2014年度 奥田喜久男の千人回峰
株式会社BCN
構成・文/Spoon
週刊BCN 2014年12月22日号 vol.1560掲載
心に響いたあの「人(ひと)こと」
千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、本連載を続けています。今年も、たくさんの方にご協力いただきました。心に響いた「人こと」を切り取って、2014年を振り返りたいと思います。
すぐれた中学生に夢と期待感を込めて
高橋文男
Fumio Takahashi
ITジュニア育成交流協会
理事長
真木 明
Akira Maki
ITジュニア育成交流協会
理事
『週刊BCN』vol.1512(1/6) 『週刊BCN』vol.1513(1/13)
ものをつくっているからダメ。ものをつくって「はい、どうぞ」ではお客様に伝わらない
阪本実雄
Jitsuo Sakamoto
シャープ
健康・環境システム事業本部副本部長
兼 商品革新センター所長
『週刊BCN』vol.1514(1/20) 『週刊BCN』vol.1515(1/27)
『青空文庫』は名前がいい。青空は見渡す限りどこまでも続くから
王 敏
Wang Min
法政大学
国際日本学研究所 教授
『週刊BCN』vol.1516(2/3) 『週刊BCN』vol.1517(2/10)
ものづくりはおもしろい。それを次世代に伝えるための大人の条件として
解良喜久雄
Kikuo Kaira
ゴルフ場用品株式会社
常務取締役
技術本部長
『週刊BCN』vol.1518(2/17) 『週刊BCN』vol.1519(2/24)
ウェブですべてが完結する未来を信じていたかつての自分を形容して
江渡浩一郎
Koichiro Eto
産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長/メディアアーティスト
『週刊BCN』vol.1522(3/17) 『週刊BCN』vol.1523(3/24)
間接販売はせず、お客様に直接提供する方針は何があっても変えない
田中啓一
Keiichi Tanaka
日本事務器
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1524(3/31) 『週刊BCN』vol.1525(4/7)
お客様を怒らせてしまった過去の過ちを忘れないために、ずっと持ち歩いていた
杉山大二郎
Daijiro Sugiyama
作家
『週刊BCN』vol.1526(4/14) 『週刊BCN』vol.1527(4/21)
還暦を迎えたときの決意。定年退職で仕事をやめてしまうのはもったいない
浦 聖治
Kiyoharu Ura
クオリティ
代表取締役
『週刊BCN』vol.1528(4/28) 『週刊BCN』vol.1529(5/5・12)
セールスよりも、顧客の問題解決を重視
河田光央
Mitsuo Kawata
パナソニックシステムネットワークス
システムソリューションズジャパンカンパニー
法務グループ 情報セキュリティチーム チームリーダー
藤井宏之
Hiroyuki Fujii
パナソニックシステムネットワークス
システムソリューションズジャパンカンパニー
情報システムグループ ICT戦略企画チーム 参事
『週刊BCN』vol.1530(5/19) 『週刊BCN』vol.1531(5/26)
一人ひとりのていねいな解体作業が、ボルト1本までのリサイクルを実現する
松山保夫
Yasuo Matsuyama
イー・アール・ジャパン
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1532(6/2) 『週刊BCN』vol.1533(6/9)
人間の寿命が延びた分、実年齢に70%をかけたものを自分の年齢としている
キム・ヨンテ
Youngtae Kim(Y.T Kim)
韓国ソフトウェア世界化研究院
理事長
『週刊BCN』vol.1534(6/16) 『週刊BCN』vol.1535(6/23)
「プログラミングができる人」の理想的なイメージ。プログラマが活躍する会社にする
青野慶久
Yoshihisa Aono
サイボウズ
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1536(6/30) 『週刊BCN』vol.1537(7/7)
バブルが弾けて仕事が半分に。そのとき熊野古道を自分の作品として撮ると決心した
森 武史
Takeshi Mori
写真家
『週刊BCN』vol.1538(7/14) 『週刊BCN』vol.1539(7/21)
地道な努力が突然報われる瞬間がある。成長は不連続で階段状にやってくる
窪田 良
Ryo Kubota
アキュセラ
会長・社長兼CEO
『週刊BCN』vol.1540(7/28) 『週刊BCN』vol.1541(8/4)
「ありがとう」と口に出して感謝することを訓練するために毎日歩いた道に命名
和田成史
Shigefumi Wada
オービックビジネスコンサルタント
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1542(8/11・18) 『週刊BCN』vol.1543(8/25)
師匠のやり方から離れ、自分の色を出していく。守っていたら師匠に追いつけない
吉原國家
Kuniie Yoshihara
刀匠
『週刊BCN』vol.1544(9/1) 『週刊BCN』vol.1545(9/8)
自分より優秀な生徒はいっぱいいたが、負けずにやってきた高校時代を思い出して
