ソーラーバッテリーでiPodや携帯電話をエコ充電! GWや夏のアウトドアに
海や山など電源のない場所でも、iPodや携帯電話を充電できる「ソーラー充電器」をご存知だろうか? 便利なだけではなく、自然エネルギーを利用するのでエコにもつながる。携帯電話専用のミニサイズから大きめのものまで、さまざまな製品が登場しているが、今回は、持ち歩いてもかさばらない大きさの2機種を紹介する。
本体とソーラーパネルの面積が同程度で、ソーラー以外の蓄電にも対応していること、そして実勢価格が1万円弱とほぼ同じことから、フォーカルポイントコンピュータの「Solio mono」と、リンクスインターナショナルの「iCharge eco DX」をピックアップした。
本体サイズは、「Solio mono」が幅68×高さ198×奥行き18mm、「iCharge eco DX」が幅51.5×高さ107.5×奥行き15.3mmで、どちらもちょうど手のひらに乗る大きさ。ソーラーパネルの面積は、「iCharge eco DX」の方が高さが10mmほど長いものの、ほぼ同じくらい。ソーラーでフルに蓄電するために必要な時間は、「Solio mono」が約20時間、「iCharge eco DX」が15-24時間。1日の日照時間を5時間とすると概ね3-5日間だが、季節や天候、日当たりによって差がある。
バッテリー残量は、ともにLEDランプで表示。「Solio mono」はソーラーパネルの裏側にあるボタンが1回点滅すると20%、2回で40%、3回で60%、4回で80%、5回で100%と、点滅の回数で残量を示す。「iCharge eco DX」は、残量0-30%が赤、30-70%が黄色、70-100%が緑色と、色で残量を示す。
メーカーによると、バッテリーがフルの状態で第4世代の「iPod nano」を充電した場合、所要時間は、「Solio mono」が約2時間、「iCharge eco DX」が約1.5時間。「Solio mono」の場合、「iPod nano」の充電が完了した後のバッテリ残量は約60%。「iCharge eco DX」は、メーカー検証結果ではないが、筆者が実際に試したところ、「iPod nano」の充電が完了した後もランプは緑色のままで、最低でも70%程度残ったようだった。
「Solio mono」「iCharge eco DX」ともに、ソーラーだけでなく、PC経由で蓄電することも可能で、「iCharge eco DX」については、ACアダプタを使って蓄電することもできる。ソーラーでフル蓄電するには、日照時間や天気によって20時間以上かかかることを考えると、これらの方法で補う必要も出てくるだろう。
本体デザインはそれぞれ個性的。「Solio mono」は鮮やかなレッドを採用し、丸みのあるボディでデザイン雑貨のような印象だ。上部に穴が開いているので、付属のフックを使って、カバンやベルト穴に下げることもできる。ソーラー充電器は、太陽が出ている日中に屋外で充電することが前提のため、フックが付いていることで蓄電できるシーンが広がり便利だ。
一方、「iCharge eco DX」は角に丸みのある長方形。フックをかける穴は付いていないので、屋外や外出先で蓄電するときには、何かで固定するか、目の届く場所に置いたほうが安心だ。本体カラーは、シルバー、グリーン、ブルー、ピンク、レッド、ブラック、ホワイトの計7色ものバリエーションを揃えている。
では、「Solio mono」「iCharge eco DX」は、どんな機器を充電できるのか、標準で付属する接続ケーブルを見ながら紹介しよう。
「Solio mono」は、USBまたはミニUSB端子を備えた機器と接続が可能。「iPod」シリーズの場合は、これらに付属しているUSBケーブルと接続する。携帯電話用のアダプタは別売り。このほか、シガーソケットアダプタケーブルを付属しているので、車のシガーライターを使って携帯電話を充電するアダプタを持っている人は、そのアダプタと「Solio mono」のソケットを接続することも可能だ。
「iCharge eco DX」は、携帯電話、iPod、ゲーム機などあらゆる機器の充電に対応。「Solio mono」と同じく、USBまたはミニUSB端子を備えた機器につないで充電できるほか、「ニンテンドーDS」「ゲームボーイアドバンスSP」用のケーブル、「ニンテンドーDS Lite」用のコネクタや「PSP」用の9.5mm丸コネクタ、さらにNTTドコモのFOMAやソフトバンクの3G携帯、au用のコネクタまで付属し、携帯電話も充電できる。iPodシリーズ、iPhone 3G用コネクタと、iPod shuffle用の4端子ミニプラグコネクタも付属している。
ちなみに「Solio mono」「iCharge eco DX」ともに、ミニUSB端子を備えたソフトバンクの携帯電話「X02TH」とは接続できたが、ウイルコムの「Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH)」とは接続できなかった。端子自体はあっても、なかには対応していない機器もあるので注意が必要だ。
こうした「ソーラー充電器」があれば、海や山などの電源のないアウトドアシーンで、iPodや携帯電話などの電池切れに対応できるだろう。もちろん日常でも役立つ。「Solio mono」はバックなどに掛けていつでもソーラーで蓄電できること、「iCharge eco DX」は、付属のアダプタを使って、さまざまな機器を充電できることが特徴。どちらが良いか、比較して選んでほしい。
太陽が出ているときにはたっぷり蓄電、太陽が足りないときは電源で補って、ソーラー充電器を使いこなそう。(BCN・田沢理恵)
フォーカルのSolio mono、リンクスのiCharge eco DXをピックアップ
