2017年総集編 

千人回峰(対談連載)

2017/12/25 00:00

人には物語がある。

構成・文/奥田喜久男

週刊BCN 2017年12月18・25日付 vol.1707掲載

心に響く人生の匠たち

 「千人回峰」というタイトルは、比叡山の峰々を千日かけて駆け巡り、悟りを開く天台宗の荒行「千日回峰」から拝借したものです。千人の方々とお会いして、その哲学・行動の深淵に触れたいと願い、この連載を続けています。

 「人ありて我あり」は、私の座右の銘です。人は夢と希望がある限り、前に進むことができると考えています。中学生の頃から私を捕らえて放さないテーマ「人とはなんぞや」を掲げながら「千人回峰」に臨み、千通りの「人とはなんぞや」がみえたとき、「人ありて我あり」の「人」が私のなかでさらに昇華されるのではないか、と考えています。
 
奥田喜久男(週刊BCN 創刊編集長)
 
感動は物語を生み、人は共鳴する。
そして、さまざまな示唆を得る。
今年も物語を紡げただろうか。
人生を織りなす縦糸、横糸。
一本一本紡げただろうか。
“千人”の回峰は“千”の物語を生む。


175人目
日立製作所 大みか事業所
上級監督者・工師
木村和弘

「日立のものづくりの最高峰」
連綿と続く技と企業文化を後輩に伝え、会社に恩返しをする。
『週刊BCN』vol.1659(1/2)  『週刊BCN』vol.1660(1/9)


176人目
セールスフォース・ドットコム
セールスフォース・インダストリー本部
金融プロジェクト担当アドバイザー
富永 新

「FinTech、飛びつく前にクラウドを」
レガシーシステムからブロックチェーンへと金融ITの先端をいく。
『週刊BCN』vol.1661(1/16)  『週刊BCN』vol.1662(1/23)

177人目
ピー・シー・エー
専務取締役営業本部長
折登泰樹

「大阪時代に身についた商売のコツ」
営業のトップは会社の屋台骨、経営者を支えるプロフェッショナル。
『週刊BCN』vol.1663(1/30)  『週刊BCN』vol.1664(2/6)


178人目
『地球交響曲』
ガイアシンフォニー
映画監督
龍村 仁

「京セラの稲盛さんが観にきてくれた」
地球は一つの生命体。地球交響曲ガイアで世に問い続ける。
『週刊BCN』vol.1665(2/13)  『週刊BCN』vol.1666(2/20)

179人目
メッツソフトウェア
代表取締役会長
野口アキラ

「利益が出たら少し残し、あとは社員に還元」
喫茶店で社員と話し込むコミュニケーションで家庭的な会社運営。
『週刊BCN』vol.1667(2/27)  『週刊BCN』vol.1668(3/6)


180人目
サンマリノ共和国
特命全権大使
駐日外交団長
マンリオ・カデロ(Manlio Cadelo)

「日本の歴史をもっと世界に誇っていい」
昔はリラックスしてスローライフだった。現代は少しロボティズム。
『週刊BCN』vol.1669(3/13)  『週刊BCN』vol.1670(3/20)

181人目
ウォッチエングレーバー
金川恵治

「一番好きなことだから仕事にする」
創る時計は世界に一つ。地道な修練の日々を積み重ねていく。

『週刊BCN』vol.1671(3/27)  『週刊BCN』vol.1672(4/3)


182人目
JBCCホールディングス
代表取締役社長
山田隆司

「変化に対応し、会社の中身を変えていく」
ターミナル駅の複雑な線路は、事業構造に通じるものがある。
『週刊BCN』vol.1673(4/10)  『週刊BCN』vol.1674(4/17)


183人目
エム・エス・シー
代表取締役社長
宗廣宗三

「メーカーから特許侵害訴訟、80回出廷し勝利」
戦いの日々で髪が真っ白に、裁判で勝って真っ黒にもどった。
『週刊BCN』vol.1675(4/24・5/1)  『週刊BCN』vol.1676(5/8)


184人目
アライズイノベーション
代表取締役社長CEO
岩澤 仁

「サッカーもITもスピードとコミュニケーション」
ボールを集められる人が一流、これはビジネスにも通じる。
『週刊BCN』vol.1677(5/15)  『週刊BCN』vol.1678(5/22)


