コンパクトデジカメ 自分らしさを演出する個性派「カラーモデル」とは
ランキング20位からオシャレなカラーの4機種を紹介!
ところで、コンパクトデジカメで多くの人に選んでいるのはどんな機種とカラーなのだろうか?そこで「BCNランキング」の6月1-27日のコンパクトデジカメ機種別販売台数シェアから、3色以上のカラーバリエーションがある機種だけを対象に20位までピックアップした。
3色以上のカラーがある機種でも、「シルバー」が選ばれている場合が多いようだが、そのなかで、持った人の個性が光るようなカラーが用意されている機種を取り上げてみた
●松下電器産業「LUMIX FX30」の“センシュアルブラウン”
「ブラウン」というのは、ほかのコンパクトデジカメにはあまりない色だ。女性向けの色というと、赤やピンクを思い浮かべるが、「FX30」のブラウンもなかなシック。やさしい印象で高級感も感じさせる。ファンデーションなどのおしゃれな化粧品のケースにも通じる雰囲気を醸し出している。
「FX30」には「エクストラブラック」や「アーバンブルー」などのカラーがある。どちらもツヤを落としたマットな色調。3つのカラーともに光沢感を前面に押し出したデジカメが多いなかで、一線を画している色づかいだ。
●ソニー「Cyber-shot T20」の“ホワイト”
4色のカラーがある。カタログでは、「シルバー」と「ブラック」は男性向け、「ピンク」と「ホワイト」は女性向けのイメージとしている。そのなかでも「ホワイト」は上品でありながら遊び心を感じさせる。レンズ回りのシルバーカラーとのマッチングも実にいい感じの仕上がり。「白が好き!」という人には「T20」のホワイトは満足できるモデルだ。
●富士フイルム「FinePix Z5fd」の“ベビーピンク”
「Z5fd」の「ベビーピンク」は、この春に加わった新色だ。これで「Z5fd」はカラーバリエーションが4色になった。“ベビー”とわざわざ付けるだけあり、ショッキングピンクのような強烈な色ではなく、やさしく可愛らしいトーンのピンクが使われている。
ほかにも、「チョコブラウン」や「ラズベリーレッド」などのカラーがある。どちらもビビットな色づかいで、一般的な「茶」や「赤」とはひと味違う色合い。特に「ラズベリーレッド」は濃いピンクや赤が好きな人なら、きっと気に入るはずだ。
●カシオ計算機「EXILIM ZOOM EX-Z1050」の“ゴールド”
全5色をラインアップする「EX-Z1050」の中で注目カラーは「ゴールド」。品のあるシャンパンカラーで光沢があり、高級アクセサリーをイメージさせる色合いだ。レンズ周囲に施されたシルバーカラーとの相性もバツグン。個人的にも一番好きな1色だ。
もう1つ見逃せないのが「ブルー」。「青」というよりも「紫」に近いイメージのカラーで、個性的な色で人とは違う自分らしさを出したいという人には十分検討に値する「青」だ。
まだまだある、カラーやデザインが光る個性派モデル
最後に、20位までにはランキング入りしていないが、個性的な色やユニークなデザインが使われているコンパクトデジカメも紹介しよう。
●オリンパス「μ770SW」の“ディープブルー”
水中10m防水が特徴の同機だけに、深い海の色を想起させる、藍色を溶かし込んだような、静かで深遠な「青」だ。海に持って行くコンパクトデジカメを選ぶのなら、このディープブルーは絶対に見逃せないだろう。ほかにも「ダークシルバー」「モカブラウン」がある。この2色も「μ770SW」の使用が想定される水中や雪山で美しく映えるだろうカラーに仕上がっている。
●キヤノン「IXY DIGITAL L4」の“トワイライトセピア”
アクセサリーのようなコンパクトデジカメのコンセプトを守り続けている「IXY DIGITAL L4」。カラーバリエーションは全4色で、やわらかな光沢感がある、アクセサリーをイメージしたな色づかいを追求している。
なかでも「トワイライトセピア」は、深いブラウンと、ゴールドメッキ処理されたツートンカラーが印象的で、都会のたそがれ時を感じさせる。ちょっと気取った夜のパーティーにも持って行きたくなるような機種だ。
●ペンタックス「Optio M30」の“ネイビー”
「ネイビー」というカラーはコンパクトデジカメではあまり聞かないが、「Optio M30」の「ネイビー」は、紺よりもさらに黒に近い「青」だ。やや光沢を抑えたマット調で、飽きのこない色に仕上げている。ほかにも「ワインレッド」「シルバー」がラインアップされている。
●リコー「GR DIGITAL」の“一周年記念モデル”
広角28mm単焦点レンズを搭載し、画質とボディバランスの良さから、プロカメラマンも絶賛する高級コンパクトデジカメ「GR DIGITAL」。その発売一周年を記念して、全世界で1000台限定生産されたのが、このカメラだ。本体のベースカラーは青空と雲、前面レンズ脇と上部、起動時の画面表示に、イラストレーターの寺田克也氏の手による天使のイラストが描かれている。
フィルムカメラを含めて、ここまで思い切ったデザインを採用したカメラは見当たらない。2006年11月の発売で、すでに完売したと思われるが、運が良ければ新品や中古で手に入れることができるだろう。