• ホーム
  • トレンド
  • ボーナスで買う薄型テレビ! 購入前にチェックしたい3つの項目

ボーナスで買う薄型テレビ! 購入前にチェックしたい3つの項目

特集

2008/12/05 17:55

 ボーナスシーズン到来! この時期は、ドラマのクライマックスや年末年始の特番など、何かとテレビに接する時間も増えてくる。冬のボーナスを機に、大型テレビの購入を検討している人も多いのでは。今回は、「ボーナスで買う薄型テレビ」と題し、購入前に知っておきたい「1.最新トレンド情報」やひと目でわかる便利な「2.サイズ別平均単価」、各メーカーの「3.注目モデル」を紹介する。お店に行く前に是非チェックしてほしい。

ビックカメラ新宿西口店の薄型テレビ売り場


1.最新トレンド情報―― +αの機能に注目


 最近の薄型テレビは、解像度1920×1080画素のフルハイビジョン(フルHD)対応の製品が増え、高画質化が進んでいる。そんななか、今年の冬モデルは、「超解像技術」搭載、BDレコーダー内蔵、超薄型など、画質+αの新機能や新技術を搭載したモデルが続々と登場している。

 画質では、東芝の液晶テレビ「REGZA」が搭載する「超解像技術」に注目したい。従来型のDVDソフトや、録画した地上アナログ放送の番組など解像度の低いコンテンツを補正して、きれいに表現できるというもの。DVDでもハイビジョン画質で楽しむことが可能だ。このような標準画質をアップグレードして表示する技術は日立製作所も開発中とのこと。今後も各メーカー追随していくとみられている。

 録画機能付きテレビも人気だ。とくに注目したいのは、シャープが発売したBDレコーダー搭載モデル「AQUOS(アクオス)DX1シリーズ」。テレビ本体にHDDを内蔵しているモデルは、各社発売しているが、BDレコーダーを内蔵したのは同モデルが初めて。BDレコーダーを買わなくても、1台でBDへの録画やBDソフトの視聴が可能。また、パナソニックも1TBの大容量HDDを内蔵したプラズマテレビを投入した。薄型テレビに合わせてレコーダーの購入も予定している人は、検討してみるといいだろう。

 また、パネルの薄型化も進んでいる。モニタが薄くなることで、壁掛けといった自由なレイアウトも可能になる。ソニーは、9.9mmの超薄型パネルを採用したモデルを、日立製作所も薄さ33mmのモデルを用意する。テレビを選ぶときは、画質以外の機能やトレンドに注目してみるのもいいだろう。


2.サイズ別平均単価――「10万円で32V型」「20万円弱で42V型」が目安



 購入の際、気になるのはやっぱり価格。基本的にテレビは、画面サイズに比例して、価格も上がると考えていい。ここでは、11月の「BCNランキング」を使って、サイズ別の税別平均単価を紹介する。平均単価を参考にして、予算と部屋の大きさにあった画面サイズを決めてから、量販店に向かうといいだろう。

 人気サイズである32V型モデルの平均単価は10万強。モデルによっては10万円を切るモデルも増えてきている。ひと回り大きいサイズの42V型モデルでも20万円を切っている。「10万円で32V型」「20万円弱で42V型」を1つの目安にしたい。ただし、同じサイズでも、新・旧モデル、グレードなどによって価格差もあるので注意しよう。


3.注目の最新モデルを一挙紹介



 最後に、トレンド機能を備えた注目モデルを紹介する。どうせ買うならワンランク上のモデルを買いたい! と考えている人は是非チェックして欲しい。


BD録画、再生機能を搭載した液晶テレビが登場

 液晶テレビ本体にBDレコーダーを搭載した製品。これ1台でBDソフトの視聴やBDへの録画ができる。長時間録画モードや番組連動データの録画など録画機能も充実している。ダブルチューナー搭載で、裏番組録画も可能。カラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3色(46、52V型はブラック、ホワイトの2色)。

  • サイズ:26、32、37、42、46、52V型
  • 画素数:フルHD 1920×1080(26、32V型は1366×768)
  • チューナー:地上デジタル/BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
  • 発売月:08年11月

9.9mmで超薄型のワイヤレス対応、バックライトにはLED採用

 9.9mmの超薄型パネルを採用。モニタとチューナーをワイヤレスで接続するため、アンテナジャックの位置に左右されないレイアウトが可能だ。パネルのバックライトにはLEDを使用し、大型パネルでも高輝度化や面輝度の均一化を実現した。

  • サイズ:40V型
  • 画素数:フルHD 1920×1080
  • チューナー:地上デジタル/BS・110度CSデジタル、地上アナログ
  • 発売月:08年10/11月

1TBのHDD内蔵で大容量録画、「黒」の表現力もアップ

 プラズマの強み「黒」の表現力がさらにアップした。残像を抑えて、鮮明で繊細な映像が楽しめる。SDカードスロットを備えているので、SDカードに記録した映像を手軽に観ることができる。同社の「どこでもドアホン」や「センサーカメラ」との連係も可能。1TBの大容量HDD内蔵で、テレビ本体に録画できる。

  • サイズ:42、46、50V型
  • 画素数:フルHD 1920×1080
  • チューナー:地上デジタル/BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
  • 発売月:08年9月

最新鋭「超解像技術」を搭載

 「超解像技術」を採用。DVDソフトや録画した地上アナログ放送の番組といった解像度の低いコンテンツでも、本来の映像よりもきれいに表現する。300GBのHDDに番組を録画することも可能。また、USB接続やLAN経由など対応HDDに録画できるなど拡張性も高い。

  • サイズ:42、46、52V型
  • 画素数:フルHD 1920×1080
  • チューナー:地上デジタル/BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
  • 発売月:08年11月

ワイヤレスで自由なレイアウトを実現

 モニタとチューナーを分離したモデル。パネル部は薄さ35mm、チューナー部には250GBのHDDを搭載する。壁掛けやフロントなど、4つの別売りスタンドを用意し、レイアウトに左右されない自由な設置が可能。カラーは、ブラック、ホワイトの2色をラインアップする。

  • サイズ:37、42、47V型
  • 画素数:フルHD 1920×1080
  • チューナー:地上デジタル/BS・110度CSデジタル×2、地上アナログ×1
  • 発売月:08年6/9/10月

 今回紹介した「トレンド」「価格」「新製品」をもとに、自分にあったテレビを選んでもらいたい。新しいテレビを買って、年末年始を大画面テレビとともに迎えるのもいいだろう。また、レコーダーの購入も検討している人は、「ボーナスで買うレコーダー! 購入前に知っておきたい3つの項目」も確認しよう。


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店からPOSデータを毎日収集・集計している実売データベースです。これは日本の店頭市場の約4割をカバーする規模で、パソコン本体からデジタル家電まで123品目を対象としています。