映画にデジカメ画像に音楽――デスクトップPCはAV機器だ
性能の向上が著しい最近のデスクトップPC。単にCPUやメモリなどの基本コンポーネントの性能だけでなく、液晶ディスプレイやテレビチューナーなどの機能も大きな進化を果たし、もはや家電AV機器に近い「総合マルチメディアプラットフォーム」とも呼ぶべき存在へと変化している。今回は、AV機能を中心に最新のデスクトップPCをみていこう。
■PCはツールから総合AV機器へ
ひと昔前は専門性が強く、ハイエンドモデルだけが備えていたAV機能も、いまではエントリモデルが当たり前のように搭載するようになった。デスクトップPCがAV機能を強化するようになったのは、DVD映画やインターネットの動画コンテンツ、楽曲サービスなど、マルチメディアコンテンツの普及と充実が背景にある。いまやデスクトップPCのスタンダードは、各種AV機能を盛り込んだマルチメディアモデルなのだ。重要となるAV機能のトレンドを解説していくことにしよう。
<チューナーはデジタル対応を選ぼう>
地デジ環境が整いつつあるいま、旧来の地上アナログチューナーを搭載するPCの割合は減少している。最近はエントリモデルでも地上デジタルチューナーを搭載する機種が増えている。いま購入するなら、地デジチューナー搭載モデルを選ぼう。予算に余裕があるなら、地上波デジタル+BS/CSデジタルチューナーを搭載するハイエンドモデルを選んでもいい。
<液晶はワイドタイプが主流>
AV機能をもつPCのほとんどは、ハイビジョンに対応した16:9のアスペクト比をもつワイド液晶を搭載する。ビジネス兼用のエントリモデルなどでアスペクト比が4:3のものも存在するが、主流は完全にワイド画面だと思っていい。コンパクトで持ち運び可能な15.4型から、使い勝手のよい17型、昨今主流となりつつある19/20型、そしてハイビジョン放送をフルスペックで表示できる37型の機種もある。
<新世代メディア対応モデルも登場>
基本はすべての記録型DVDメディアとCD-Rに対応した「DVDスーパーマルチ」が主流だ。まだハイエンドモデルに限られるが、記録型ブルーレイ(BD-R/RE)対応のマルチドライブ搭載モデルも登場している。大容量メディアがあれば、ハイビジョンコンテンツも余裕で保存できる。HD DVD対応ドライブを搭載したデスクトップPCはいまのところ発売されていない。
<基本はステレオスピーカー搭載>
サウンドに関しては、2スピーカーを搭載するモデルがほとんどだ。ハイエンドクラスには、2ウェイスピーカー+サブウーファというモデルがある。
<AV機器のように操作できるリモコン>
AV機能が向上するにつれ、多くのPCに、各種機能を操作するリモコンが付属するようになった。HDD・DVDレコーダーや液晶テレビなどと同じ感覚で操作できるので、とまどうことはまずないだろう。注目は、OSを起動せずにテレビやDVD、CD鑑賞ができるインスタント機能。PCをAV機器として使う場合、その有無で使い勝手が大きく変わってくる。
■AVPCはシーンを選ばず活躍する
<家の中のいろいろなところで使いたい―移動できるデスクトップPC>
「夕食の支度のとき、どうしても見たいテレビ番組がある」「リビングでのんびりと音楽を聴きたい」など、いろいろな場所で使いたい場合におすすめなのが、ワイド液晶を搭載した折りたたみタイプだ。本体とディスプレイ、キーボードが一体なので、簡単に持ち運びできる。サイズもコンパクトなので、使わないときにはすっきりと収納できる。
<AV機器を一台に統合したい― 一台で何役も>
液晶テレビや音楽コンポ、HDD・DVDレコーダーなどすべてのAV機器を一台に統合できたら……と思う方も多いだろう。そんな人には20型以上のワイド液晶を搭載したミドルクラスのモデルがおすすめだ。ポイントは、地デジチューナーと250GB以上のHDDを搭載していること。テレビとして楽しめるだけでなく、HDD・DVDレコーダーとして使用しても十分な録画容量をもつ。またキーボードがワイヤレスのタイプなら、テレビを見るときなどに収納できるので、違和感がない。
<大型ハイビジョンテレビとしても使いたい>
32型以上の大型テレビを購入しようと思っている人に、ぜひ追加候補として検討してもらいたいのが、超大型液晶搭載モデルだ。37型の液晶を搭載する富士通「FMV-DESKPOWER TX」や、32型の液晶を選べる、シャープ「インターネットAQUOS」などがある。「インターネットAQUOS」は液晶テレビ「AQUOS」をベースとしているので、完全に家電製品としてのフォルムをもち、とてもスタイリッシュ。いずれも「PCありき」ではなく、「大画面液晶ありき」というコンセプトで、リビングのテレビ台に設置してもまったく違和感がない。テレビとしての画質や機能も十分だ。
