手嶋　健康・美容・癒し商品を開発するお手伝いをしています。

　女性を対象にしたリラクゼーションサロン「和風癒所」を運営しているフューストという会社があるんですが、そこなどと協力しまして、女性は今、どんな商品を求めているか、試供品を使ってもらって、どんな反応を示すかなどを調査しています。女性はシビアですから、いいサンプリングデータが集まるんですよ。

リアルタイムでレストラン予約ができる「オープンテーブル」

　奥田　オープンテーブルという会社は？

　手嶋　今、私が一番力を入れているのが、この事業の立ち上げです。レストランの予約をリアルタイムで行えるようにします。アメリカでは広く普及しており、6000店が利用しているといわれます。

　私もアメリカに出かけた時利用してみたんですが、本当にうまくできている。たとえば夜7時に予約を取りたいと思ってオープンテーブルのサイトにアクセスすると、予約可能のお店の一覧がでたり、目当ての店は決まっているのだが7時は詰まっているとしたら、6時半あるいは8時ならこんな席が取れますよ、と答えてくるんです。

　ハードとソフトをレストランに貸すようにしますので、レストランとしては少ない初期投資でお客様に喜んでもらえるようになります。顧客管理とリンクさせてお客様のプロファイリングが貯まっていきますと、ワイン好きの人に対しては「こんな赤ワインが入りました」などと、お店のほうから働きかけることもできるようになります。

　アメリカで、利用者やレストランのオーナーに聞きますと、10人が10人とも絶賛してました。DTPが登場した時「こんな便利なツールがあったのか」と騒がれましたが、あれと同じ雰囲気を感じてます。すでに20店ほどが参加を表明してくださっていますが、4年間で1500店の参加を目指します。いいレストランを探すならオープンテーブルという時代が必ず来ますよ。

　奥田　頑張ってください。私もせっせと利用させてもらいますから。