Bluetoothって一体何? 便利な使い方教えます
今や多くのノートPCやモバイル機器が搭載している無線通信インターフェイスの「Bluetooth(ブルートゥース)」。最近では携帯電話にも当たり前のように搭載されるようになってきた。無線ヘッドホンが使えたり、PCとデータのやり取りができたりと、結構便利に使えるのだが、ほとんど使っていない人も多いのでは? そこで、ますます身近になってきた「Bluetooth」について、使い方や主な対応製品などについてまとめた。
■携帯電話にノートPC、カーナビまで意外に多い「Bluetooth」搭載機器
Bluetoothに触れる機会が多いのは、まずはなんといっても携帯電話だろう。最新の製品では、今やナビ機能やワンセグなどと並んで多くの機種に搭載されるようになっている。用途としては、携帯電話同士で電話帳のやり取りや、PCとスケジュールの同期など、さまざまなデータ転送で活躍する。さらにデータ転送だけでなく、Bluetooth対応のヘッドホンを使用すればコードレスで携帯電話に保存した音楽を聴くこともできる。またBluetooth搭載のヘッドセットなら、手軽にハンズフリー環境を実現することもでき、車を運転しながら通話もできるようになる。
次にPC周りだ。もちろんPC本体からマウス・キーボードといった周辺機器までBluetoothを搭載している機器は多い。特にモバイル系のノートPCで搭載率が高く、ノートPC同士の通信やPDAとの通信にも使用されている。Bluetooth搭載のキーボードやマウスは、ワイヤレスで接続するのでPC本体から離れた場所でも操作できるというメリットがある。Bluetooth非搭載のPCでもUSBで手軽に接続できるBluetoothアダプタが売られているのでそれを使えばOKだ。
そのほかにも意外なところでBluetoothが使われている。それは家庭用ゲーム機とカーナビだ。ソニーの家庭用ゲーム機「PLAYSTATION3(PS3)」や任天堂の「Wii」は本体とワイヤレスコントローラーの通信にBluetoothを利用している。Bluetoothには、親機1台に対して複数の子機を接続できるという機能があり、これを生かしてPS3ならば最大7個、Wiiは最大4個までのコントローラーを接続することができ、大人数での同時プレイが楽しめるのだ。
松下電器産業のカーナビ「Strada」シリーズもHDDナビの上位モデル「Fクラス」などでBluetoothを搭載する。別売のBluetoothユニットを使用してBluetooth搭載の携帯電話や携帯オーディオプレーヤーに収録した音楽を車載のスピーカーで再生が可能。たとえば音楽配信サイトから携帯電話にダウンロードしたばかりの楽曲でもすぐに車内で楽しめる。またカーナビで検索した施設に電話番号がある場合は携帯電話のハンズフリー機能を使ってワンタッチで電話をかけることもできる。
■そもそも「Bluetooth」って何モノ? 特徴は?
一言で言うならば「Bluetooth」とは、機器と機器をワイヤレスで接続するための通信規格の名称だ。1998年にエリクソン・東芝・ノキア・インテル・IBMの5社が中心になって提唱した規格で、2.4GHzの周波数帯を用いて最大10メートルの範囲で通信できる。
「機器と機器の接続」という目的に特化した通信規格だけあって対応機器同士ならば煩わしい設定なしに簡単に接続できるのが最大の特徴。ゲーム機のコントローラーのように親機1台に対して複数の子機を接続することもできる。伝送速度は最新のVer2.0の場合最大で3Mbps。高ビットレートで容量が大きい音楽データや動画でもリアルタイムで伝送するのには十分な速度だ。
また低消費電力というのも特徴の1つ。送信電力は1メートル程度の近距離伝送なら1mW(ミリワット)と極めて低く、ノートPCや携帯電話など内蔵電源で稼動する機器にも適している。このほか、誤接続防止や盗聴防止のための認証機能とデータ暗号化機能も搭載する。近距離に限定した通信であっても、こうしたセキュリティを持つのは心強い。
02年ごろから本格的に普及し始め、今では携帯電話から家庭用ゲーム機やカーナビにまで搭載されている。セキュリティがしっかりしていることや低消費電力などのメリットがあり、なんといっても接続が簡単というのがBluetooth搭載機器が増えている最大の理由のようだ。