■PCはツールから総合AV機器へ
ひと昔前は専門性が強く、ハイエンドモデルだけが備えていたAV機能も、いまではエントリモデルが当たり前のように搭載するようになった。デスクトップPCがAV機能を強化するようになったのは、DVD映画やインターネットの動画コンテンツ、楽曲サービスなど、マルチメディアコンテンツの普及と充実が背景にある。いまやデスクトップPCのスタンダードは、各種AV機能を盛り込んだマルチメディアモデルなのだ。重要となるAV機能のトレンドを解説していくことにしよう。
<チューナーはデジタル対応を選ぼう>
地デジ環境が整いつつあるいま、旧来の地上アナログチューナーを搭載するPCの割合は減少している。最近はエントリモデルでも地上デジタルチューナーを搭載する機種が増えている。いま購入するなら、地デジチューナー搭載モデルを選ぼう。予算に余裕があるなら、地上波デジタル+BS/CSデジタルチューナーを搭載するハイエンドモデルを選んでもいい。
<液晶はワイドタイプが主流>
AV機能をもつPCのほとんどは、ハイビジョンに対応した16:9のアスペクト比をもつワイド液晶を搭載する。ビジネス兼用のエントリモデルなどでアスペクト比が4:3のものも存在するが、主流は完全にワイド画面だと思っていい。コンパクトで持ち運び可能な15.4型から、使い勝手のよい17型、昨今主流となりつつある19/20型、そしてハイビジョン放送をフルスペックで表示できる37型の機種もある。
<新世代メディア対応モデルも登場>
基本はすべての記録型DVDメディアとCD-Rに対応した「DVDスーパーマルチ」が主流だ。まだハイエンドモデルに限られるが、記録型ブルーレイ(BD-R/RE)対応のマルチドライブ搭載モデルも登場している。大容量メディアがあれば、ハイビジョンコンテンツも余裕で保存できる。HD DVD対応ドライブを搭載したデスクトップPCはいまのところ発売されていない。
<基本はステレオスピーカー搭載>
サウンドに関しては、2スピーカーを搭載するモデルがほとんどだ。ハイエンドクラスには、2ウェイスピーカー+サブウーファというモデルがある。
<AV機器のように操作できるリモコン>
AV機能が向上するにつれ、多くのPCに、各種機能を操作するリモコンが付属するようになった。HDD・DVDレコーダーや液晶テレビなどと同じ感覚で操作できるので、とまどうことはまずないだろう。注目は、OSを起動せずにテレビやDVD、CD鑑賞ができるインスタント機能。PCをAV機器として使う場合、その有無で使い勝手が大きく変わってくる。
■AVPCはシーンを選ばず活躍する
<家の中のいろいろなところで使いたい―移動できるデスクトップPC>
「夕食の支度のとき、どうしても見たいテレビ番組がある」「リビングでのんびりと音楽を聴きたい」など、いろいろな場所で使いたい場合におすすめなのが、ワイド液晶を搭載した折りたたみタイプだ。本体とディスプレイ、キーボードが一体なので、簡単に持ち運びできる。サイズもコンパクトなので、使わないときにはすっきりと収納できる。
<AV機器を一台に統合したい― 一台で何役も>
液晶テレビや音楽コンポ、HDD・DVDレコーダーなどすべてのAV機器を一台に統合できたら……と思う方も多いだろう。そんな人には20型以上のワイド液晶を搭載したミドルクラスのモデルがおすすめだ。ポイントは、地デジチューナーと250GB以上のHDDを搭載していること。テレビとして楽しめるだけでなく、HDD・DVDレコーダーとして使用しても十分な録画容量をもつ。またキーボードがワイヤレスのタイプなら、テレビを見るときなどに収納できるので、違和感がない。
<大型ハイビジョンテレビとしても使いたい>
32型以上の大型テレビを購入しようと思っている人に、ぜひ追加候補として検討してもらいたいのが、超大型液晶搭載モデルだ。37型の液晶を搭載する富士通「FMV-DESKPOWER TX」や、32型の液晶を選べる、シャープ「インターネットAQUOS」などがある。「インターネットAQUOS」は液晶テレビ「AQUOS」をベースとしているので、完全に家電製品としてのフォルムをもち、とてもスタイリッシュ。いずれも「PCありき」ではなく、「大画面液晶ありき」というコンセプトで、リビングのテレビ台に設置してもまったく違和感がない。テレビとしての画質や機能も十分だ。