Windows Vista、アップグレードの裏ワザ、狙うはWindowsのDSP版
<strong>――キャンペーン期間前に買ったPCが対象になるキャンペーンを見つけた!</strong><br /><br /> 07年1月30日、いよいよ次期OS「Windows Vista」が発売される。これにともなって、10月26日-07年3月15日の期間中にWindows XP搭載PCを購入した場合は、割安な価格でWindows Vistaにアップグレードできる乗り換えキャンペーン「今ならどちらも安心アップグレード プログラム」が実施されている。今PCを買っても安心して次のOSが楽しめるワ
――キャンペーン期間前に買ったPCが対象になるキャンペーンを見つけた!
07年1月30日、いよいよ次期OS「Windows Vista」が発売される。これにともなって、10月26日-07年3月15日の期間中にWindows XP搭載PCを購入した場合は、割安な価格でWindows Vistaにアップグレードできる乗り換えキャンペーン「今ならどちらも安心アップグレード プログラム」が実施されている。今PCを買っても安心して次のOSが楽しめるワケだ。しかし、では、10月26日以前に購入したユーザーはどうなるのか? 実はPCメーカーによっては、キャンペーン期間以前に購入した場合でも格安で乗り換えられる「裏ワザ」が使えるのだ。
●Vistaのアップグレードクーポン付きDSP版のWindows XPを狙え!
ヒントは、WindowsのDSP版。つまり、メモリやHDDなどのPCパーツとセットで販売されているWindowsだ。現在のDSP版はWindowsはXPだが、ハードウエアにバンドルされた状態で販売され、通常のWindows XPのパッケージ商品と一緒に買うよりもはるかに安い価格が設定されている。
キャンペーン対象外であっても、安くWindows Vistaにアップグレードする「裏ワザ」とは、このDSP版を上手に活用した方法だ。一言で言うなら、Windows Vistaへのアップグレードクーポンが付いたDSP版付きのセットを狙う、というもの。
例えば、キャンペーン期間以前に購入したPCに、現在Windows XPのHome Editionがインストールされているとしよう。Windows Vistaに乗り換えるために少しメモリを増設したい。その際、DSP版のWindows XP Media Center EditionがバンドルされたメモリをPCメーカーから購入すれば、キャンペーン期間内に新たにWindows XPを購入したことになる。そして、キャンペーンを活用して、安くWindows Vistaにアップグレードする……これが大まかな流れだ。いずれにしてもメモリなどの増設は必要なコストだし、この方法であれば、アップグレードの通常版パッケージの購入価格と比較して、トータルのコストが安くすむというわけだ。
現在この裏ワザが使えるPCメーカーは何社かあるようだが、その一例として今回はソーテック、Kouziro、レノボの3社を取り上げ、実際にどんなかたちでアップグレードクーポン付きDSP版入手できるか見てみよう。
●アップグレードに必要な費用は、送料などの実費で各社数千円レベル
ソーテックは同社のデスクトップPC、ノートPCで、10月26日より前にPCを購入したユーザー向けに、「Windows Vista プレミアム先取りパック」を用意している。これは増設用のメモリにDSP版Windows XP Media Center Edition 2005をバンドルした製品で、アップグレードに必要なドライバなども入手できる。モデルによってそのセット料金は異なるが、16,000円?34,000円でこのパックを購入。その後、マイクロソフトの優待アップグレードでWindows Vista Home Premiumに乗り換えられるというわけだ。ちなみに、優待アップグレードにかかる費用は4800円。
一方Kouziroが提供する「Windows Vista プレミアム先取りパック」は、CPUやメモリ、マザーボード、HDDなど、各増設用ハードウエアに、DSP版Windows XP Media Center Edition 2005をバンドルしたもの。一番安価な内蔵FDドライブとのパックなら、16,800円で購入でき、Windows Vista Home Premium へ安くアップグレードができる。もちろん対象は、キャンペーン期間よりも前に同社のPCを購入したユーザーだ。アップグレードの手数料は約3000円。
またレノボでは、10月26日よりも前に同社で PCを購入した人を対象に、「Windows Vista アップグレードクーポン付オプション」を販売している。その内容はメモリなどにアップグレードクーポン付きDSP版Windows XP Professionalをセット販売し、Windows Vista Businessへの優待アップグレードを利用できるというもの。DVDドライブやHDDなど、購入したPCのスペックに合わせた製品キットが用意されている。例えば「ThinkPad」の1GBメモリのオプションを選べば、通常のメモリの価格プラス3000円強で、メモリと優待アップグレード付きDSP版Windows XP Professionalを購入できる。
●PCを購入したメーカーで対象モデルをチェックしよう!
こうしたアップグレードクーポン付きDSP版セットを購入する場合は、まず、自分の機種がその対象になっているかを確認することが重要だ。これはサービスを提供している各社のホームページで必ず確認しよう。また、購入期間や優待アップグレード申し込みの期間も限定されているので注意が必要だ。
アップグレードクーポン付きDSP版は、メモリなどのパーツとセットになっているので、単体では購入できない。PC本体を購入したメーカーでしか対応できず、すべてのユーザーが利用できるというわけではないなどの制限も多い。また、今使っているPCに新しくDSP版Windowsをインストールする必要があり、手間がかかるのも事実だ。しかし、できるだけ安くWindows Vistaにアップグレードしたいなら、この方法も充分検討の余地はあると言える。
いまのところ、このアップグレードクーポン付きDSP版セットの販売をしていないメーカーも、これからサービスを開始する可能性はある。興味のある人は、自分がPCを購入したメーカーのホームページで、こまめに情報をチェックしておこう。(フリーライター・石川コウシ)
――キャンペーン期間前に買ったPCが対象になるキャンペーンを見つけた!