最後にWiiなどのゲーム機も持っていないし、Bluetoothでデータをやり取りするほど携帯電話もPCも使い込んでいないという人にオススメのBluetooth対応機器を紹介しよう。それはBluetooth搭載のキーボードとマウスだ。PC周りでからまってごちゃごちゃしているケーブルがなくなるので机がスッキリしてPCライフが快適になること請け合いだ。(フリージャーナリスト・市川昭彦<Aqui-Z>
■携帯電話にノートPC、カーナビまで意外に多い「Bluetooth」搭載機器
Bluetoothに触れる機会が多いのは、まずはなんといっても携帯電話だろう。最新の製品では、今やナビ機能やワンセグなどと並んで多くの機種に搭載されるようになっている。用途としては、携帯電話同士で電話帳のやり取りや、PCとスケジュールの同期など、さまざまなデータ転送で活躍する。さらにデータ転送だけでなく、Bluetooth対応のヘッドホンを使用すればコードレスで携帯電話に保存した音楽を聴くこともできる。またBluetooth搭載のヘッドセットなら、手軽にハンズフリー環境を実現することもでき、車を運転しながら通話もできるようになる。
次にPC周りだ。もちろんPC本体からマウス・キーボードといった周辺機器までBluetoothを搭載している機器は多い。特にモバイル系のノートPCで搭載率が高く、ノートPC同士の通信やPDAとの通信にも使用されている。Bluetooth搭載のキーボードやマウスは、ワイヤレスで接続するのでPC本体から離れた場所でも操作できるというメリットがある。Bluetooth非搭載のPCでもUSBで手軽に接続できるBluetoothアダプタが売られているのでそれを使えばOKだ。
そのほかにも意外なところでBluetoothが使われている。それは家庭用ゲーム機とカーナビだ。ソニーの家庭用ゲーム機「PLAYSTATION3(PS3)」や任天堂の「Wii」は本体とワイヤレスコントローラーの通信にBluetoothを利用している。Bluetoothには、親機1台に対して複数の子機を接続できるという機能があり、これを生かしてPS3ならば最大7個、Wiiは最大4個までのコントローラーを接続することができ、大人数での同時プレイが楽しめるのだ。
松下電器産業のカーナビ「Strada」シリーズもHDDナビの上位モデル「Fクラス」などでBluetoothを搭載する。別売のBluetoothユニットを使用してBluetooth搭載の携帯電話や携帯オーディオプレーヤーに収録した音楽を車載のスピーカーで再生が可能。たとえば音楽配信サイトから携帯電話にダウンロードしたばかりの楽曲でもすぐに車内で楽しめる。またカーナビで検索した施設に電話番号がある場合は携帯電話のハンズフリー機能を使ってワンタッチで電話をかけることもできる。
■そもそも「Bluetooth」って何モノ? 特徴は?
一言で言うならば「Bluetooth」とは、機器と機器をワイヤレスで接続するための通信規格の名称だ。1998年にエリクソン・東芝・ノキア・インテル・IBMの5社が中心になって提唱した規格で、2.4GHzの周波数帯を用いて最大10メートルの範囲で通信できる。
「機器と機器の接続」という目的に特化した通信規格だけあって対応機器同士ならば煩わしい設定なしに簡単に接続できるのが最大の特徴。ゲーム機のコントローラーのように親機1台に対して複数の子機を接続することもできる。伝送速度は最新のVer2.0の場合最大で3Mbps。高ビットレートで容量が大きい音楽データや動画でもリアルタイムで伝送するのには十分な速度だ。
また低消費電力というのも特徴の1つ。送信電力は1メートル程度の近距離伝送なら1mW(ミリワット)と極めて低く、ノートPCや携帯電話など内蔵電源で稼動する機器にも適している。このほか、誤接続防止や盗聴防止のための認証機能とデータ暗号化機能も搭載する。近距離に限定した通信であっても、こうしたセキュリティを持つのは心強い。
02年ごろから本格的に普及し始め、今では携帯電話から家庭用ゲーム機やカーナビにまで搭載されている。セキュリティがしっかりしていることや低消費電力などのメリットがあり、なんといっても接続が簡単というのがBluetooth搭載機器が増えている最大の理由のようだ。
最後にWiiなどのゲーム機も持っていないし、Bluetoothでデータをやり取りするほど携帯電話もPCも使い込んでいないという人にオススメのBluetooth対応機器を紹介しよう。それはBluetooth搭載のキーボードとマウスだ。PC周りでからまってごちゃごちゃしているケーブルがなくなるので机がスッキリしてPCライフが快適になること請け合いだ。(フリージャーナリスト・市川昭彦<Aqui-Z>