本体とソーラーパネルの面積が同程度で、ソーラー以外の蓄電にも対応していること、そして実勢価格が1万円弱とほぼ同じことから、フォーカルポイントコンピュータの「Solio mono」と、リンクスインターナショナルの「iCharge eco DX」をピックアップした。
左から、フォーカルポイントコンピュータ「Solio mono」、リンクスインターナショナル「iCharge eco DX」
本体サイズは、「Solio mono」が幅68×高さ198×奥行き18mm、「iCharge eco DX」が幅51.5×高さ107.5×奥行き15.3mmで、どちらもちょうど手のひらに乗る大きさ。ソーラーパネルの面積は、「iCharge eco DX」の方が高さが10mmほど長いものの、ほぼ同じくらい。ソーラーでフルに蓄電するために必要な時間は、「Solio mono」が約20時間、「iCharge eco DX」が15-24時間。1日の日照時間を5時間とすると概ね3-5日間だが、季節や天候、日当たりによって差がある。
これからの季節は、ソーラー蓄電に最適
バッテリー残量は、ともにLEDランプで表示。「Solio mono」はソーラーパネルの裏側にあるボタンが1回点滅すると20%、2回で40%、3回で60%、4回で80%、5回で100%と、点滅の回数で残量を示す。「iCharge eco DX」は、残量0-30%が赤、30-70%が黄色、70-100%が緑色と、色で残量を示す。
メーカーによると、バッテリーがフルの状態で第4世代の「iPod nano」を充電した場合、所要時間は、「Solio mono」が約2時間、「iCharge eco DX」が約1.5時間。「Solio mono」の場合、「iPod nano」の充電が完了した後のバッテリ残量は約60%。「iCharge eco DX」は、メーカー検証結果ではないが、筆者が実際に試したところ、「iPod nano」の充電が完了した後もランプは緑色のままで、最低でも70%程度残ったようだった。
第4世代iPod nanoを充電
「Solio mono」「iCharge eco DX」ともに、ソーラーだけでなく、PC経由で蓄電することも可能で、「iCharge eco DX」については、ACアダプタを使って蓄電することもできる。ソーラーでフル蓄電するには、日照時間や天気によって20時間以上かかかることを考えると、これらの方法で補う必要も出てくるだろう。
PCのUSBポートやコンセントからも蓄電できる
本体デザインはそれぞれ個性的。「Solio mono」は鮮やかなレッドを採用し、丸みのあるボディでデザイン雑貨のような印象だ。上部に穴が開いているので、付属のフックを使って、カバンやベルト穴に下げることもできる。ソーラー充電器は、太陽が出ている日中に屋外で充電することが前提のため、フックが付いていることで蓄電できるシーンが広がり便利だ。
Solio monoは、カバン、ズボン、洗濯物干しにも掛けられる
一方、「iCharge eco DX」は角に丸みのある長方形。フックをかける穴は付いていないので、屋外や外出先で蓄電するときには、何かで固定するか、目の届く場所に置いたほうが安心だ。本体カラーは、シルバー、グリーン、ブルー、ピンク、レッド、ブラック、ホワイトの計7色ものバリエーションを揃えている。
iCharge eco DXは7色をラインアップ
ニンテンドーDSやPSPの充電もできるiCharge eco DX
では、「Solio mono」「iCharge eco DX」は、どんな機器を充電できるのか、標準で付属する接続ケーブルを見ながら紹介しよう。
付属のケーブルとアダプタ。左からSolio mono、iCharge eco DX
「Solio mono」は、USBまたはミニUSB端子を備えた機器と接続が可能。「iPod」シリーズの場合は、これらに付属しているUSBケーブルと接続する。携帯電話用のアダプタは別売り。このほか、シガーソケットアダプタケーブルを付属しているので、車のシガーライターを使って携帯電話を充電するアダプタを持っている人は、そのアダプタと「Solio mono」のソケットを接続することも可能だ。
ミニUSBやシガーソケットで携帯電話を接続(Solio mono)
「iCharge eco DX」は、携帯電話、iPod、ゲーム機などあらゆる機器の充電に対応。「Solio mono」と同じく、USBまたはミニUSB端子を備えた機器につないで充電できるほか、「ニンテンドーDS」「ゲームボーイアドバンスSP」用のケーブル、「ニンテンドーDS Lite」用のコネクタや「PSP」用の9.5mm丸コネクタ、さらにNTTドコモのFOMAやソフトバンクの3G携帯、au用のコネクタまで付属し、携帯電話も充電できる。iPodシリーズ、iPhone 3G用コネクタと、iPod shuffle用の4端子ミニプラグコネクタも付属している。
ちなみに「Solio mono」「iCharge eco DX」ともに、ミニUSB端子を備えたソフトバンクの携帯電話「X02TH」とは接続できたが、ウイルコムの「Advanced/W-ZERO3[es](WS011SH)」とは接続できなかった。端子自体はあっても、なかには対応していない機器もあるので注意が必要だ。
iCharge eco DXは、携帯電話やポータブルゲーム機のアダプタも付属
こうした「ソーラー充電器」があれば、海や山などの電源のないアウトドアシーンで、iPodや携帯電話などの電池切れに対応できるだろう。もちろん日常でも役立つ。「Solio mono」はバックなどに掛けていつでもソーラーで蓄電できること、「iCharge eco DX」は、付属のアダプタを使って、さまざまな機器を充電できることが特徴。どちらが良いか、比較して選んでほしい。
太陽が出ているときにはたっぷり蓄電、太陽が足りないときは電源で補って、ソーラー充電器を使いこなそう。(BCN・田沢理恵)