185人目
hapi-robo st
代表取締役社長
富田直美

「人の能力を引き出すロボットづくりを目指す」
世界のなかの日本という位置づけでビジネスに取り組む。
『週刊BCN』vol.1679(5/29)  『週刊BCN』vol.1680(6/5)


186人目
コーレル
会長
堺 和夫

「英語はインターナショナルランゲージ、それが現実」
得意の分野に英語をプラスすれば、大きく世界は広がる。
『週刊BCN』vol.1681(6/12)  『週刊BCN』vol.1682(6/19)


187人目
長屋茶房天真庵
庵主
野村栄一

「21世紀の寺子屋カフェは千客万来、大賑わい」
世の中は大きな曲がり角、こういう時に新芸術が生まれる。
『週刊BCN』vol.1683(6/26)  『週刊BCN』vol.1684(7/3)


188人目
東京工業高等専門学校
情報工学科教授 博士(工学)
松林勝志

「子どもたちにものづくりの手を休ませてはいけない」
つくりたいものがすぐにつくれる環境が尖った学生を育てる。
『週刊BCN』vol.1685(7/10)  『週刊BCN』vol.1686(7/17)


189人目
ヴァル研究所
代表取締役
太田信夫

「めざすは頼りにされる明るい会社」
自分たちの仕事が世の中に貢献しているということを伝える。
『週刊BCN』vol.1687(7/24)  『週刊BCN』vol.1688(7/31)


190人目
シーピーユー
代表取締役
宮川昌江

「うちは本当にリーマンさまさまなんですよ」
採用したら家族の一人と思い、大切にし育てていきたい。
『週刊BCN』vol.1689(8/7・14)  『週刊BCN』vol.1690(8/21)


191人目
ASUS JAPAN
代表取締役社長
エミリー・ルー

「よい製品、よいチャネル、そして、よい社員」
一人ではできない、目標やミッションをシェアできる仲間が必要。
『週刊BCN』vol.1691(8/28)  『週刊BCN』vol.1692(9/4)


192人目
ベーシック
代表取締役
奥田克彦

「社員に会社をわかってもらわないといけない」
存続するためにビジネスドメインや構造を変化しなければならない。
『週刊BCN』vol.1693(9/11)  『週刊BCN』vol.1694(9/18)


193人目
富士通マーケティング 経営戦略本部
コーポレートコミュニケーション統括部
広報部(写真左から)
村上典子さん、宮崎紀子さん、
石井奈緒子さん、荒田予理子部長

「忙しければ忙しいほど紙は読んでもらえる」
紙は可読性や携帯性だけでなく、置いてあるだけでも効果がある。
『週刊BCN』vol.1695(9/25)
『週刊BCN』vol.1696(10/2)


194人目
ワンダフルフライ
代表取締役社長
平田雅子

「仕事もバランス、人間関係もキャッシュフローもバランス」
渡る世間はいい人ばかり、たくさんの方に助けていただいた。
『週刊BCN』vol.1697(10/9)  『週刊BCN』vol.1698(10/16)


195人目
中国・山東大学ソフトウェア学院
副院長 教授
石 冰(Shi Bing)

「山東省の済南を広い中国の窓にしたい」
日中の学生の交流をはかり、切磋琢磨しお互いの人材育成をしたい。
『週刊BCN』vol.1699(10/23)  『週刊BCN』vol.1700(10/30)


196人目
和佐保加工
代表取締役会長
尾内治良

「やさしさがないとあんなソフトはつくれない」
ヴァル研「ファラオ」、開発者の島村イズムは生き続けている。
『週刊BCN』vol.1701(11/6)  『週刊BCN』vol.1702(11/13)


197人目
HAT
代表取締役
南 壽郎

「越境ECに挑む中小企業のお手伝いをしたい」
国内企業がアウトバウンドに乗り出す際の転ばぬ先の杖になる。
『週刊BCN』vol.1703(11/20)  『週刊BCN』vol.1704(11/27)


198人目
富士通エフサス 代表取締役社長
富士通アメリカンフットボール部
富士通フロンティアーズ顧問
濱場正明

「トラブルに直面してもチーム力で解決する」
現場に行き先頭に立ち、背中で皆を引っ張らなくてはならない。
『週刊BCN』vol.1705(12/4)  『週刊BCN』vol.1706(12/11)


【注】登場していただいた方々の肩書きは取材当時のものです。