07年1月30日、いよいよ次期OS「Windows Vista」が発売される。これにともなって、10月26日-07年3月15日の期間中にWindows XP搭載PCを購入した場合は、割安な価格でWindows Vistaにアップグレードできる乗り換えキャンペーン「今ならどちらも安心アップグレード プログラム」が実施されている。今PCを買っても安心して次のOSが楽しめるワケだ。しかし、では、10月26日以前に購入したユーザーはどうなるのか? 実はPCメーカーによっては、キャンペーン期間以前に購入した場合でも格安で乗り換えられる「裏ワザ」が使えるのだ。
●Vistaのアップグレードクーポン付きDSP版のWindows XPを狙え!
ヒントは、WindowsのDSP版。つまり、メモリやHDDなどのPCパーツとセットで販売されているWindowsだ。現在のDSP版はWindowsはXPだが、ハードウエアにバンドルされた状態で販売され、通常のWindows XPのパッケージ商品と一緒に買うよりもはるかに安い価格が設定されている。
キャンペーン対象外であっても、安くWindows Vistaにアップグレードする「裏ワザ」とは、このDSP版を上手に活用した方法だ。一言で言うなら、Windows Vistaへのアップグレードクーポンが付いたDSP版付きのセットを狙う、というもの。
例えば、キャンペーン期間以前に購入したPCに、現在Windows XPのHome Editionがインストールされているとしよう。Windows Vistaに乗り換えるために少しメモリを増設したい。その際、DSP版のWindows XP Media Center EditionがバンドルされたメモリをPCメーカーから購入すれば、キャンペーン期間内に新たにWindows XPを購入したことになる。そして、キャンペーンを活用して、安くWindows Vistaにアップグレードする……これが大まかな流れだ。いずれにしてもメモリなどの増設は必要なコストだし、この方法であれば、アップグレードの通常版パッケージの購入価格と比較して、トータルのコストが安くすむというわけだ。
現在この裏ワザが使えるPCメーカーは何社かあるようだが、その一例として今回はソーテック、Kouziro、レノボの3社を取り上げ、実際にどんなかたちでアップグレードクーポン付きDSP版入手できるか見てみよう。
●アップグレードに必要な費用は、送料などの実費で各社数千円レベル
ソーテックは同社のデスクトップPC、ノートPCで、10月26日より前にPCを購入したユーザー向けに、「Windows Vista プレミアム先取りパック」を用意している。これは増設用のメモリにDSP版Windows XP Media Center Edition 2005をバンドルした製品で、アップグレードに必要なドライバなども入手できる。モデルによってそのセット料金は異なるが、16,000円?34,000円でこのパックを購入。その後、マイクロソフトの優待アップグレードでWindows Vista Home Premiumに乗り換えられるというわけだ。ちなみに、優待アップグレードにかかる費用は4800円。
一方Kouziroが提供する「Windows Vista プレミアム先取りパック」は、CPUやメモリ、マザーボード、HDDなど、各増設用ハードウエアに、DSP版Windows XP Media Center Edition 2005をバンドルしたもの。一番安価な内蔵FDドライブとのパックなら、16,800円で購入でき、Windows Vista Home Premium へ安くアップグレードができる。もちろん対象は、キャンペーン期間よりも前に同社のPCを購入したユーザーだ。アップグレードの手数料は約3000円。
またレノボでは、10月26日よりも前に同社で PCを購入した人を対象に、「Windows Vista アップグレードクーポン付オプション」を販売している。その内容はメモリなどにアップグレードクーポン付きDSP版Windows XP Professionalをセット販売し、Windows Vista Businessへの優待アップグレードを利用できるというもの。DVDドライブやHDDなど、購入したPCのスペックに合わせた製品キットが用意されている。例えば「ThinkPad」の1GBメモリのオプションを選べば、通常のメモリの価格プラス3000円強で、メモリと優待アップグレード付きDSP版Windows XP Professionalを購入できる。
●PCを購入したメーカーで対象モデルをチェックしよう!
こうしたアップグレードクーポン付きDSP版セットを購入する場合は、まず、自分の機種がその対象になっているかを確認することが重要だ。これはサービスを提供している各社のホームページで必ず確認しよう。また、購入期間や優待アップグレード申し込みの期間も限定されているので注意が必要だ。
アップグレードクーポン付きDSP版は、メモリなどのパーツとセットになっているので、単体では購入できない。PC本体を購入したメーカーでしか対応できず、すべてのユーザーが利用できるというわけではないなどの制限も多い。また、今使っているPCに新しくDSP版Windowsをインストールする必要があり、手間がかかるのも事実だ。しかし、できるだけ安くWindows Vistaにアップグレードしたいなら、この方法も充分検討の余地はあると言える。
いまのところ、このアップグレードクーポン付きDSP版セットの販売をしていないメーカーも、これからサービスを開始する可能性はある。興味のある人は、自分がPCを購入したメーカーのホームページで、こまめに情報をチェックしておこう。(フリーライター・石川コウシ)