小池淳義
Atsuyoshi Koike
サンディスク 代表取締役社長/工学博士
サンディスクコーポレーション
シニアバイスプレジデント
東京大学非常勤講師
『週刊BCN』vol.1546(9/15) 『週刊BCN』vol.1547(9/22)
ソフトウェア開発は日本人向きとして、
日本のソフトウェア業界にエール
阿部 淳
Jun Abe
日立製作所
理事 社会イノベーション・プロジェクト本部
ソリューション・ビジネス推進本部長
『週刊BCN』vol.1548(9/29) 『週刊BCN』vol.1549(10/6)
これが社風。テクニカハウス(湯島オフィス)の最上階にはバーを用意
松下和雄
Kazuo Matsushita
オーディオテクニカ
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1550(10/13) 『週刊BCN』vol.1551(10/20)
営業のモチベーションは給料の高さにあるかという問いに対して
福家一哲
Kazunori Fuke
ライカカメラジャパン
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1552(10/27) 『週刊BCN』vol.1553(11/3)
日系企業の感謝の気持ちに弁護士を選んでよかったと実感している
王 穏
Wang Wen
開澤法律事務所
パートナー弁護士
『週刊BCN』vol.1554(11/10) 『週刊BCN』vol.1555(11/17)
フレームビルダーの楽しさは、設計から何から全部自分でできるところ
宮田有花
Yuka Miyata
岩井商会オーダーフレーム部
チーフビルダー
『週刊BCN』vol.1556(11/24) 『週刊BCN』vol.1557(12/1)
開発中の海中ロボットが潜航するときはわが子を送り出す親の気持ちになる
中谷武志
Takeshi Nakatani
独立行政法人海洋研究開発機構
海洋工学センター
海洋技術開発部探査機技術グループ
技術研究員 工学博士
『週刊BCN』vol.1558(12/8) 『週刊BCN』vol.1559(12/15)
【注】登場していただいた方々の肩書きは取材当時のものです。
千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、本連載を続けています。今年も、たくさんの方にご協力いただきました。心に響いた「人こと」を切り取って、2014年を振り返りたいと思います。
1月
驚異ですね
すぐれた中学生に夢と期待感を込めて
高橋文男
Fumio Takahashi
ITジュニア育成交流協会
理事長
真木 明
Akira Maki
ITジュニア育成交流協会
理事
『週刊BCN』vol.1512(1/6) 『週刊BCN』vol.1513(1/13)
心をつくる
ものをつくっているからダメ。ものをつくって「はい、どうぞ」ではお客様に伝わらない
阪本実雄
Jitsuo Sakamoto
シャープ
健康・環境システム事業本部副本部長
兼 商品革新センター所長
『週刊BCN』vol.1514(1/20) 『週刊BCN』vol.1515(1/27)
2月
境界がありません
『青空文庫』は名前がいい。青空は見渡す限りどこまでも続くから
王 敏
Wang Min
法政大学
国際日本学研究所 教授
『週刊BCN』vol.1516(2/3) 『週刊BCN』vol.1517(2/10)
かっこよくないと
ものづくりはおもしろい。それを次世代に伝えるための大人の条件として
解良喜久雄
Kikuo Kaira
ゴルフ場用品株式会社
常務取締役
技術本部長
『週刊BCN』vol.1518(2/17) 『週刊BCN』vol.1519(2/24)
3月
両足を突っ込んでいた
ウェブですべてが完結する未来を信じていたかつての自分を形容して
江渡浩一郎
Koichiro Eto
産業技術総合研究所主任研究員/ニコニコ学会β実行委員長/メディアアーティスト
『週刊BCN』vol.1522(3/17) 『週刊BCN』vol.1523(3/24)
ラストワンマイルだけは
間接販売はせず、お客様に直接提供する方針は何があっても変えない
田中啓一
Keiichi Tanaka
日本事務器
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1524(3/31) 『週刊BCN』vol.1525(4/7)
4月
破られた名刺をパウチ
お客様を怒らせてしまった過去の過ちを忘れないために、ずっと持ち歩いていた
杉山大二郎
Daijiro Sugiyama
作家
『週刊BCN』vol.1526(4/14) 『週刊BCN』vol.1527(4/21)
5月
もう一度還暦を迎える
還暦を迎えたときの決意。定年退職で仕事をやめてしまうのはもったいない
浦 聖治
Kiyoharu Ura
クオリティ
代表取締役
『週刊BCN』vol.1528(4/28) 『週刊BCN』vol.1529(5/5・12)
情報交換の場ですね
セールスよりも、顧客の問題解決を重視
河田光央
Mitsuo Kawata
パナソニックシステムネットワークス
システムソリューションズジャパンカンパニー
法務グループ 情報セキュリティチーム チームリーダー
藤井宏之
Hiroyuki Fujii
パナソニックシステムネットワークス
システムソリューションズジャパンカンパニー
情報システムグループ ICT戦略企画チーム 参事
