「LoudEnough」はこうした状況を避けるため開発された。Ultimate Earsは、カスタマイズに対応するプロ向けイヤホンを製造するアメリカのメーカー。大音量で子どもが耳を痛めないよう配慮したいと考える親は、検討するといいだろう。外部の音を完全には遮断せず、音楽とともに周囲の音も適度に聞こえる設計になっているのも安心だ。カラーはビタミンカラーを採用したブルー、パープル、グリーンの3色。同じ色の持ち運び用ケースも付属する。販売元はロジクール。
音量や音質をイヤホンで調節できるモデルもある。Sennheiser(ゼンハイザー)の「IE8」は、ケーブルを耳の後ろに回して装着するタイプ。イヤホン部の側面には、低音を手動でチューニングできる小さなダイヤルを備えるので、低音にこだわりのあるユーザーにオススメだ。なお、同社はこの機能で特許を取得している。人間工学に基づいたデザインを採用し、外部の騒音をシャットアウトする。市場推定価格は4万500円。
Sennheiserはドイツで誕生したマイクロホンのメーカー。放送局向けマイクや会議システムなど業務用製品を提供するほか、コンシューマー向けでは「IE8」のようなカナル型イヤホンやクリップ型、ネックバンド型、ヘッドバンド型ヘッドホンなどを揃え、ラインアップが豊富だ。
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harman international(ハーマン インターナショナル)のブランド「AKG(アーカーゲー)」のカナル型イヤホン「K340」は、ケーブル部に音量を調整できる小型のコントローラーを備える。背面に「AKG」のロゴを配置し、カラーは紺色や茶色など落ち着いた色合いで、年齢や性別を問わずコーディネートしやすい。同社の直販サイトでの価格は1万2800円。同ブランドでは、3000円から2万円のカナル型イヤホンをラインアップするが、中でも「K340」は上位モデルになる。
「AKG(ドイツ語でAkustische und Kino-Geraete Gesellschaft m.b.H)」は、オーストリアの音響機器メーカーで、harman internationalのグループ会社にあたる。カナル型イヤホンのほか、ヘッドバンド型へッドホンもラインアップする。
一方、harman internationalは「AKG」のほか、「JBL」「Mark Levinson」など数多くのオーディオ機器メーカーを傘下にもつ世界規模のアメリカのメーカーだ。コンシューマー向けのオーディオ機器やホームシアターのほか、車載用機器、さらに業務用として、映画館やコンサートホール、放送局やレコーディングスタジオの機材まで幅広く扱っている。
このほか、最近のトレンドとして、iPhoneやBlackBerryなどのスマートフォンとつないで使えるモデルも増えてきている。端末をカバンやポケットから取り出さなくても通話ができるようマイクを搭載し、音楽再生と通話を切り替えられるボタンを備えている。
7月25日発売予定のBOSE(ボーズ)の「Bose mobile in-ear headset」は、iPhone専用のカナル型ヘッドセット。通話と音楽再生が切り替えられるボタンをケーブル部に装備し、音楽の一時停止、曲のスキップなどの基本操作が可能だ。直販サイトのみの販売で、価格は1万5330円。カナル型だけでなく、同じ機能を備えるヘッドバンド型も揃える。
アメリカの音響機器メーカーBOSEは、コンシューマー向け製品としてイヤホンやヘッドバンド型へッドホン、スピーカー、サラウンドシステムなどを扱う。また、業務向けのスピーカーやアンプなども製造、販売している。
Etymotic Research(エティモティック リサーチ)の「hf2」も同じく、iPhone専用。ケーブル部に付属するマイク付きのコントローラーには、音楽再生と通話を操作できるボタンを搭載する。音楽は再生のほか、一時停止や早送りもできる。実勢価格は1万9800円前後の見込み。
Etymotic Researchはアメリカの音響機器メーカー。音響測定装置などの業務用に加え、カナル型イヤホンやBluetooth対応ヘッドセットなどのコンシューマー向け製品も提供している。販売代理店は完実電気。
イヤホン選びでは、国内だけでなく海外メーカーも対象にして探すとより楽しめる。幅広いラインアップの中から、より自分好みの製品がみつかりやすいからだ。さらに、手元での音量調節やスマートフォンとの接続など、より便利な使い方を求めるなら、ユニークな製品が多い海外メーカー製品を積極的に検討してはいかがだろうか。(BCN・井上真希子)
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。
周囲の音が聞き取りやすくなる ~ShureとUltimate Ears~
アメリカの音響機器メーカーShure(シュア)は、カナル型イヤホンの最上位モデル「SE530」に、再生する音楽と周囲の音を切り替えられるコントローラーを付属する「SE530PTH」をラインアップする。
携帯オーディオとイヤホンの間に取り付けて使用するコントローラーには、小型マイクを搭載。イヤホンを耳から外さなくても駅構内や電車内のアナウンスなど、周囲の音を本体経由で聞くことができる。市場推定価格は5万1000円。
Shureのイヤホンは付属の「ソフト・フォーム・イヤパッド」を使用すると遮音性が非常に高く、ちょっとうるさい場所でも音楽が快適に楽しめる。その反面、周囲の音があまり聞えないというデメリットもある。こうしたアイテムがあると、状況に応じて音楽と周りの音を切り替えられるので便利だ。ちなみに、同コントローラーはオプションでも販売しており、全モデルと接続できる。販売代理店はヒビノインターサウンド。
Shureの「SE530PTH」、Ultimate Earsの「LoudEnough」
7月17日発売のUltimate Ears(アルティメット イヤーズ)の新モデル「LoudEnough(ラウドイナフ)」は、カラフルな子ども向けイヤホン。外観上、目立った特徴はなさそうだが、携帯オーディオの音量を上げても、ある一定の音量以上に大きくならない「ボリューム制限機能」を備えている。実勢価格は4800円前後の見込み。
子どもは、つい携帯オーディオの音を大きくしすぎてしまうことがある。「LoudEnough」はこうした状況を避けるため開発された。Ultimate Earsは、カスタマイズに対応するプロ向けイヤホンを製造するアメリカのメーカー。大音量で子どもが耳を痛めないよう配慮したいと考える親は、検討するといいだろう。外部の音を完全には遮断せず、音楽とともに周囲の音も適度に聞こえる設計になっているのも安心だ。カラーはビタミンカラーを採用したブルー、パープル、グリーンの3色。同じ色の持ち運び用ケースも付属する。販売元はロジクール。
音量・音質調節がイヤホンで手軽に ~Sennheiserとharman~
音量や音質をイヤホンで調節できるモデルもある。Sennheiser(ゼンハイザー)の「IE8」は、ケーブルを耳の後ろに回して装着するタイプ。イヤホン部の側面には、低音を手動でチューニングできる小さなダイヤルを備えるので、低音にこだわりのあるユーザーにオススメだ。なお、同社はこの機能で特許を取得している。人間工学に基づいたデザインを採用し、外部の騒音をシャットアウトする。市場推定価格は4万500円。
Sennheiserはドイツで誕生したマイクロホンのメーカー。放送局向けマイクや会議システムなど業務用製品を提供するほか、コンシューマー向けでは「IE8」のようなカナル型イヤホンやクリップ型、ネックバンド型、ヘッドバンド型ヘッドホンなどを揃え、ラインアップが豊富だ。
Sennheiserの「IE8」、harman internationalの「K340」
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harman international(ハーマン インターナショナル)のブランド「AKG(アーカーゲー)」のカナル型イヤホン「K340」は、ケーブル部に音量を調整できる小型のコントローラーを備える。背面に「AKG」のロゴを配置し、カラーは紺色や茶色など落ち着いた色合いで、年齢や性別を問わずコーディネートしやすい。同社の直販サイトでの価格は1万2800円。同ブランドでは、3000円から2万円のカナル型イヤホンをラインアップするが、中でも「K340」は上位モデルになる。
「AKG(ドイツ語でAkustische und Kino-Geraete Gesellschaft m.b.H)」は、オーストリアの音響機器メーカーで、harman internationalのグループ会社にあたる。カナル型イヤホンのほか、ヘッドバンド型へッドホンもラインアップする。
一方、harman internationalは「AKG」のほか、「JBL」「Mark Levinson」など数多くのオーディオ機器メーカーを傘下にもつ世界規模のアメリカのメーカーだ。コンシューマー向けのオーディオ機器やホームシアターのほか、車載用機器、さらに業務用として、映画館やコンサートホール、放送局やレコーディングスタジオの機材まで幅広く扱っている。
iPhoneなどスマートフォンと組み合わせて ~BOSEとEtymotic Research~
このほか、最近のトレンドとして、iPhoneやBlackBerryなどのスマートフォンとつないで使えるモデルも増えてきている。端末をカバンやポケットから取り出さなくても通話ができるようマイクを搭載し、音楽再生と通話を切り替えられるボタンを備えている。
7月25日発売予定のBOSE(ボーズ)の「Bose mobile in-ear headset」は、iPhone専用のカナル型ヘッドセット。通話と音楽再生が切り替えられるボタンをケーブル部に装備し、音楽の一時停止、曲のスキップなどの基本操作が可能だ。直販サイトのみの販売で、価格は1万5330円。カナル型だけでなく、同じ機能を備えるヘッドバンド型も揃える。
アメリカの音響機器メーカーBOSEは、コンシューマー向け製品としてイヤホンやヘッドバンド型へッドホン、スピーカー、サラウンドシステムなどを扱う。また、業務向けのスピーカーやアンプなども製造、販売している。
BOSEの「Bose mobile in-ear headset」、Etymotic Researchの「hf2」
Etymotic Research(エティモティック リサーチ)の「hf2」も同じく、iPhone専用。ケーブル部に付属するマイク付きのコントローラーには、音楽再生と通話を操作できるボタンを搭載する。音楽は再生のほか、一時停止や早送りもできる。実勢価格は1万9800円前後の見込み。
Etymotic Researchはアメリカの音響機器メーカー。音響測定装置などの業務用に加え、カナル型イヤホンやBluetooth対応ヘッドセットなどのコンシューマー向け製品も提供している。販売代理店は完実電気。
イヤホン選びでは、国内だけでなく海外メーカーも対象にして探すとより楽しめる。幅広いラインアップの中から、より自分好みの製品がみつかりやすいからだ。さらに、手元での音量調節やスマートフォンとの接続など、より便利な使い方を求めるなら、ユニークな製品が多い海外メーカー製品を積極的に検討してはいかがだろうか。(BCN・井上真希子)
*記事中の「市場推定価格」は、記事掲載時点のものです。市場推定価格は、「BCNランキング」のデータをもとに独自に算出した推定値で、消費税込みの金額で表記しています。