『週刊BCN』vol.1530(5/19) 『週刊BCN』vol.1531(5/26)
6月
手作業が基本です
一人ひとりのていねいな解体作業が、ボルト1本までのリサイクルを実現する
松山保夫
Yasuo Matsuyama
イー・アール・ジャパン
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1532(6/2) 『週刊BCN』vol.1533(6/9)
56歳だと思っている
人間の寿命が延びた分、実年齢に70%をかけたものを自分の年齢としている
キム・ヨンテ
Youngtae Kim(Y.T Kim)
韓国ソフトウェア世界化研究院
理事長
『週刊BCN』vol.1534(6/16) 『週刊BCN』vol.1535(6/23)
7月
カッコよくモテる
「プログラミングができる人」の理想的なイメージ。プログラマが活躍する会社にする
青野慶久
Yoshihisa Aono
サイボウズ
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1536(6/30) 『週刊BCN』vol.1537(7/7)
暇こそ財産
バブルが弾けて仕事が半分に。そのとき熊野古道を自分の作品として撮ると決心した
森 武史
Takeshi Mori
写真家
『週刊BCN』vol.1538(7/14) 『週刊BCN』vol.1539(7/21)
8月
クリティカルマスに到達
地道な努力が突然報われる瞬間がある。成長は不連続で階段状にやってくる
窪田 良
Ryo Kubota
アキュセラ
会長・社長兼CEO
『週刊BCN』vol.1540(7/28) 『週刊BCN』vol.1541(8/4)
ありがとう小径
「ありがとう」と口に出して感謝することを訓練するために毎日歩いた道に命名
和田成史
Shigefumi Wada
オービックビジネスコンサルタント
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1542(8/11・18) 『週刊BCN』vol.1543(8/25)
9月
離れたり破ったり
師匠のやり方から離れ、自分の色を出していく。守っていたら師匠に追いつけない
吉原國家
Kuniie Yoshihara
刀匠
『週刊BCN』vol.1544(9/1) 『週刊BCN』vol.1545(9/8)
図々しさがあったから
自分より優秀な生徒はいっぱいいたが、負けずにやってきた高校時代を思い出して
小池淳義
Atsuyoshi Koike
サンディスク 代表取締役社長/工学博士
サンディスクコーポレーション
シニアバイスプレジデント
東京大学非常勤講師
『週刊BCN』vol.1546(9/15) 『週刊BCN』vol.1547(9/22)
10月
“頑張りしろ”がある
ソフトウェア開発は日本人向きとして、
日本のソフトウェア業界にエール
阿部 淳
Jun Abe
日立製作所
理事 社会イノベーション・プロジェクト本部
ソリューション・ビジネス推進本部長
『週刊BCN』vol.1548(9/29) 『週刊BCN』vol.1549(10/6)
会議の後は御酒
これが社風。テクニカハウス(湯島オフィス)の最上階にはバーを用意
松下和雄
Kazuo Matsushita
オーディオテクニカ
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1550(10/13) 『週刊BCN』vol.1551(10/20)
11月
むしろプライド
営業のモチベーションは給料の高さにあるかという問いに対して
福家一哲
Kazunori Fuke
ライカカメラジャパン
代表取締役社長
『週刊BCN』vol.1552(10/27) 『週刊BCN』vol.1553(11/3)
なによりの報酬ですね
日系企業の感謝の気持ちに弁護士を選んでよかったと実感している
王 穏
Wang Wen
開澤法律事務所
パートナー弁護士
『週刊BCN』vol.1554(11/10) 『週刊BCN』vol.1555(11/17)
12月
一から十までやりたい
フレームビルダーの楽しさは、設計から何から全部自分でできるところ
宮田有花
Yuka Miyata
岩井商会オーダーフレーム部
チーフビルダー
『週刊BCN』vol.1556(11/24) 『週刊BCN』vol.1557(12/1)
初めてのおつかい
開発中の海中ロボットが潜航するときはわが子を送り出す親の気持ちになる
中谷武志
Takeshi Nakatani
独立行政法人海洋研究開発機構
海洋工学センター
海洋技術開発部探査機技術グループ
技術研究員 工学博士
『週刊BCN』vol.1558(12/8) 『週刊BCN』vol.1559(12/15)
【注】登場していただいた方々の肩書きは取材当時のものです。
epilogue
90分で対談と撮影を終えて、席を立つ。対談の会場を後にして、思わず「あ~、おいしかったねぇ」と言いながら、千人回峰の取材クルーが顔を見合わせる。皆が満足そうにうなずく。今日は分厚いステーキだった。和風の中華料理、キムチ味のときもあった。毎回、味が違う。何と贅沢な時間なのだろう。対談の日程を調整する人、対談をする私(奥田喜久男)、原稿を書く人、撮影する人、それをデザインする人。そして、対談を受けてもらった主役の人たちが一体になって『千人回峰』はできあがっている。ある時、気がついた。すべての人が対等目線であることだ。それは人に対してだけでなく、自分に対してもなのだ。2014年の皆さんに感謝しながら、来年の新たな出会いにワクワクしています。(直)